「ロゴデザイン制作を依頼する方法は何があるの?」
「ロゴデザイン制作を依頼する流れはどうなっているの?」
ロゴは会社の顔とも言われブランドを表すものなので、妥協ないデザインに仕上げたいことでしょう。
ロゴを制作する方法はいくつかあり、今すぐに入手して利用できるサービスもあるのです。
本記事では、ロゴデザインを依頼する方法や依頼の流れ、依頼する前の注意点を紹介します。
ロゴデザインを初めて制作する企業でも安心して依頼できるよう計画立てて進めましょう。
1.ロゴデザイン制作を依頼する4つの方法
ロゴデザインは、会社や組織に依頼する方法、個人などフリーランスに依頼する方法、またデザインはせずロゴそのものを購入する方法があります。
- ロゴデザイン専門会社に依頼する
- デザイン総合会社に依頼する
- クラウドソーシングを利用する
- ロゴ販売サイトで購入する
自社のリソースと相談し、会社のイメージや理念にマッチした理想のロゴを制作してくれる依頼先に頼みましょう。
(1)ロゴデザイン専門会社に依頼する
ロゴデザインの専門会社に依頼する方法が一般的です。
ロゴ制作を専門にしている会社に依頼することで、スムーズに取引を進めることができます。
たとえば、専門の担当者がクライアントの要望をもとに、過去の実績からすぐにイメージと近い作品を引っ張り出して、デザインを追求することができるため、仮デザインまで到達するのに多くの時間をかけなくて済むのです。
また、ロゴデザインの依頼から、相談日の設定、当日の打ち合わせ、デザイン制作、データ起こしまで、それぞれのセクションに専門スタッフを配置し、流れるようなチームワークを形成しています。
したがって、打ち合わせからデザイン制作、データ起こしまで無駄な工程が一切なく、余計なコストが発生しないため、適正価格で依頼できるのがメリットでしょう。
(2)デザイン総合会社に依頼する
デザイン総合会社でもロゴデザインの制作を依頼することができます。
デザイン総合会社では、ロゴデザインだけでなく、パンフレットやチラシ、パッケージなどのデザインを行っていることが多く、パンフレットや商品パッケージに使う想定をしてロゴのデザインを検討してもらうことが可能です。
ロゴはただ作るだけでなく、企業や商品の顔としてアピールすることになるので、どのツールに使うかによって、ロゴのデザインも変わってきます。
ロゴのデザインをデザイン総合会社に依頼すれば、作成したロゴを使って、パンフレットやパッケージなどのデザインも依頼できるため、スムーズにプロモーションに移ることができるでしょう。
(3)クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングでロゴデザインのコンペを行うのもおすすめです。
デザイン会社に依頼するのではなく、個人事業主やフリーランスに依頼することで、人件費や設備などがかかるデザイン会社よりも、制作コストが安くなり、リーズナブルにロゴデザインを作ってもらうことができます。
クラウドソーシングでコンペを行えば、多くの個人事業主やフリーランスが参加してくれて、さまざまなデザイナーの作品から選べるため、一番イメージに近いデザインを手に入れることが可能です。
個人に直接依頼する場合は、依頼先のスキルがロゴデザインのクオリティに大きく左右しますが、コンペの場合は、複数のデザインの中から一番良いものを選ぶことができるので、クラウドソーシングのデメリットを解消できるでしょう。
(4)ロゴ販売サイトで購入する
ロゴ販売サイトで好みのロゴを購入する方法もあります。
デザイナーが作成した数多くのロゴの中から、一番イメージに近いものを選び、購入することで自社のロゴとして活用できる仕組みです。
購入したら、会社名や商品名を挿入するだけなので、速やかに入手して利用できる点が大きなメリットといえます。
ロゴ販売サイトによっては色なども変更できる場合があるので、今すぐにでもロゴが必要な方は、どのようなロゴがあるのか覗いてみてください。
2.ロゴデザイン制作を依頼する流れ4ステップ
ロゴ制作を依頼する際は、会社のブランドやイメージをどのようにロゴに表すかを明確にしておく必要があります。
