チラシデザインの相場と費用を抑えるために工夫できる4つのこと

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「チラシデザインを依頼したいが、相場が事務所ごとに異なっていて選びづらい」
「なるべく安い費用でチラシをデザインしてもらいたいが、どうやったら費用を抑えられるのだろう?」

チラシデザインはグラフィックデザインの中でも費用は安めですが、事務所ごとに値段設定が異なります。

また印刷機器や仕上がりを重視すればさらにコストがかかりますよ。

相場感を理解しておくことで、当初予定していた予算を超えることなく、納得のいくデザインを仕上げることができます。

最後までお読みいただき自社の販促につながるクオリティの高いチラシを適正な価格で作りましょう!

目次
目次

1.チラシデザインの相場の内訳

チラシデザインの依頼相場は全体で5〜10万円程度が一般的ですが、費用には以下の内訳が含まれます。

  1. デザイン費
  2. 原稿製作費
  3. 印刷費用
  4. チラシデザインで追加でかかる可能性のある費用

デザイン費が費用の大半を占めますが、例えばチラシに用いる写真素材などの撮影費用、デザインの修正費用などは追加でかかってくる可能性があります。

チラシデザインの相場にどのような費用が含まれているか確認した上で、実際に依頼する際はどこまで対応してもらえるか再度確認するのがベストな選択です。

(1)デザイン費

チラシデザインの費用のメインを占めるのがデザイン費です。

デザイン費とはデザイナーがチラシ全体のレイアウトをクライアントの要望を元にして作成するためにかかる料金のことです。

クライアントと打ち合わせをしてチラシ配布の目的やイメージ、商品画像の素材を元にチラシ全体のイメージを作ります。

デザイナーがチラシのデザインを考えるためにかかる時間分の人件費を支払うイメージです。

サイズによって費用が異なりますが、A4・B5サイズ程度の一般的なサイズで、大体3〜5万円を見ておきましょう。

チラシのサイズが大きくなるごとに費用は上がり、B3など折り畳んでポスティングをするような媒体の場合は、デザイン費用が8万円以上になることも想定されます。

チラシデザインを依頼する場合にかかるメインの料金はデザイン費用で、大体3〜5万円予算を確保しておきましょう。

(2)原稿製作費

原稿製作費とは、チラシに商品の説明文や販促のためのキャッチコピーなどを入れる場合にかかる費用のことです。

デザイン費用には含まれず、事務所の場合はキャチコピーを作成するコピーライターに別途依頼・外注するため、その分の人件費がかかります

原稿のボリュームが多いほど金額が上がりますが、飲食店や店舗のキャッチコピー制作の原稿費用は2〜5万円程度見ておきましょう。

反対にキャッチコピー不要で商品説明をするだけのスーパーなどのチラシを作成したい場合は、1〜2万円で済みます。

チラシに載せる商品説明のテキストやキャッチコピーなどの原稿に応じて、原稿製作費が必要です。

(3)印刷費用

印刷費用とは出来上がったチラシのデザインを紙媒体に印刷するためにかかるコストのことです。一般的に印刷する量が多いほど割安になる傾向があります。

印刷する用紙によっても費用感が変わりますが、一般的なA4サイズの用紙に印刷をする場合は100〜300部程度の印刷で1部あたり5〜15円程度の予算が必要です。つまり100枚で500〜1,500円程度が印刷費用になります。

その他フルカラー印刷を使用したり、光沢加工をする場合はさらに単価が上がり、用紙と印刷機器の選択で最高で1枚あたり150円程度までコストがかかることもあります。

その場合は100部で15,000円程度の予算を確保する必要があるでしょう。

チラシデザインを依頼する際は印刷費用についても検討しておき、自社で安い印刷会社と取引がある場合はデザイン事務所に一括で委託せずにデータを受け取って印刷会社に個別に依頼をすることで費用が抑えられることもあります。

(4)チラシデザインで追加でかかる可能性のある費用

デザイン費、原稿製作費、印刷費用の他に、追加でかかってくる可能性がある費用があります。

  1. イメージの撮影費用
  2. 修正費用
  3. ロイヤリティの利用料

メインの相場は5〜10万円程度ですが、チラシに載せるイメージの用意の必要性や修正回数が増えるほど費用は高額なります。

デザインの素材として活用する写真は、あらかじめ自社で準備することで追加費用の削減が可能です。

#1:イメージの撮影費用

チラシデザインでは、商品画像や店舗内の風景などを別途撮影するケースがあります。

その場合はカメラマンの人件費、撮影機材のレンタル費用、スタジオを使用する場合は使用料を全てクライアントが負担し、大体1日の撮影で3〜10万円程度の追加費用が必要です。

