メンタリングとは?コーチングとの違いと進め方の3ステップを解説

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「メンタリングとコーチングの違いって何?」

「メンタリングはどんな手順で導入すればいいの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、メンタリングの導入をお考えの担当者さんに向け、下記を解説していきます。

  • メンタリングとコーチングの違い
  • 企業に関連したメンタリングの種類
  • メンタリングを導入する3ステップ

本記事を読むことで、メンタリングの意味と、活用することの意義を理解することができます。メンタリングを導入し、企業価値と人材育成の最大化を図りましょう。

目次
目次

メンタリングとは?

メンタリングとは、アメリカで誕生した人材育成方法のひとつです。メンタリングは、1対1の関係を指しており、指導する人がメンター、指導される側の人をメンティーと呼びます。

なお、メンターの役割は一方的にメンティーを指導することではありません。メンティー側から意見をもらうことや、双方向なやり取りを行う中でメンティーに気づきを与えることが大きな役割なのです。

コーチングとの違いとは?

メンタリングとコーチングの違いは、 メンターが指導する内容にあります。メンタリングではメンターがメンティーの人生や企業人生という大きな枠組みにおける問題解決や目標達成のために対話を重ね、気付きを与えます。

一方のコーチングでは指導する人(コーチ)と指導される人(クライアント)に分かれ、各個人という小さな枠組みの中で特定の業務における課題の解決や目標達成のために方策を提示します。クライアントが達成したい目標に対して具体的な方策を提示し、指導を行うのがコーチングなのです。

企業と関連性が高いメンタリングを紹介

メンタリングを行うことには様々な意味合いがあります。以下にて、企業と関連性の高いメンタリングについて見ていきましょう。

メンター制度で人材の成長を促す

メンター制度ではまず、新入社員などに対し、年齢が近い若手社員をメンターにつけます。その上で、メンティーが「業務の指導」「メンタル面のケア」などを相談できる存在を配置することをメンター制度と呼ぶのが一般的です。

メンターが定期的にコミュニケーションをとることで、メンティーの不安を解消したり、人としての成長を促したりします。

定期的なコミュニケーションとは、たとえば、仕事の進捗を3日に1回程のペースでヒアリングし、「仕事面のアドバイス」「精神面なフォロー」などを行うことです。

リバース・メンタリングで能力UP

リバース・メンタリングとは、メンターとメンティーの立場が逆転した制度です。

たとえば、 ITスキルを持った若手社員が、シニア層の社員に対して、パソコンやシステムの使い方などを指導します。

一般的に、「メンティーがスキルを習得するまで技術面、精神面のサポートを行う」という認識でOKです。

メンタリング・マネジメントで生産性UP

メンタリング・マネジメントとは、先ほど紹介したメンタリングを制度として企業に導入し、組織力や生産性をUPさせることです。メンタリングにより、社員が持つ可能性を引き出し、促進させることを第一の目的としています。

最近では、若手社員が活躍している企業で導入が進んでおり、仕組み化に成功している企業も多いです。

メンタリングを導入するまでに行うべき3ステップ

メンタリングの導入と進め方は下記の3ステップで行います。

  1. メンティーの準備を行う
  2. メンターの準備を行う
  3. メンタリングの運用ルールを決める

以下では、それぞれのステップついて詳しく解説していきます。

1.メンティー側に主体性を持ってもらう

はじめに、メンティー側にさせるべき準備について解説していきます。

最初に準備を行う理由は、「メンティーが主体性を持つこと」がメンタリング成功の絶対条件になるためです。

具体的には、メンティーに「どのような事を相談したいのか」「現状どのような課題があるのか」などの整理をさせます。

また、メンティーに対してメンターを配置する目的を説明することも大切な要素です。

2.メンター側の意識や目的などを説明する

メンター側にさせるべき準備とは、以下のような作業を指します。

  • メンター制度について分かりやすく説明する
  • メンター制度をなぜ導入するかなどの目的を説明する
  • メンター制度を導入した後の着地地点を説明する

特に重要となるのは、メンター制度の説明です。メンター制度における主役はメンティーですから、双方向なコミュニケーションが大事であることをしっかりと説明しておきましょう。

3.メンタリングの運用ルールを決める

最後にメンタリングの運用ルールを決めます。

運用ルールとは、メンタリングを導入するために必要となるルールです。

最低でも下記についてのルールは明確にしておきましょう。双方にとって納得できるルールを策定することが大切です。

  • メンタリングの最終目的
  • メンティーのフィードバック回数や時期
  • どのツールを介してコミュニケーションをとるか

最後に

メンタリングを企業経営に導入すると、「人材育成の促進」「企業価値の最大化」など、さまざまなメリットが得られるでしょう。

本記事でも紹介しました通り、メンタリングには「リバース・メンタリング」「メンター制度」などさまざまな種類があります。どのメンタリングを企業に導入するかは、目的や企業規模によって異なるため、 事前にリサーチを進めておくなどして、万全な準備を整えておくことが大切です。

企業に合ったメンタリングを導入し、人材と企業の価値を最大化させていきましょう。

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