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会社経営とは?倒産のリスクを避けて経営を成功させるポイント

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公開日: 2021.05.15
更新日: 2021.06.16

会社経営とは、会社を長く存続させることです。倒産のリスクを回避して、会社を成長させることを目的とします。

本記事では、生き残るための会社経営について考察し、経営が破綻する原因を説明しましょう。さらに、安定して経営を続けるための対策についても紹介します。

目次
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会社経営とは?

「会社経営」と一口に言っても、会社組織の形態や運営のスタイルは会社ごとに異なります。そのような違いを前提に、会社経営とはどのような意味なのか見ていきましょう。

事業を継続させること

会社経営のスタイルは会社ごとに異なりますが、経営を維持して成長させるという点ではどの会社も同じです。その意味で、会社経営とは事業を継続させることといえるでしょう。

事業を継続させるためには、顧客のニーズに応えて売上を確保し、収益を安定的に生み出していかなければなりません。そのため、会社経営とは、黒字経営を維持しながら成長し続けることと定義できます

生き残る会社の割合

毎年多くの会社が生まれていますが、そのすべてが会社経営を存続できるわけではありません。中小企業庁によると、5年後まで存続している中小企業の割合は約8割、15年後には約6割の会社しか生き残らないというデータが示されています。このような数字を見ると、会社経営とは倒産のリスクを避けて生き残ることともいえるでしょう。

参考:中小企業庁「第3章 中小企業・小規模事業者の新陳代謝

赤字でも倒産しない理由

生き残る会社経営について考えた場合、黒字経営が必須です。とはいえ、赤字経営が必ずしも倒産に結びつくわけではありません。赤字経営であっても経営を維持している会社はたくさんあります。

赤字でも倒産しないのは、「現金資産が多い」「担保になる資産があり、銀行から融資を受けられる」「増資により資金調達ができる」といった理由があげられるでしょう。しかし、赤字は倒産のリスクがあることに変わりはありません。赤字経営を解消していく努力は必要です。

黒字でも倒産する場合

黒字経営だから倒産しないという保証はありません。実際に黒字倒産しているケースは多く見られます。東京商工リサーチが2019年に調査した倒産企業のデータによると、赤字で倒産した企業の割合は57.2%です。倒産した企業のうち、約4割は黒字で倒産したということになります。

黒字とは収入が支出より大きく、利益が出ている状態です。このように会計上は黒字であっても、外部へ支払うための現金が足りない場合は支払不能に陥ります。その結果、黒字倒産となってしまうのです。

例えば、仕入代金の支払い期限が1ヶ月後で売上の入金が2ヶ月先だとします。1ヶ月後の会社に現金がなく融資も受けられないときは、支払不能になってしまうでしょう。高い売上をあげていて会計上は黒字であっても、倒産状態に陥ってしまいます。

参考:東京商工リサーチ『2019年「倒産企業の財務データ分析」調査

会社経営が破綻する5つの原因

会社経営を継続できず、破綻してしまう原因は様々です。原因を知ることで、それを避ける対策も立てやすくなります。ここでは、特に多い倒産原因を紹介しましょう。 

1.販売不振

倒産の原因として最も多いのが「販売不振」で、約7割を占めます。売上が減少し、資金繰りが難しくなる状態です。販売不振に陥る要因はいろいろありますが、主に「競合他社の出現」「風評被害による売上低下」などがあげられます。このような事情が起こることを想定し、早めに対策を立てなければなりません。

売上がゆっくり減少する場合は経営状況を見ながら早い段階で対策を取ること可能ですが、急激に起こるケースでは、迅速な事業の見直しも必要になるでしょう。

2.業績悪化の積み重ね

販売不振に次いで多いのが、長期的な業績悪化を積み重ねた結果の倒産です。「既往(きおう)のしわ寄せ」とも呼ばれています。少しずつ悪化している経営状況に気づかず、対策を行わないまま破綻するというケースです。普段から経営状況を把握し、僅かな業績の悪化も見逃さないようにしなければなりません。

3.放漫経営

放漫経営は、十分な調査や準備を行わずに事業展開した結果、経営が悪化して倒産するというケースです。経営者に経営能力がない、会社を私物化しているといった原因で起こります。ワンマン経営の会社に陥りやすい状況といえるでしょう。

会社経営が順調な場合は表に現れにくく、業績が悪化すると表面化して倒産になる傾向があります。業績が良い場合ほど、問題がないかよく考えた経営を行うことが大切です。

4.連鎖倒産

連鎖倒産は、売上の多くが特定の取引先に依存している場合に起こりやすくなります。依存している取引先の倒産に影響を受け、経営を維持できなくなるのです。特定の取引先に依存すること自体が経営リスクであるため、取引先を増やすなどリスクの分散に努めなければなりません。

5.資本が少ない

資本が少ないことも倒産の原因になります。現在の会社法では1円でも会社設立ができるため、少ない自己資本の会社も少なくありません。

しかし、自己資本は会社経営を支えるために大切であり、資金回収できない場合など不測の事態に備えて十分な蓄えが必要です。過小資本による倒産を避けるためには、業績が良いときに内部留保を行うなど資本を増やすように努めるのがよいでしょう。

会社経営を安定させる5つの対策

倒産のリスクを回避するためには、その原因を踏まえて有効な対策を立てる必要があります。ここでは、会社経営を安定させる対策を紹介しましょう。

1.売上アップの戦略を立てる

倒産原因の7割を占める販売不振に陥らないためには、売上アップの戦略を立てなければなりません。売上が減少する原因を見極め、その具体的な対策を講じます

消費者のニーズに対応できていない場合は市場調査を行い、ニーズに合わせた商品やサービスの開発などが必要になるでしょう。競合他社の出現による売上の低下であれば、自社製品の魅力を高める戦略が必要になります。

2.財務管理を怠らない

僅かな業績悪化を見逃さないよう、日々の財務管理は怠らないようにしましょう。経営の状態は損益計算書や貸借対照表で確認します。

前年の同月比や前期比などを定期的に確認し、経営の動きや課題を把握してください。経営計画と実績に開きがある場合は、その原因もしっかりチェックしておきましょう。

3.ワンマン経営から脱却する

放漫経営の原因の多くはワンマン経営です。ワンマン経営は迅速な意思決定を行えるなどメリットもありますが、ずさんな管理体制や本業以外への出費などで放漫経営につながる可能性が高くなります。ワンマン意識を捨てて社員の自主性を育てるなど、ワンマン経営からの脱却を考える必要があるでしょう。

4.経営リスクを分散させる

あらゆる経営リスクを想定し、分散させることも重要です。連鎖倒産を避けるためには、販売先や仕入先を限定せず、幅を広げる必要があるでしょう。

日々の資金繰りを見直すなど、財務リスクへの備えも大切です。労務災害や事故などのリスク、コンプライアンスや従業員のマネジメントといったリスクも想定しながら、対策を立てなければなりません。

5.無駄な出費は抑える

会社の成長には事業への投資も必要ですが、できるだけ無駄な出費は抑えるようにしましょう。会社経営ではいつどのようなことが起こるかわからず、業績が悪化した場合に備えた資金の蓄えは重要です。

最後に

会社経営は、良好な経営状態を維持しながら会社を長く存続させることです。会社設立後、長い年月の間に生き残れる会社は限られます。会社経営が破綻する原因を知り、早めに経営を安定させるための対策をとるようにしましょう。