一からチラシ制作を行う場合は、店舗や商品のPRが必要なため、外部に撮影を依頼した場合はチラシのデザイン費用の総額が8〜20万円程度に上がることになります。

#2:修正費用

チラシ制作のデザイン事務所やデザイナーに修正を依頼する場合も費用が必要です。

初期費用の中に1〜2回の修正を無料で受け付ける場合が多いですが、2・3回目以降の修正は追加費用がかかることが一般的です。

大体の相場はデザイン費用の20〜40%程度で設定されているため、デザイン費用が3万円だとすると6,000〜12,000円が追加でかかります。

#3:ロイヤリティの利用料

チラシ制作にあたってロイヤリティ、つまり著作権が設定されている有料素材を使用する場合は、資料にかかる費用もクライアントが負担します。

一般的な相場ですが、写真・イラストの使用料は1点あたり1,000円程度、有名なカメラマンやイラストレーターの作品だと、3,000円程度のこともあります。

写真撮影を改めて行う場合の撮影費用よりは安く済みますが、イラストや有料素材を使用してチラシ制作をする場合は使用点数に応じて追加費用がかかると認識しておきましょう。

2.チラシデザインの費用をなるべく抑えるための5つの工夫

費用を抑えるためには、あらかじめ自社で素材などを集めておくことが重要です。

これまで社内で保有していた写真素材など、チラシデザインを制作するにあたって使用できるものがあれば、事前に依頼企業に伝えておきましょう。

  1. チラシのデザインを社内で協議して決めておく
  2. デザイナーとの打ち合わせで明確に希望やターゲットを伝える
  3. 無料で修正できる回数もチェックしてデザイン会社を選ぶ
  4. 納期に余裕を持たせて発注する
  5. 印刷会社に依頼するとコストが安めに抑えられる

総額を抑えるために、素材を準備する他、修正を減らすことなど追加でかかってくる費用をなるべく抑えることが重要です。

(1)チラシのデザインを社内で協議して決めておく

チラシのデザインを自社内で協議して大枠決めておくとデザイン費用を抑えることができます。

デザイン費用とは、いわばデザインを作るためにデザイナーが費やす時間のことで、時間が短縮できればコストは低くなります。

例えば自社内ですでに参考にしているチラシがあればそのチラシのイメージを渡す、または自社で作れるようならスケッチブックやパワーポイントにまとめてデザイン事務所に提示しましょう。

デザイン費用を抑えるだけでなく、イメージの相違による修正回数を減らせるので、無駄なコストがカットできます。

(2)デザイナーとの打ち合わせで明確に希望やターゲットを伝える

チラシ制作にあたってデザイン事務所の担当と打ち合わせをする際に、明確に希望やターゲットが伝えられるように準備しておきましょう。

クライアントとデザイナーの頭の中にあるイメージに相違が多いほど、修正が増えてしまい、そもそも初稿を最初から作り直すと最悪のケースも想定されます。

修正回数が増えた場合は6,000〜12,000円の修正費用が1回かかるので、追加で3回修正をすれば18,000〜36,000円に追加費用が膨れ上がってしまいます。

話し合いの際にイメージを共有できず修正回数が多くなると追加料金の増加につながります。

まずデザイナーとの打ち合わせの前に、チラシを配布するターゲット像を決めましょう。

例えばベーグルのお店であれば年齢層は20〜30代のOLや主婦向けで、朝出勤前に購入してから通勤できる営業時間を主張してほしいなど具体的に自社のターゲット層・売りをまとめておきます。

さらに理想のチラシのイメージ図がある場合は提示することで、さらに希望通りのチラシを作ってもらうことができ、費用も抑えられるでしょう。

(3)無料で修正できる回数もチェックしてデザイン会社を選ぶ

チラシ制作のデザインを依頼する際には、無料で修正できる回数をチェックして事務所や会社を選びましょう。無料で修正に応じる回数はデザイン事務所やデザイナーごとに異なります。

Aという事務所では3回の修正まで無料だが、B事務所では1回のみでそれ以降の修正費用は40%かかるなど、かなり価格差があります。

一般的には3回程度まで修正に無料で応じてくれるデザイン事務所が良心的で使用しやすいと言われているので、事務所を選ぶ際に問い合わせで無料で修正してもらえる範囲を確認してから依頼先を決めましょう。

