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フルスクラッチとは?フルスクラッチ開発のメリットとデメリット

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公開日: 2021.05.31
更新日: 2021.07.13

Webサイト制作には複数の方法があります。フルスクラッチとは、ゼロからオーダーメイドでWebサイトを作る方法です。本記事では、フルスクラッチ開発の概要について解説するとともに、メリットおよびデメリットについて紹介します。

目次
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フルスクラッチとはオーダーメイドで開発すること

フルスクラッチとは、既存パッケージを使用せずに、ゼロから自社向けのWebサイトをオーダーメイドで開発することです。開発するのに時間とコストはかかりますが、独自サービスに合ったオリジナルサイトを構築できます。

Webサイト制作の種類

Webサイト制作にはいくつかの方法があります。具体的には、ASPサービス、オープンソース型、フルスクラッチ型の3種類。

ASPサービスはすでにサイトが構築されており、契約することですぐに利用できるサービスで、開発は不要です。また、オープンソース型は無料で配布されているパッケージを用いることで、効率よくサイトの構築が可能。最後にフルスクラッチ型ですが、既存のパッケージを一切使用せずに、ゼロからサイトを構築することをいいます。

フルスクラッチの手順

フルスクラッチではゼロからサイトを構築するため、ASPサービスやオープンソース型に比べると、その分手順が複雑になります。具体的には以下のプロセスに沿って、最初に必要な機能を洗い出し、要件を少しずつ固め、手戻りがないように開発を進めましょう。

  1. 要件定義
    基本機能を洗い出し、どのように実現するかを具体的に要件定義書に落とし込みます。サイトの開発者へ要件が伝わるように、認識漏れがないように、打ち合わせをしながら仕様書にまとめしょう。 

  2. 設計
    要件定義書を基に、画面や機能などを設計書に落とし込みます。設計書では各シーンにおける画面、機能、動作などについて細かく記載。開発に入る前に、画面のデザイン、画面の遷移・動作、機能など詳細を詰めていきましょう。

  3. 開発
    完成した設計書を基に、プログラムを作り、実際に動作するサイトを開発していきます。サンプルを作りながら、サイトのレビューを繰り返し、認識がずれていないか調整が必要です。

  4. テスト
    開発が終わると、設計書どおりに問題なく動作するかのチェックを行います。本番での動作を想定し、機能に問題がないか、不具合がないかの最終確認をしましょう。作成したテスト項目通りに動作するのか、他システムとの連携は問題ないかなど細かくチェックします。

  5. 運用
    実際にサイトをリリースして、運用していて問題ないか、不具合がないかなどを確認します。運用して問題がある、ユーザーにとって不要な機能であるなどの問題を整理して、次期開発で修正しましょう。

フルスクラッチの特徴

「スクラッチ」にはゼロから、最初からという意味があります。そして、「フルスクラッチ」とは、既存のシステムやパッケージを使用せずに、ゼロから完全にオーダーメイドのシステムやサイトを構築することです。

ゼロから開発するので、コストも時間もかかりますが、自由度の高い完全にオリジナルなサイトを開発できます。資金や時間に余裕があり、既存パッケージではどうしても再現できない機能がある場合、フルスクラッチ開発を採用してください。そのため、採用する例は少ないといえるでしょう。

フルスクラッチの制作期間と費用

ASPサービスを利用すれば、用意されたデザインをベースにするため制作期間は短くなり、導入コストも10万円程度で済みます。ところが、フルスクラッチではゼロから開発していくため、制作期間が非常に長く、数ヶ月〜1年単位でかかることが多いでしょう。

費用についてもゼロから開発するということ、作り終えてから改修するということで、非常に高額になります。

フルスクラッチのメリットとデメリット

フルスクラッチのメリットには「自由度が高い」「独自性が高い」「機能を追加できる」の3つがあります。一方、デメリットは「コストがかかる」「開発期間が長い」「高い技術力が必要」の3つです。以下で詳しく解説します。

3つのメリット

まずは、3つのメリットについて見てみましょう。

  • 自由度が高い

ゼロから開発するため、既存パッケージやシステムでは実現できなかった機能などが実装できます。自社システムとの連携、特殊な機能などがある場合、完全にオリジナルで作るため柔軟に開発できるでしょう。

  • 独自性が高い

ゼロから開発するため、他社サービスや既存パッケージにはない機能やデザインなど、理想のシステムやサイトを追求できます。

  • 機能を追加できる

フルスクラッチは一度リリースして終わりではなく、長期的に運用しながら、必要な機能があれば追加できることがメリットです。顧客のニーズが変化すると、既存の機能では満足できないこともあります。

また、バグやエラー、法律の改正などにより、修正しなければならない箇所がでてくることも。フルスクラッチは長期的に改修していく前提で開発されていることが多いため、そういった際に柔軟に対応できます。

3つのデメリット

続いて、3つのデメリットについて見てみましょう。

  • コストがかかる

ゼロから開発するため、ASPサービスに比べると莫大な費用が必要です。予算がそこまでかけられず、フルスクラッチでは開発できないということもよくあります。 

  • 開発期間が長い

ASPサービスは契約すると、即日利用できるものもあるのに対し、フルスクラッチでは開発期間は最低でも数ヶ月、長ければ数年程度かかると考えてよいでしょう。すぐにサービスをリリースしなくてはならない状況であれば、フルスクラッチ開発では間に合いません。

最近はスピード感を持ったサービスが多くリリースされるため、フルスクラッチでは他社に後れを取ってしまう恐れがあります。

  • 高い技術力が必要

フルスクラッチ開発ではコストやメンテナンスを考え、開発を内製化する場合が多いです。また、顧客のニーズは常に変化していくので、定期的に開発し、柔軟にシステムやサイトを変更しなくてはなりません。

他システムとの連携や新しい機能を実装するなど、あらゆる開発に対応できる人材を確保しておく必要があるでしょう。

最後に

今回はWebサイト制作の種類、フルスクラッチの概要とメリット・デメリットについて紹介しました。

フルスクラッチはゼロから開発するため、既存パッケージにはない機能やデザインなどを細かく作り込めますが、その分費用や時間もかかります。自社サイトの開発目的や用途に合わせ、独自で特殊な機能を盛り込む場合、フルスクラッチを検討してみましょう。