そのため、まずはイメージ図を決定するところから、以下の4つのステップで制作を進めましょう。
- ロゴの理想のイメージ図を決める
- 自社のニーズに沿ったロゴデザインをしてくれる会社を選ぶ
- 複数のデザインを確認し修正依頼を行う
- ロゴデザインのデータを受け取る
基本的に、どこの会社に依頼しても同じような制作の流れになります。
初めてロゴ制作を依頼する方も、以下の手順で進めることで、イメージに合ったロゴを制作できます。
(1)ロゴの理想のイメージ図を決める
ロゴデザインの制作を依頼する前に、ロゴの理想のイメージ図を決めておきましょう。
依頼先にロゴデザインを制作してもらう前に打ち合わせを行いますが、そのときにある程度企業が求めるロゴのイメージを共有します。
どのようなロゴにして欲しいのか、どんな意味を込めたロゴにするのかなど、デザイナーにロゴデザインにおける要望を伝えなければなりません。
デザイナーとロゴに関する情報を共有していなければ、完成したロゴの出来が、依頼した企業側のイメージとかけ離れてしまい、やり直しになる可能性が高くなります。
大幅な修正になると、制作費がかさみ納期が延びてしまうため、依頼者側に何のメリットもありません。
取引がスムーズに進むように、事前にロゴを作る目的や用途を決めておくことが重要です。
(2)自社のニーズに沿ったロゴデザインをしてくれる会社を選ぶ
次に、自社のニーズに対応してくれる依頼先を探します。
依頼先を見つけるときは、コストや実績などいくつかポイントを絞って比較することが重要です。
いくつか依頼先をピックアップしたら、初めから1社に決めずに、複数の依頼先にロゴデザインの見積もりを取って、契約内容を細かくチェックして項目ごとに見比べることをおすすめします。
また、打ち合わせで同じようにロゴデザインのイメージを伝えても、担当者の受け取り方によって生まれるデザインに差が生まれる可能性があります。
納得のいくデザインを作ってもらうためには、仮デザインを作ってもらい、それを基準に選ぶのが効果的でしょう。
見積もり内容や仮デザインの出来を比べて依頼先を決めたら、ロゴデザインの打ち合わせを行います。
この段階で、事前に決めた目的や用途、イメージ図を共有してください。
(3)複数のデザインを確認し修正依頼を行う
打ち合わせで話がまとまったら、デザイン制作に移ります。
ロゴデザインの場合は、デザイナーがヒアリングをもとに複数のデザインを提示してくれるのが一般的です。
提示されたロゴのデザインを確認して、どれか気に入ったものがあれば、そのデザインを選択しましょう。
なお、見積もりの費用項目に、修正費が1~2回分含まれていることが多いので、イメージと少しでも異なり、納得がいかなければ、遠慮なく修正を依頼してください。
(4)ロゴデザインのデータを受け取る
提示されたロゴデザインに納得のいくものがあれば、そのデザインのデータを受け取りましょう。
依頼先によっては、ロゴデザインのデータ化(CD起こし)に別途料金が発生する場合があります。
契約成立の後に気づいて納得いかないまま請求されると気持ちよく取引が終われないので、見積もりの段階で必ずデータ化の費用が含まれているか確認しましょう。
完成したロゴデザインのデータを受け取ったら、パンフレットや名刺などに活用してください。
3.ロゴデザイン制作を依頼する前の3つの注意点
ロゴは会社のイメージを表す重要なデザインですが、制作する前にあらかじめ利用する用途を大まかに決めておく必要があります。
依頼企業には、会社のイメージやブランドを伝えるとともに、ロゴの利用用途を伝えることで、同じロゴでも縦横など複数パターンのロゴデザインを提供してくれます。
その他にも、以下の3点に注意しましょう。
- ロゴの用途を決めておく
- ロゴを誰に依頼するのか決めておく
- ロゴデザイン制作後の流れを決めておく
これらのポイントを把握しておくだけでも、依頼に至るまでスムーズに進めることができ、納得のいくロゴデザインに仕上がるでしょう。
(1)ロゴの用途を決めておく
ロゴの用途を決めておくことをおすすめします。
看板や名刺など用途によって、ロゴのデザインは変わってくるので、デザイナーがロゴデザインをイメージしやすくするためにも、何に使うのか明確にしておきましょう。