(4)納期に余裕を持たせて発注する

チラシ制作を依頼する場合は、納期に余裕を持たせて早めに発注をすることでコストを抑えられます。

デザイン事務所は急な納期の場合は特急料金と言って、急ぎで納品するための追加料金を設定していることが多いです。

そのため、翌月に必要なチラシを2週間以内に納品してもらうなど、急ぎの依頼をすると割高になってしまいます。

余裕を持ってチラシ配布の前に打ち合わせやデザインの修正までができるよう、早めに依頼をかけてください。

デザイン事務所によっては早割など早期申し込みの場合は費用を1〜2割程度割引きしてくれるところもあります。

余裕のあるチラシ制作の発注をかけて、コストをなるべく抑えましょう。

(5)印刷会社に依頼するとコストが安めに抑えられる

チラシ制作の依頼はデザイン事務所だけでなく、印刷会社に依頼することもでき費用的には印刷会社の方が割安です。費用感は3〜7万円程度と、大体2万円程度安く依頼が出来ます。

一般的なデザイン事務所への依頼の場合はデータの作成・受け渡しまでを請負、別途自社で印刷会社を手配して依頼するコストがかかります。

しかし印刷会社にチラシのデザインから印刷までを一括して依頼すると、印刷費用自体を安く抑えられるでしょう。

デメリットとしては印刷会社はデザインの専門家ではないため、デザイン性は事務所やデザイナーへ依頼するよりは落ちてしまいます。

スーパーの商品のチラシなど、毎日のように発行し、さほどデザイン性が求められないもの、テキスト主体で画像素材が不要なチラシなど、デザイン事務所へ依頼するほどではない場合は印刷会社に依頼するのも手段の1つです。

3.チラシデザインを依頼する企業の相場が適切か確認する方法

チラシデザインを依頼する際は、相場感と費用内訳をより詳細に把握しておくことがポイントです。

相場を把握しておくことで、クライアントを精査する中で適正な判断を下すことが可能になります。

また、あらかじめ費用内訳を提示してもらい理解しておくと、当初予定していた予算を超えることなく、納得のいく取引ができます。

  1. JAGDAの相場表を参考にする
  2. 内訳を全て提示してもらう
  3. 納期の短縮等のオプションをチェックする

チラシデザインの相場と費用内訳を理解し、求めているクリエイティブを予算内で作り上げてくれる企業を選定しましょう。

(1)JAGDAの相場表を参考にする

チラシデザインを依頼する際、適正な価格かを判断するために、JAGDAの相場表を参考にしましょう。

JAGDAでは、デザインの項目によって目安となる価格が明記されています。

依頼企業が提示している費用が、相場と比べたときに適正か判断するために一度目を通しておくことをおすすめします。

(2)内訳を全て提示してもらう

今後制作するにあたって必要になる費用の内訳を全て提示してもらいましょう。

デザイン会社によっては、デザイン制作だけの費用の場合もあれば、企画やデザイン制作、印刷まで全ての費用が含まれている場合があります。

提示してきた費用が、果たしてどこまで対応してくれるのかを判断するため必ず内訳を提示してもらいましょう。

(3)納期の短縮等のオプションをチェックする

内訳を提示してもらった際、例えば納期を調整してくれるかなど、もし追加でかかってくる費用があれば、依頼するタイミングで聞いておきましょう。

デザイン会社によって、別途サービス料が発生するオプションを設けている場合があります。

たとえば、相場より高くても、納期の短縮や修正の回数などのサービスが含まれていれば、別途料金が発生しないことを考えると適正な価格と判断できるケースもあります。

依頼する際は、追加でかかってくる費用がないか確認した上で、制作物をより成果の高いものに仕上げるために、オプション等があるか確認しましょう。

最後に

チラシデザインの相場目安は5〜10万円程度で、別途撮影費用や修正費用・有料素材を使用した場合のロイヤリティ費用がかかることがあります。

チラシデザインの費用を抑えるには修正回数を減らすためのイメージの共有や素材の用意、修正無料対応範囲が広い事務所を選びましょう。

その他納期に余裕を持たせて早割を利用したり、デザイン性が求められないチラシの場合は印刷会社に制作自体を依頼することもできます。

自社の商品や店舗宣伝に有効なチラシを、適正価格で制作してもらえるよう相場を参考にして依頼先を決めてください!

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