「Gmailセキュリティって本当に安全なの?」「2段階認証ってどういう風にするの?やった方がいい?」このような疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、Gmailセキュリティに不安がある人に向け、セキュリティ面を飛躍的に強化させる2段階認証の設定方法や2段階認証以外のセキュリティ強化方法、そもそもGmailのセキュリティが安全だといえる3つの理由を紹介します。
Gmailのセキュリティ設定は自分のためだけでなく、連絡を取り合っている他者の情報を守るためにも欠かせません。難しい設定はないため、これを機にぜひ設定へと進んでみてください。
Gmailで2段階認証をすればセキュリティ面が万全に
Gmailで2段階認証をすれば、セキュリティ面の安全性はより万全を期すことができるでしょう。2段階認証を設定することで、ログインの際、メールアドレスとパスワードに加え、「確認コード」での認証が求められ、入力しない限りログインできません。
確認コードは、SMSのテキストメッセージ、もしくは音声通話で受け取ることが可能です。テキストメッセージと音声通話の他にも、Google認証システムのアプリを利用することで、端末上でコードを生成することもできます。
以下では、2段階認証の設定方法を紹介することに加えて、上手く2段階認証ができなかった場合の対処法も解説していきますので、まだ設定をしていない人は参考にしてください。
2段階認証の設定方法
まず、2段階認証を設定するためには、スマホの電話番号もしくはメールアドレスが必要になります。電話番号かメールアドレスをお持ちの人は、下記の設定方法へと進んでください。
- Googleのトップページより「Google アカウント」をクリック
- 「セキュリティ」をクリック
- 「Google による本人確認の方法」をクリック
- 電話番号またはメールアドレスを登録
上記の操作を行うことで、2段階認証の設定ができます。簡単な操作でできるため、時間がある時に設定しておきましょう。
2段階認証が上手くできない時の対処法
2段階認証がうまくできない場合は、下記の対処法を参考にしてみてください。
- スマホがインターネットに接続されているかを確認する
- 登録した電話番号、またはメールアドレスが正しいかを確認する
上記を確認したけれど2段階認証ができない場合は、一度スマホを再起動してみるとよいでしょう。
Gmailのセキュリティを更にUPさせる方法
2段階認証はセキュリティ対策にとても有効な手段ですが、更にGmailのセキュリティをアップさせる方法についてご説明しましょう。主に4つの方法があります。
- 安全性の低いアプリのアクセスをOFFにする
- Chromeの拡張機能を見直す
- 安全性の高いパスワードを設定する
- Gmailアプリを更新する
それぞれ詳しく解説していきますので、まだ行っていない方法がある人は、ぜひセキュリティ強化の参考にしてください。
安全性の低いアプリのアクセスをOFFに
「Google アカウント」にログインして、「安全性の低いアプリのアクセス」のタブをオフにしておくと、Gmailのセキュリティ面がさらに強化されます。アプリを複数インストールしている人は、ぜひ一度チェックをしてみてください。
Chromeの拡張機能を見直す
「Google Chrome」を利用している人は、拡張機能を見直してみましょう。拡張機能をつけすぎると、セキュリティ面が脆弱になったり、動作が重くなったりといったデメリットがあります。1度不要な拡張機能がないかを確認してください。セキュリティのためにも、動作環境を快適にするためにも、拡張機能は必要最低限にしておくことをおすすめします。
安全性の高いパスワードを設定する
安全性の高いパスワードを設定することで、Gmail セキュリティの強度を上げられます。基本的に、Google から推奨されるパスワードを使っておくと、より一層セキュリティが強固になるでしょう。また、パスワードを保管する際は、なるべく PC上で管理をしないことも大切です。
もし、外部からの攻撃を受けた場合、PC上にパスワードを保存していると流出してしまう可能性があります。パスワードの保管場所や方法には十分注意してください。
Gmailアプリを更新する
Gmail アプリを更新すると、最新のセキュリティにアップデートされることがあります。Googleもセキュリティ面にはかなり配慮しているため、アップデートの通知が来たら早めに対応するようにしましょう。
Gmailのセキュリティは本当に安全?
「Gmail のセキュリティって本当に安全なの?」と、ITモラルの高い人であればあるほど心配になりますが、結論から言うと、Gmail のセキュリティは3つの理由から、安全性はかなり高いといえます。3つの理由について詳しく解説していきます。
暗号化でユーザーのプライバシーを保護
Gmail のセキュリティはデータを暗号化することで、プライバシーを徹底的に保護しています。たとえば、動画の共有、メールの送信などといったデータをGoogleでは、 「HTTPS」「Transport Layer Security」などといった高度な暗号化技術で何層にもわたって保護しています。
ユーザーのデータは政府も干渉できない
Gmailを含め、ユーザーが持つデータは政府でさえも干渉することができません。 Google に本社を置くアメリカはもちろん、政府のどのような機関であってもユーザー情報に直接アクセスすることはできないのです。法執行機関からユーザーデータの開示を求められることもありますが、その際はリクエストを厳正に審査し、アクセスを拒否する場合もあるほど。
また、開示を求められた場合も、ユーザーに安心感を持ってもらえるよう、透明性のあるレポートを開示しています。
365日24時間体制でデータを保護している
Googleは、365日24時間体制でデータを保護しています。データの保護は、世界で最も安全性が高いと言われている「クラウドインフラストラクチャ」を利用・運営しています。クラウドインフラストラクチャとは、クラウドコンピューティングを提供する「ハードウェア要素」「ソフトウェア要素」の集合体です。要素の組み分けを行うことで、セキュリティ面がより盤石になります。
また、ユーザーデータの安全性をより高めるべく複数のデータセンターでデータを管理しているので、災害などの緊急時に万が一データが破損してしまった場合でも、他のデータセンターよりスムーズに利用することが可能です。
最後に
そもそも、Gmailセキュリティ面の安全性は高いのです。しかし、IT化が進む昨今、どのようなところから、どのようなサイバー攻撃を受けるかは誰にも予想ができません。そのため、 Gmailセキュリティの強化は能動的に行った方がよいものだといえます。その際、2段階認証はセキュリティ面をかなり強固なものにしてくれるでしょう。
しかし、2段階認証はデバイスを持つ本人にしか設定することができません。まだ2段階認証を行っていないという人は、これを機にぜひ設定してみてください。