なお、デザイナーとのイメージの乖離を防ぐためにコンセプトを具体的に決めておき、パワーポイントなどでイメージ図を作っておくと、より情報共有が正確になります。
もし、複数のツールにロゴを使いたい場合は、その旨をデザイナーに伝えておきましょう。
(2)ロゴを誰に依頼するのか決めておく
ロゴを誰に依頼するのか決めておくと、依頼先を決めやすくなります。
上記で紹介したように、ロゴデザイン制作の依頼方法は4通りです。
全ての方法の中から依頼先を決めるとなると、比較項目が多くなり判断基準が曖昧になりやすいため、なかなか依頼先が決まらなくなるでしょう。
ロゴ専門会社に依頼するのか、クラウドソーシングで依頼するのかでかかってくるコストやクオリティが変わってきます。
依頼先の選択肢を狭くして選びやすくするために、どの方法でロゴデザインを制作するのか決めておきましょう。
どの方法にするか迷っている場合は、コストやサポート体制などニーズに沿って対応してくれるデザイナーに依頼することをおすすめします。
(3)ロゴデザイン制作後の流れを決めておく
ロゴデザインを制作した後の流れも決めておくと、スムーズに実用化できます。
デザイン総合会社の場合は、ロゴデザインの制作後にパンフレットや名刺などのデザイン制作を引き続き依頼することが可能です。
対してロゴデザイン専門会社やコンペ、ロゴ販売サイトでロゴを入手する場合は、自社でロゴを使ったツールのデザインを制作するか、他のデザイン会社に依頼しなければなりません。
もし、他のデザイン会社に依頼する場合は、依頼先を再び探さなければならず、打ち合わせなどの手間が発生して、必要な場面までに間に合わない可能性が出てきます。
デザイン総合会社に依頼する場合は気にする必要はありませんが、それ以外でロゴデザインを制作する場合は、その次の段取りまで計画しておきましょう。
他のデザイン会社にロゴを使ったデザインを依頼するのであれば、別の依頼先も事前に決めておくとスムーズに製品化することができます。
4.ロゴデザインを初めて制作する企業におすすめの依頼先
デザインの制作では、大きく会社や組織に依頼する方法と、個人などフリーランスに依頼する方法の2つがあります。
しかし、価格やサポート体制を踏まえると、初めて依頼する方はデザイン会社に依頼するほうがおすすめです。
ロゴをデザイン会社に依頼する場合、以下の2つの依頼先があります。
- ロゴデザイン専門会社
- デザイン総合会社
ブランドイメージを忠実に再現してくれるロゴ専門会社に対して、デザイン総合会社はロゴを用いて他のクリエイティブデザインも併せて依頼できるなど、双方メリットがあるので、以下で詳しく解説します。
(1)ロゴデザイン専門会社
ロゴデザイン専門会社は実績が豊富で、やり取りをスムーズに進められるので、初めてロゴデザインを制作する企業におすすめです。
過去の作品を参考に、イメージに近いものを依頼できるので、大幅なイメージの乖離を防ぐことができます。
コンペやロゴ販売サイトより費用は高くなりますが、サポート体制が充実しているため、安心して取引ができるでしょう。
(2)デザイン総合会社
ロゴデザイン専門会社に比べると値段は高くなりますが、その分パンフレットやチラシなど活用する媒体をイメージして制作してくれます。
ロゴを活用するときに違和感がなく、プロモーションツールのデザインの制作も依頼しやすいので、スムーズに製品化まで至ることが可能です。
ロゴデザイン制作にかかる費用は、ロゴデザイン専門会社よりも高い傾向がありますが、他のサービスと併用することで、トータルのコストを抑えることができます。
ロゴデザインを使ったツールのデザインを依頼する場合は、デザイン総合会社を利用しましょう。
最後に
ロゴデザインの制作を依頼する方法は主に4つです。
デザイン会社に依頼する場合と、コンペやロゴ販売サイトで入手する場合では、ロゴデザインを依頼する段取りが異なります。
初めてロゴデザインの制作を依頼する企業は、安心して取引を進められるデザイン会社がおすすめです。
今回紹介した依頼の流れや依頼時の注意点を参考に、気持ちの良い取引を行いましょう。