タクシーを利用すると必ず目に触れる広告は、さまざまな種類が展開されており、高い訴求効果が期待できると注目を集めています。そこで本記事では、タクシー広告を依頼できる会社を選ぶ際のポイントとして押さえておきたい10の比較項目とおすすめの広告会社をご紹介します。

タクシー広告とは

タクシーを利用して掲出する広告物の総称です。タクシー広告の種類には、ドアステッカー、リーフレット、車体のラッピングなどがありますが、近年はデジタルサイネージが注目され、その利用が普及しつつあります。タクシー広告の特徴として、タクシーはプライベート空間でもあり、目に留まりやすい広告は高い訴求効果が期待できるのです。また、あらゆる場所を走行するので、通行人や他のドライバーが見ることになり、広告の認知度を向上させることができます。

タクシー広告を依頼する際のポイント

1. 料金

一般的に契約期間や最低利用台数があらかじめ決められており、1ヶ月単位で1台あたりの料金が設定されます。広告の種類によっては、設置費や施工費、屋外広告物許可申請費用など広告料金とは別に必要になる場合もあります。見積りで詳細を確認することをおすすめします。

2. 広告の種類

タクシー広告の種類は、主に以下の7つがあります。どの広告が自社の目的に合っているのか検討してください。

①ステッカー
タクシーのドアやサイド・リアウィンドウに貼るステッカータイプの広告です。比較的低コストで多くのタクシーに貼ることで認知度を上げることができます。

②アドケース
助手席・運転手席の背もたれ部分に設置してある専用ラックに、カードサイズのリーフレットを入れておくタイプの広告です。効果的なデザインを取り入れることでピックアップ率が上がります。会社によって、リーフレットと記載されていますが、アドケースと同様のものです。

③デジタルサイネージ
助手席や運転席の裏側に装着されたディスプレイに動画広告を表示するものを指します。車窓型サイネージも登場するなど、開発が進んでいる広告です。高額なコストを必要としますが、社内での視認率がほぼ100%と言われるほど、PRに最適です。

④ラッピング
タクシーの両側のドア4面を使った広告のことです。注目度が高く、さまざまな人の目に触れることで高い訴求効果が期待できます。多くの場合1ヶ月から利用ができるため中期でアピールしたい方に適しています。

➄レシート
乗客に渡すレシートの裏面に広告を印刷する方法です。タクシー利用者はビジネスマンが多いことから、領収書を求めることが多くレシートを受取率も高いです。裏面にQRコードを貼って訴求率を上げることで、より広告効果を上げることも期待できます。

⑥サンプリング
運転手から商品のサンプルやクーポン券を手渡す方法です。レシートと一緒に渡すので受取率が高いことが特徴です。申し込みから納品、配布終了まで短期間のスケジュールで進めることができます。

⑦行灯
タクシーの屋根に設置されている表示灯部分に立体的に取り付ける広告です。最近は行灯にLEDを採用しているタクシー会社が増え、夜間の広告も目立ちます。

3. 実績

会社の実績に注目してみてください。実績数が多いほど広告効果に期待がもてます。また、実績数とともに導入事例なども参考にしてみてください。タクシーは地域性が高いので、どのような企業が広告依頼をしているのかが分かると参考になります。

4. デザイン制作対応

広告のデザインは、あらゆる戦略を立てて制作する必要があります。タクシーは、車体利用広告のデザイン審査基準があり、単に宣伝するだけでなく景観との調和も考えなければいけません。そのためデザイン制作に対応している会社を選ぶと安心です。対応していなければ、デザインだけを専門会社に依頼するのも1つの方法です。

5. 対応エリア

タクシーは地域ごとに営業できるエリアが決まっています。そのため、依頼者がエリアを指定することができません。全国規模で広告を依頼するのであれば、対応エリアの広い会社を選ぶのもよいでしょう。しかし、企業がエリアを絞りたい場合は、ピンポイントに対応している会社を選ぶべきです。

6. 無料見積作成

ホームページに料金の一例が掲載されていることが多いものの、依頼内容によって料金が異なるので詳細まで把握することができません。選定の際には、要望や予算を照らし合わせるために複数の会社からの見積りが必要です。なるべくコストを抑えるためにも無料で見積もりを作成してもらえるのか確認しましょう。

7. 納期

依頼してから、いつまでに掲出できるかの期間のことです。デザイン制作、デザイン審査などの作業日数が必要になります。また、東京のように屋外広告物許可申請が必要になる場合があるので、キャンペーン広告など開始日が決まっているものは早めに申し込みをしましょう。

8. タクシー広告以外に扱っている広告媒体

タクシー広告を依頼する会社が、他の広告媒体を扱っていれば、広告の選択肢を広げることができるので、扱っている広告媒体を参考にしてみてください。広告は大きく「マス媒体」「ネット媒体」「セールスプロモーション媒体」の3つに分けられます。

• マス媒体：新聞・雑誌・テレビ・ラジオによる広告
• ネット媒体：ネット上で展開するデジタル広告
• プロモーション媒体：タクシー広告（交通広告）、デジタルサイネージ、看板・のