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アウトソーシングとは?活用するメリットとデメリットを解説

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公開日: 2021.03.27
更新日: 2021.03.28

アウトソーシングとは、社外の組織に業務の一部を委託することです。近年、経営の効率化を実現する経営手法として注目されています。

アウトソーシングとはどんなものなのか、定義や背景とともに導入する3つのメリットと注意点を解説していきましょう。

目次
目次

アウトソーシングの定義と生まれた背景

アウトソーシングとはどんなものなのか、定義と生まれた背景を説明します。

アウトソーシングとは何か?

アウトソーシングとは企業内で行っていた業務の一部を外部に委託することを意味します。外部という意味の「アウト」と調達という意味の「ソーシング」を組み合わせた和製英語です。

もともとはIT業界において、システム開発や運用を外部に委託する際に使われたのが最初とされています。

現在ではシステム開発やWebサイト制作はもちろん、経理・人事・営業・総務など、企業の多くの部署で活用されるようになりました。

なぜ生まれ需要が高まっているのか?

近年、アウトソーシングという経営手法が注目され、需要も高くなってきています。その背景にあるのは少子高齢化と働き方改革という2つの要因です。

少子高齢化によって働き手の人口が減少し、様々な業種で人手不足が慢性的な問題になっています。その解決策の1つとしてアウトソーシングという手法が生まれ、活用されている流れがあるのです。

働き方改革によって、企業内での残業時間の削減が進んだこともアウトソーシングのニーズを増加させる要因になっています。社員の労働時間の減少を補うために、外部に委託するケースが急増したからです。

アウトソーシングと人材派遣の違いとは?

アウトソーシングと人材派遣は人的資源を外部から調達するという点では共通しています。しかし、決定的な違いもいくつかあるのです。相違点について解説していきましょう。

業務の管理者が違う

アウトソーシングと人材派遣の大きな違いとなっているのは、業務を管理する人間です。アウトソーシングは業務を管理する人間も含めて、外部に委託するもの。一方、人材派遣は社内の人間が派遣された人材とその業務を管理します。

契約の形態が違う

アウトソーシングと人材派遣とでは契約のあり方にも違いがあります。

アウトソーシングは委託企業と請け負う企業の間で、請負契約を結ぶのです。そして委託された会社と働き手の間で雇用契約を結びます。

人材派遣は、委託企業と派遣を請け負った会社との間で派遣契約を結び、派遣社員は派遣会社との間で雇用契約を結ぶのです。

アウトソーシングを導入する3つのメリット

アウトソーシングのニーズが増加しているのは多くのメリットが期待できるからです。おもなものを3つ紹介しましょう。

1.組織のスリム化と効率化が図れる

アウトソーシングを導入する大きなメリットは、外部委託によって組織をスリム化できることです。近年、多角経営を選択する企業が増えています。

コアとなる業務に集中し、それ以外の部門を外部に委託することにより業務内容にメリハリをつけ、効率化を図ることが期待できるのです。

2.競争力の向上

コア以上の事業を外部委託することで、企業がコアとなる事業に人材や資源を集中することができます。その結果、独自の技術開発やノウハウ蓄積など、企業の強みをさらに強化し、競争力の向上や利益率の増加を期待できるのです。

新規事業に取り組む場合に、アウトソーシングを活用することで企業の弱点を強化することも可能になります。アウトソーシングは企業戦略上でも効果のある手法なのです。

3.人件費などのコストの削減

業務を外部委託することの大きなメリットとなるのが、人件費などのコストの削減です。特に期間限定のプロジェクトを進める場合は、必要となる人員の数が変化することもあり、アウトソーシングを活用することで柔軟な人数調節が可能になります。

専門性の高い業務を外部に委託することで、人材育成期間が不要になるメリットも考えられるでしょう。オフィスのコストを抑制できるメリットも期待できます。

アウトソーシングを導入する3つのデメリット

多くのメリットを期待できるアウトソーシングですが、活用の仕方を間違えると、マイナスになってしまう場合もあります。デメリットになる可能性のあるポイントを3つ解説しましょう。

1.業務管理が行き届かない可能性がある

アウトソーシングのデメリットとして考えられるのは、業務管理が行き届かないケースが生じることです。社内と外部とで指示系統や管理体制が異なる場合には、業務の進め方や方針で齟齬が生じることもありえます。

こうした状態を防ぐためには企業内部の人間と委託先の担当者とが普段から綿密にコミュニケーションをとり、業務の進め方のすり合わせを行うことが必要でしょう。

2.社内に技術やノウハウが蓄積されにくい

専門性の高い仕事においてアウトソーシングを活用した場合には、委託契約が終了すると、そのまま技術やノウハウも失われてしまうことになります。技術やノウハウを蓄積して社内の財産としていきたい業務に関しては、アウトソーシングを活用するのではなく、社内で行うという選択肢を考える必要があるでしょう。

3.ガバナンス弱体化のおそれがある

アウトソーシングによって、社内のガバナンスが弱体化してしまうおそれがあります。ガバナンスとは一般的に「企業統治」と訳され、企業内の不正行為を未然に防ぎ、しっかりとした体制管理を整える仕組みのことです。

しかしその統治が委託された外部に及ばない場合もありえます。コミュニケーション・ツールを活用し、社内と外部の担当者が意思疎通をしっかり図ることで、ガバナンスの弱体化を未然に防ぐことが可能です。

新しい形のアウトソーシング

アウトソーンシングが増加すると同時に、そのあり方も多様化してきています。アウトソーシングの新しい形を2つ紹介しましょう。

対等な立場のコ・ソーシング

コ・ソーシングとは一般的なアウトソーシングと違って、委託する側の企業と受託する側の企業が対等の立場で業務に当たることです。従来のアウトソーシングが「委託」というニュアンスが強かったのに対して、コ・ソーシングは「共同事業」という色合いが濃くなります。

委託側、受託側、それぞれの強みを組み合わせて活用していく経営手法として、注目されているのです。

複数企業と契約するマルチソーシング

マルチソーシングとは業務の種類によってより細かく最適となるアウトソーシング企業を選び、複数の企業と委託契約を結ぶ経営手法です。これまでのアウトソーシングと違って、必要な部分のみを最適な企業に委託することができるため、さらなる効率化とコスト削減効果が期待できます。

マルチソーシングはこれからのアウトソーシングのあり方として、主流となっていく可能性があるのです。

最後に

アウトソーシングは人材不足を解消する手段として、近年注目されている経営手法です。競争力の強化、経費削減など、様々なメリットが期待できる反面、業務管理やガバナンス面で気を配る必要もあります。

アウトソーシングの特徴や注意点を正しく理解して、効果的に活用することによって、企業の進むべき道の選択肢や可能性は確実に広がっていくでしょう。