インバウンドとは?語源や意味、ビジネスでの使い方を解説

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日本での外国人観光客の増加により、「インバウンド」という言葉を耳にする機会が増えました。主に観光業界で使われるイメージをお持ちかもしれませんが、実は広告業界やIT業界などでも使われている言葉です。本記事では、インバウンドの意味や使い方などを詳しく解説します。

目次
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インバウンドとは

インバウンドとは、この10年の間に急激に耳にする機会が増えた言葉です。主に観光業界で使われる用語として知られていますが、詳しい意味や対義語を紹介します。

語源と意味

インバウンドとは元々英語の「inbound」が由来となっています。英単語の意味は「本国行き」や「市内に行く」です。日本では主に観光業界で使われていて、「訪日外国人観光客」「海外からの日本旅行」を意味する単語として認識されています

対義語は「アウトバウンド」

インバウンドの対義語は「アウトバウンド」で、元々英語の「outbound」は「内側から外に出ていく」という意味です。観光業界ではインバウンドと逆で「日本人の外国旅行」という意味で使われています。

インバウンドを使った用語

インバウンドを使った用語の中でもよく使われている3種類を紹介します。それぞれの単語はニュースやビジネスシーンで耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

インバウンド消費

海外からの観光客が日本で買い物や宿泊、その他観光で、お金を消費することを「インバウンド消費」と言います。インバウンド消費で有名なのが、日本で一時期ニュースになっていた中国人観光客の爆買いではないでしょうか。

インバウンドビジネス

「インバウンドビジネス」とは、海外からの観光客をターゲットにしたビジネス全般のことです。観光、宿泊、飲食以外にも旅行客が日本滞在中に購入する物やサービスも全てインバウンドビジネスとされます。

インバウンドマーケティング

「インバウンドマーケティング」とは広告業界で使われる用語で、消費者が自ら興味がある物を検索をして購入に結びつけるマーケティングの手法です

例えば、企業がInstagramアカウントで映える写真を投稿していることも、インバウンドマーケティングと言えます。美しい景色の写真を見てその場所に旅行に行きたくなったり、Instagramの投稿でインスタグラマーが着ている服を買いたくなったりなど。

近年は消費者が日常的にインバウンドマーケティングに触れているのです。

ビジネスでの「インバウンド」の使い方

インバウンドは観光業界用語のイメージが強いですが、その他のビジネスや業界でも広く使われています。それぞれの業界での使い方を見ていきましょう。

観光業界での使い方

観光業でのインバウンドの使われ方が最も一般的に知られているでしょう。日本に来る外国人観光客や外国からの日本旅行の意味として使われていることは、最初に紹介した通りです。さらに、観光業界でインバウンドが付く用語は「インバウンド消費」や「インバウンドビジネス」以外にも下記があります。

  • インバウンド商品
  • インバウンド対策
  • インバウンド需要
  • インバウンド市場
  • インバウンド関連株

これらの用語は見ただけでも意味は想像できるでしょう。

広告業界での使い方

広告業界では先程の「インバウンドマーケティング」が使われている用語です。対義語として「アウトバウンドマーケティング」も存在しており、主にテレビCM、チラシ、新聞広告など消費者の意思とは関係なく宣伝して広告を見せることです。

IT業界での使い方

IT業界など通信関連の業界では「インバウンドデータ」という用語が使われています。ネットワークの外部から内部に転送されるデータのことです。対義語はこちらも「アウトバウンドデータ」でネットワークの内部から外部に転送されるデータという意味になります。IT業界で使うその他のインバウンドが付く用語は下記です。

  • インバウンドリンク
  • インバウンド接続
  • インバウンドトラフィック

最後に

インバウンドとは観光業界だけではなく、広告業界やIT業界など様々なビジネスシーンで使われている言葉です。どの業界で使われていたとしても、基本的な意味は「外から中へ」なので、知らない用語でも業界ごとの意味をイメージしやすいでしょう。

しっかりと使い方を覚えて、ビジネスシーンに活かしてください。

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