世界でも数少ないグローバル企業とは?求める人材と3つのメリットも紹介

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グローバル企業とは自国以外の国でビジネスを展開する企業のことです。本記事では、「グローバル企業に務めるメリット」「グローバル企業が求める人材」「グローバル企業を選ぶうえでの注意点」などを紹介します。加えて、グローバル企業と国際企業・多国籍企業との違いなどについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
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グローバル企業とは

グローバル企業とは、設立した国以外でもビジネスを展開している企業です。これに加え、ビジネスの拠点が変わったとしても、「企業が持つ機能すらも一体化している」という特徴を持ちます。

また、混同されやすい国際企業や多国籍企業との意味の違いも確認していきましょう。

本当の意味でのグローバル企業は少ない

本当の意味でのグローバル企業は世界規模で見ても、インテル、コカ・コーラ、ルイ・ヴィトンなどを含め、数十社程度しか存在しません。

日本で有名なホンダやトヨタも世界的に有名な大企業が集う、欧州でのビジネス活動は苦戦を強いられ、グローバル企業になれていません。それほど自国以外でのビジネス展開は難しいのです。

国際企業、多国籍企業との違い

国際企業とは、基本的に自国でビジネスを進め、製造や販売の一部分を他国で実施している企業のこと。グローバル企業は他国で商品・サービスを展開しますが、国際企業は「製などの一部を他国で行うものの、結果的に自国で商品・サービスを展開する」という点が大きな違いでしょう。

一方、多国籍企業は、現地の材料や人材を使用し、そこに特化した商品・サービスを展開しています。多国籍企業とグローバル企業の違いは、多国籍企業が現地の材料や人材を使用するのに対し、グローバル企業は自国の材料や人材を使用しているという点です。

日本のグローバル企業

日本のグローバル企業は「キヤノン」「ソニー」「トヨタ自動車」が代表的。この3社はヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、様々な国でビジネスを展開し、シェアの拡大に成功しています。

グローバル企業が求める人材の3つの特徴

グローバル企業が求める人材の特徴は下記の通りです。

  1. ビジネス英語が問題なく使えること
  2. 異文化でも行動と発言ができること
  3. 高い課題解決能力を持っていること

詳しく解説していきましょう。

1.高い語学力があること

グローバル企業で勤務するにあたり、高い語学力は必須といってよいでしょう。高い語学力というのは、単に外国語が話せるだけでなく、日本とは違った文化の相手に対して、コミュニケーション方法や表現の仕方を変えられる力を指します。

2.異文化でも行動と発言ができること

異文化でも積極的に行動と発言ができる主体性の高さも企業が求める条件の一つです。海外では言語が通じなかったり、その土地の文化に馴染めなかったりなど、どうしても文化の違いによる弊害があります。

そのような困難な状況でも、自身が持つビジョンや目標を達成するために積極的な行動をし続けられる人材が重宝されるのです。

3.高い課題解決能力を持っていること

自国では同じ言葉でコミュニケーションがとれるため、仮にスキルが伴わず困難に直面したとしても、問題解決は難しくはなかったでしょう。

しかし、海外では「言語が違うため伝えたいことが伝えられない」「日本と文化が違い慣れない」など言語や文化の壁が生じるため、自国よりも多くの課題が発生しやすいでしょう。そのため、高い課題解決能力を持つ人材が常に求められているのです。課題解決能力が高いと、少ない人数の中でも相談することなく、課題を解決することができます。

グローバル企業を選ぶうえでの注意点

グローバル企業を選ぶうえでの注意点は下記の2つです。

  • 海外勤務できない可能性もあること
  • 英語を使う頻度がどれくらいかを知っておくること

グローバル企業では「海外で働きたかったのに国内の転勤しかない」「ビジネスレベルの英語が必要だと思っていたけど実際はそうじゃなかった」といったことが起きる可能性があります。そのためグローバル企業ということを理由に選ぶのではなく、「グローバルな環境下で自分は何をしたいのか」を考えて選択するようにしましょう。

グローバル企業の3つのメリット

グローバル企業のメリットは下記3つの通りです。

  1. 支給される給与が高いこと
  2. 自己成長しやすい環境が整っていること
  3. 海外で仕事ができる可能性があること

それぞれのメリットについて詳しく解説していきましょう。

1.支給される給与が高いこと

前述の通り、グローバル企業の多くは大企業に分類されているため、支給される給与も高い傾向にあります。

また、企業によっては海外赴任手当や光熱費、家賃などが支給されることもあるでしょう。ただし、日本より生活水準が低い国に赴任する場合はもあるため、一概に住みやすいともいえません。しかし、生活費を負担してもらえる分、勤務期間中に貯金することも可能です。

2.自己成長しやすい環境が整っていること

語学力の向上は当然のことながら、海外の多様な価値観・文化を受け入れることで人間的な成長が望めます。また、グローバルな環境下で専門的な実力や語学力を研磨することで実践的なスキルも身に付くはずです。

さらに海外での勤務を経験することができれば、今後のキャリアアップにも繋がるでしょう。

3.海外で仕事ができる可能性があること

グローバル企業は世界に拠点があるため、一般企業よりも海外で仕事できる可能性は高いです。企業によって異なりますが、入社して数年で海外勤務を任されることもあります。

いきなり海外で就職するとなるとハードルが高くなりますが、グローバル企業であれば日本で働きつつ海外にチャレンジすることも可能です。その方がリスクも低く、チャレンジもしやすいでしょう。

最後に

グローバル企業には、一般企業にない魅力がたくさんあります。しかし、グローバル企業だからといって将来性があるわけではありませんし、必ず海外で仕事ができるわけでもありません。

そのため、「海外でどのような事業を営んでいるのか」「日本人の割合はどれくらいなのか」などのリサーチをしっかりと行い、自分に合ったグローバル企業を選ぶことが大切です。

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