ホワイト企業の特徴とは?就活先として人気が出やすい6つのポイントを解説

ホワイト企業の特徴.png
  • Facebookにシェア
  • Twitterにシェア
  • はてなブックマークにシェア

「ホワイト企業」とは、給与や福利厚生などの待遇が良く、働きやすい環境づくりができている企業のことです。対になるものとしては「ブラック企業」が挙げられます。

この記事ではホワイト企業の特徴だけでなく、いち企業が就職先を探している人に対し、どんなポイントに気を使って採用を進めればホワイト企業としてアピールできるのか解説します。

目次
目次

ホワイト企業とは?概要を解説

まずは、どんな企業のことを「ホワイト企業」と呼ぶのかを確認しましょう。

待遇面などが充実し働きやすい企業のこと

ホワイト企業とは一般的に、労働者に対する待遇面などが充実していて、働きやすい環境が整えられている企業のことです。待遇面が充実しているかどうかは、労働時間や休日数、給与面、福利厚生など様々な面から判断されます。

これらが好待遇であるホワイト企業は、就活者から「ワークライフバランスが良く働きたい会社」であるとして就職先の有力な候補と見てもらえるのです。なお、ホワイト企業の反対の、働きにくい会社だとして「ブラック企業」と呼ばれてしまう会社もあります。

就活先として人気が出るホワイト企業の特徴6つ

好待遇で働きやすい環境が整っているため、しっかりと働きながらも自分の私生活まで大事にできるとして、就活で人気が高いホワイト企業。その特徴を確認することで、ホワイト企業を目指している会社が特に取り組むべきポイントが理解できます。

それでは、ホワイト企業の6つの特徴を確認しましょう。

1.離職率が低いこと

先述した通り、ホワイト企業は働きやすい環境づくりが十分に整えられている会社のことです。つまり、「辞めたい、他の企業へ転職したい」と思う社員が少ない企業であるといえます。

離職率が低いかどうかは、新卒採用の社員が入社してから3年間で判断できます。離職率全体の離職率の平均値は3割ほどなので、3年間の離職率が3割よりも大幅に少なければ、ホワイト企業である可能性が高いです。

逆に3割よりも多いのであれば、働きづらい企業である可能性があります。なお、離職率の正確なデータは、就職四季報で確認できます。

離職率が3割よりも少ない企業を目指すのであれば、新入社員に根付いてもらえるようなフォロー体制も重要です。たとえば先輩社員がマンツーマンで教えることで信頼関係を築く、周りの人と昼食を取れるようにするなど、コミュニケーションを取って悩みを解決できるようにしましょう。

2.残業時間が少ないこと

残業時間数もホワイト企業かどうかの判断材料です。

残業時間が多いと仕事にばかり時間を取られてしまい、私生活が疎かになってしまいます。また残業が多い分、疲れてしまうため、仕事自体がはかどらなくなってしまうでしょう。つまり、企業の平均の残業時間が少ないかどうかは、働きやすい環境であるかを判断している就活中の人にとって、重要なポイントなのです。

3.休日が多く有給休暇が取得しやすいこと

休日数や有給休暇の取得のしやすさも、ホワイト企業かどうかの重要な判断材料です。

完全週休二日制の企業が増えたとはいえ、そうではない企業もまだまだあります。また、年末年始やゴールデンウイーク、盆休みなどに、しっかりと連休が取れるかどうかでも、年間の総休日数は大きく異なるでしょう。基準としては、年間休日数が120日以上かどうかが判断するポイントです。

また、有給休暇の取得がしやすいのもホワイト企業といえます。社員が有給休暇を取りたいと言っているのに取得を認めないような企業はホワイト企業とは言えないでしょう。ホワイト企業では、むしろ有給休暇の取得を推奨して、取得率を上げる取り組みをしています。

有給休暇の取得率を上げることで、入社前の時点から「この企業は社員を大事にしている」と感じてもらいやすいです。ホワイト企業を目指すのであれば、有給休暇の取得率にも気を配りましょう。

