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ブレインストーミングとは?ミーティングでの活用方法やルールを解説

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公開日: 2021.03.23
更新日: 2021.03.23

「ブレインストーミング」とは、よりたくさんのアイデアを出すための会議手法です。実際にどのように行うものなのでしょうか?この記事では、ブレインストーミングとは何か、活用方法やルール、気を付けるべきポイントなどを解説していきます。

目次
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ブレインストーミング、ブレストとは何か

まずは、ブレインストーミングとはどんなものかからチェックしていきましょう。

ミーティングなどで使われる手法のひとつ

ブレインストーミングとは1950年代から始まった会議手法です。たくさんのアイデアを生み出すことを目的として、ミーティングなどで使われています。なお、ブレインストーミングを省略して「ブレスト」と呼ばれることも。

基本的に複数人集まって行うため「集団発想法」とも言います。これは複数人によって多くの意見を出し合い、さらに他の人の意見を聞くことによる影響を受けて、新しいアイデアも生まれるという好循環を目指した手法です。自分だけでは煮詰まってしまったときにも、この手法を使うことで効率的に発想の幅を広げられます。

ブレインストーミングのやり方

ブレインストーミングは、原則として10名以下で実施するミーティング手法です。あまり人数が多くなりすぎても、一人ひとりが発言しにくくなってしまうと逆効果になるため注意しましょう。まずはそのミーティングで何について話し合うのか、議題を決めます。

その決められた議題に対し、それぞれの意見を述べ合うのです。実際のミーティングは進行役を決めて行います。しばらくは複数人でたくさんの意見を出し合い、その後アイデアをまとめるという流れです。

ブレインストーミングを一人で行う場合

ブレインストーミングは会議手法として生まれたものです。そのため、グループで実施することが多いですが、一人で行うこともできます。その場合には考えついたアイデアを、内容の精査をしないままとにかく全てメモや付箋に書き出すようにしましょう。

書いた内容を後から確認できるため、たくさんのアイデアを出しつつ冷静な視点で見返せるようになります。アイデアを関連する内容ごとに後から分類しやすく、また、頭の中だけで考えるよりも、書き出してすっきりできるためおすすめです。ミーティングを行うまでもない場合でも一人で手軽に実施してみましょう。

ブレインストーミングで用意するもの

ブレインストーミングで用意するものは、ホワイトボードや付箋、筆記用具などです。ホワイトボードを使って、複数人で出し合ったのがどんな意見であったかのかを目視できるようにしておきます。さらに付箋や筆記用具を使って、後からまとめやすくするのです。

ブレインストーミングではアイデアを出し合う時間に制限を付けるため、時間を確認できるものも用意しておきましょう。

ブレインストーミングで重要な4つのルール

ブレインストーミングを成功させるために、守るべき4つのルールがあります。そのルールとは「批判をしないこと」「アイデアを組み合わせること」「量を重視すること」「自由に発言できること」。これらのルールについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.批判はせず、結論を出さないこと

ブレインストーミングはたくさんの意見を出し合うことが目的になっている会議手法です。一つひとつの意見に対して「それは無理だ」などと口を出してしまうと、話が進まなくなりたくさんのアイデアを聞けなくなってしまいます。また、批判的な反応を恐れると、考えついたままの意見は言えなくなるでしょう。

批判されにくそうな無難な内容しか言えなくなっては意味がありません。結論はアイデアを出し合った後にまとめるものであるため、その場で意見しないようにしましょう。

2.アイデアを組み合わせること

たくさんのアイデアを出した後は、それぞれを組み合わせて更にいいものへと昇華させます。今までに出た内容を合わせると、問題解決に役立てられることも多いです。どのように活用するかは効果的なミーティングであったかの重要なポイントになります。

そのため、せっかく出た内容をそのままにせず、うまく活用しましょう。

3.アイデアは量を重視すること

ブレインストーミングでは、アイデアの質にこだわりません。いい発想だけを言おうとすると、何か考えがあってもまずは自分の頭の中で実現可能かを考えてから話すようになってしまうのです。しかし、それでは発言が減ってしまい、ブレインストーミングで重要な「アイデアの組み合わせ」がしにくくなってしまいます。

質よりもたくさんのひらめきが出ることを重視して、思いついた内容を出してみましょう。

4.自由に発言できるようにすること

ブレインストーミングでは「無難なアイデア」よりも「ユニークなもの」を求めています。通常なら「そんなことができるわけない」と笑われてしまうような発想が、他のアイデアと組み合わせることで難局を突破するための秘策になる場合があるのです。そのため、突拍子もない意見でも気軽に発言できるような環境であるかどうかが、成功に関わる重要なポイントになります。

「アイデアを否定しない」というルールを徹底するのはもちろんです。それに加えて、どんな意見でも歓迎していること、変わった意見でもいいことを参加者にしっかりと伝えておきましょう。

