マーケティングコミュニケーションとは?代表的な手法やプロセスをご紹介

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マーケティングコミュニケーションとは、消費者から認知と信頼、共感を得て、数ある商品やサービスから選ばれるために必要なことです。本記事では、マーケティングコミュニケーションを進める上で押さえておきたい、代表的な手法とプロセスをご紹介します。

目次
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マーケティングコミュニケーションとは何か

マーケティングコミュニケーションとは、売り手が買い手とコミュニケーションを図る活動全般を指します。大衆にメッセージを伝える企業広告も、顧客と直接の交流を図るイベントも、マーケティングコミュニケーションの代表例です。


マーケティングには、売り手視点の4Pと買い手視点の4Cという重要なフレームワークがあります。マーケティングコミュニケーションに必要なのは、その中でも、売り手視点のPromotionと買い手視点のCommunication。これらのフレームワークは、商品の認知、信頼、共感に繋がる重要な要素です。

マーケティングコミュニケーションの目的

マーケティングコミュニケーションの目的は、商品やサービスに対する認知度やイメージの向上とそれに伴う購買行動の誘因です。さらにその先には、継続してコミュニケーションをとることで「顧客と良い関係を構築・持続し、口コミやSNSなどを通して商品やサービスの価値を発信してもらう」という目的もあります。

マーケティングコミュニケーションの5つの手法

マーケティングコミュニケーションの代表的な手法は、「広告・PR」「販売促進」「イベント」「ダイレクトマーケティング」「人的販売」の5つです。これらを目指すべきゴールや商品によって使い分けると良いでしょう。

1.大衆に企業メッセージを伝える「広告・PR」

新商品や新ブランドなど、商品を知らない人が多い場合や、認知度を上げたい場合に用いられるのが「広告」と「PR」です。これらはテレビやラジオなどのマスメディア上のCMのみならず、Web広告やSNSを活用したメッセージ発信も含まれます。まとまった費用がかかりますが、広く大衆に認知してもらうには、最も効率が良いと言えるでしょう。


2.商品に付加価値を与える「販売促進」

「販売促進」は、商品に付加価値を与えることで消費者の購買意欲を高める手法です。一例として、付録や割引券、試供品が挙げられます。消費者にとっては、これらの存在が購買の動機付けになることが少なくないでしょう。


3.顧客との交流を図る「イベント」

顧客との直接的な交流を通して、商品やサービスの認知度の向上や価値の理解促進を図るのが「イベント」です。消費者が実際に商品やサービスに触れられたり体験できたりするのが特徴であり、メリットでもあります。その場で購買まで繋がるケースもあるでしょう。

4.電話やDMなどの「ダイレクトマーケティング」

電話やメルマガなどを通して、顧客と直接的かつ双方向のコミュニケーションを図る手法が「ダイレクトマーケティング」です。個別のニーズを聞いたり、顧客ごとに提案内容を変えたりできるのが特徴であり、効果が出やすいとも言われています。

5.顧客と直接対話する「人的販売」

顧客に対して、対面で販促活動を行うのが「人的販売」です。一例として、スーパーでの実演販売や訪問販売などが挙げられます。疑問点や懸念点に対してもその場で返答でき、顧客からの信頼を得やすいのがメリットです。

マーケティングコミュニケーションを進める4つのプロセス

マーケティングコミュニケーション戦略で欠かせないのが以下の4つのプロセス。目指すべきゴールや予算など、戦略の大枠を設定してから詳細事項や方法を決め、実行、検証の順で進めていくようにしましょう。

1.コミュニケーションのゴールと予算設定

まずは、マーケティングコミュニケーションを通して到達したいゴールとそのための予算を設定します。ターゲットに求める姿をあらかじめ明確にしておくことは、戦略の質を高めるだけでなく、その後のプロセスを進めやすくするでしょう。

2.コミュニケーション内容の決定

ゴールが決まったら、具体的なコミュニケーション内容を決めます。どのような価値を理解してもらいたいか、何に共感してもらいたいかなど、顧客に伝えたい内容を明確にしましょう。

3.コミュニケーションチャネルの決定

コミュニケーションのゴール、予算、内容が決まったら、それに見合うチャネル(手法)を決めます。代表的な5つの手法を当てはめて検討し、予算の中で最適なものを選ぶと良いでしょう。

4.コミュニケーションの実施と効果検証

最後に、策定した戦略を実行に移し、その効果の程を検証します。ゴールに対しての達成率を振り返り、課題や改善策を洗い出すことはとても重要です。それらを踏まえて同様のプロセスを繰り返すことで、ゴールに近づいていくでしょう。

最後に

マーケティングコミュニケーションは、売り手が買い手と接点をもち、商品やサービスの認知度やイメージの向上と、それらを購買に繋げることを目的として行います。買い手と接点を持ったり関係を築いたりするためには、自社の商品や目指すゴールに合わせて最適な手法の選択が必要です。

また、ゴールや予算の設定から効果検証までの4つのプロセスにより、自社商品の販売における課題が明らかになるでしょう。その課題を基に改善策を練り、再度同様のプロセスを繰り返すことがゴールへと繋がります。

自社商品が消費者に選ばれるように、本記事を参考にしながらマーケティングコミュニケーションを進めましょう。

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