DX化やIT化が進む現代社会において、システム上には膨大なデータが蓄積・保管されています。事業取引で生まれるデータは、将来の事業取引にも使われるケースが多く、企業活動において、データは知的資産の一つと言えるでしょう。
ただ、この知的資産であるデータを、有効活用できていない企業は意外とたくさんあります。価値あるデータを必要なタイミングに取り出して活用できる、これがデータベース検索システムの最大のメリットになります。
データベース検索システムを開発する際、基本的には以下の流れを取ります。
1)手元にあるデータの洗い出し
2)必要データ、不要データの整理
3)必要データの定義付け
4)データ抽出時の条件式(検索条件)の決定
5)アウトプット(画面表示)の定義
全工程の中で、弊社が最も大切と考える工程が、1)、2)になります。
手元にあるデータをしっかりと洗い出し、どのデータをデータベース上に格納し、
検索利用するのか、ここが最も頭を使うところであり、後工程にも大きな影響を与えます。
データベース検索システムは、業界業種を問わず、企業にとって必要不可欠なものです。多くのシステムでデータの検索を行っており、その必要性の認知も進んでいます。さらに、知的資産の一つであるデータを適時蓄積・保管することで、業務の効率化、統計分析などにも利用することができ、データがもたらす付加価値をより一層高めることができます。データの管理・データ分析を行うデータサイエンティストやマーケター、エンジニアだけでなく、発注者側でもデータベース検索の全体像を知り、どのように検索の仕組みを作るべきなのかを思案することで、より良いシステムの開発が可能になります。
今回はデータベース検索システムついて解説しました。日常生活の中では世の中の仕組みが変わったな、便利になったなと感じることが多いと思いますが、データベース検索システムの導入、刷新により企業のデジタル化はより一層加速します。業界や業種が同じであっても企業活動が全く同じという組織はこの世の中に一つとしてありません。企業活動が異なるということはデータベースやシステムの構成も変わるということです。それぞれの企業にはそれぞれに合ったシステムがあります。それぞれの状況やステージを踏まえ、企業のデータベース検索システムの導入、刷新を考えていくことが肝要です。
株式会社GeNEE マーケティング推進部