4.基本給が高いこと

収入が高いかどうかも、ホワイト企業であるかの判断で重要だとされます。いくら残業がなく休日が多くとも、給料が低ければその分副業をしなければならない場合も出てくるのです。

特に、総支給金額の高さだけではなく「基本給」が高いかをチェックされるでしょう。総支給額が高くても、固定残業代やその他の手当が多くて、基本給自体は低い場合があります。

この場合ももちろん、月々の給料が高いことは就活者にとって魅力的です。ただし、ボーナスは基本給の〇か月分と計算されます。そのため、基本給があまりに低いと「ボーナスを少なくしようとしている」とがっかりされることもあり、注意が必要です。

5.福利厚生が充実していること

福利厚生が充実しているかどうかも判断材料として重要視されます。福利厚生は企業が従業員を大切にしているかが伝わりやすい部分です。

この福利厚生の制度には法定福利と法定外のものがあります。雇用保険・健康保険などの法定福利は基本的に入っているものです。住宅補助やレジャー補助など、法定外の福利厚生を充実させるとホワイト企業としてのアピールに繋がるでしょう。

6.女性が働きやすいこと

女性が働きやすい環境が整えられているかも重要です。育児休暇や産前産後休暇、時短勤務などの制度があり、その制度を使いやすいよう配慮されていることが、ホワイト企業の特徴と言えます。

さらに、男性社員の育休取得実績が豊富であったり時短勤務への変更率が高かったりすると、よりホワイト企業だと判断されやすいでしょう。

第三者によるホワイト企業の認定制度について

第三者によって自社がホワイト企業だと認定されれば、就活者へのアピールに信憑性が増すがでしょう。ここでは各種の認定制度を紹介します。

1.ホワイトマーク

ホワイトマークは、労働者を大事にしている優良な企業を厚生労働省が認定する制度のこと。各種認定の中でもホワイト企業を探す人からの注目度が高いです。約80項目もの基準があり、全てをクリアする必要があります。

2.ユースエール

ユースエールは、若手の育成や雇用状況などが優良な中小企業を、厚生労働大臣が認定する制度です。就活者からの注目度が大企業よりも低くなりやすい中小企業にとって、良いアピールポイントになるでしょう。

3.くるみん認定

くるみん認定は、企業が社員の子育てサポートを積極的に行っていることを認定する制度です。育児休暇取得が一定の基準以上である、などが認定の判断材料。子育てをしながら無理なく仕事ができるよう、全社をあげて支援していることをアピールできます。

4.えるぼし

えるぼしは管理職の女性比率が基準以上であることなど、女性の活躍に重きを置いた認定制度です。認定されることで、社会で活躍したい向上心のある女性からの注目度が増すことでしょう。

ホワイト企業の反対、ブラック企業とは

ホワイト企業の反対であり、「就職先として選びたくない」と多くの人々に思われているブラック企業。ホワイト企業は労働者を大切にしてくれる企業ですが、それに対しブラック企業は「若者の使い捨てが疑われる企業等」として、厚生労働省からも注意するよう特徴を挙げています。

その特徴とは以下の3つです。

  1. 極端な長時間労働やノルマを課す
  2. 賃金不払いの残業やパワーハラスメントの横行など、企業全体のコンプライアンス意識が低い
  3. このような状況下で、労働者に対して過度な選別を行う

このほか、仕事量に比べて明らかに給料が安い、社内の環境が悪い、有給休暇を取らせないなどもブラック企業だと思われる材料です。

最後に

就職したい企業だとして注目を集める「ホワイト企業」。良い人材を集めるために、企業にとってそう認識してもらえるかどうかは重要です。

今回の記事で紹介したように、ホワイト企業かどうかの判断ポイントや認定制度を参考にして、働きやすい環境づくりができていることをアピールしてください。

お気軽にご相談ください

一括見積りも、ご相談のみもコンシェルジュへ。
すべて無料です!

【無料】コンシェルジュに相談

Page Top