ブレインストーミングで気を付ける5つのポイント

ブレインストーミングを実際に行うにあたって、気を付けるべきポイントが5つあります。どういったポイントに注意すると、ブレインストーミングを成功させてたくさんのアイデアを出せるのかをチェックしていきましょう。

1.進行役を決めて脱線し過ぎを防止する

ブレインストーミングは、複数人がそれぞれ思いついたアイデアを出し合うものです。そのため、たくさんのアイデアを出そうとしてみんなが話すことで、ついつい話が脱線しやすくなってしまいます。そうならないために、始めからミーティングを取り仕切る進行役(ファシリテーター)を決めておくようにしましょう。

進行役がいることで、脱線し過ぎにならないように予防できます。ただし、ブレインストーミングは自由な意見を尊重し、歓迎するものです。「話が今回の議題から離れている」と思った場合にも、批判的に言うことなくなるべく自然に話を戻しましょう。

また、同じ人ばかりが話すといった状況になってしまい、意見が言えていない人がいる場合にも、話を振るようにします。

2.全員が見える位置にアイデアを書く

ブレインストーミングでは10人以下の複数人で集まって意見を言い合うため、前に話したアイデアを覚えていられないものです。どんな内容だったか覚えていないと、アイデアから影響を受けて新しい発想をすることもできません。今までに出したアイデアをきちんと活かすためにも、全員が見える位置にアイデアを書くようにしましょう。

具体的には、目立つ場所にホワイトボードを置いて、書記役になった人がどんどん書いていきます。

3.制限時間を決めておく

全員から多くのアイデアを出してもらうというのがブレインストーミングの特徴。そのため、気を付けておかないと決めておいた時間を大幅に過ぎてしまった、ということになりやすいです。ブレインストーミングでは、皆からアイデアを出してもらう時間と、その後アイデアをまとめて内容の整理をしたり実現可能かどうかを話し合ったりする時間があります。

ずっとアイデアのまとめをしないまま話し続けても、生産性のないものになりかねません。また、時間制限を付けることで議論により集中して、頭を働かせられるというメリットもあります。

4.有意義な時間にできるよう参加者を選ぶ

内容が充実したブレインストーミングをするためには、参加する人を選ぶ時点から気を付けておくべきです。偏った人選にしてしまうと、様々な視点から考えられた幅広いアイデアを集めることができません。また、同じような考えの人ばかりでは、刺激が少なく新しい発想が出てきにくくなります。

さらに問題なのが、参加者の中で明らかな上下関係ができてしまうことです。あまりに偉い役職の人がいると、その人に気を使って他の意見が出しづらくなってしまいます。これらを気を付けて、参加する人を選ぶようにしましょう。

5.意見を出しやすい内容を設定する

ブレインストーミングでは、ミーティングの議題として意見を出しやすい内容を設定する事も重要です。解釈の仕方次第で答えが変わってしまうような議題では、ブレインストーミングの効果が薄れてしまいます。人によって解釈が違うような議題で意見がぐちゃぐちゃにならないよう、議題の内容はなるべく詳細まで決めておきましょう

例えば「たくさん売るためにはどうすればいいか」が議題だとします。これでは「短期的にわかりやすく、今月の売り上げを伸ばしたいのか」「長期間にわたって効果があるように売り上げを伸ばしたいのか」がわかりません。また、「全社トータルでの売り上げか」「この店舗だけの売り上げか」など、様々な考える余地が残っています。

余分な部分に頭を働かせなくてもいいよう、議題の作り方には注意しましょう。

ブレインストーミングで活用できるKJ法とは

ブレインストーミングでは、たくさんのアイデアを出し合った後の「組み合わせて上手に活用する」部分もとても重要なポイントです。この「アイデアの中からうまくまとめる」という段階で活用されている方法のひとつに、KJ法があります。KJ法とは、大きな視点から今までに出たアイデアを考え直して、新たな発想を見つけることです。

アイデアを整理してグループ化し、論理的な観点からまとめていきます。この時に付箋などを使っていると便利です。付箋や小さいカードなどにアイデアを書き、グループごとにまとめて、見出しを付けて図解で表したり文章にしたりと整理すると、アイデアを忘れることなく、課題が理解しやすくなります。

最後に

今回は、ブレインストーミングとはどんなものかを解説しました。ミーティングで活用するとたくさんのアイデアを出し合えるブレインストーミングですが、うまく行わないとその効果がきちんと出せない場合もあります。メリットを十分に引き出すためには、結論を出そうとしないこと、自由に話せる環境づくりに気を使うことなどが重要です。

この記事で紹介した押さえておくべきルールや気を付けるポイントを確認し、効果的なブレインストーミングを実施しましょう。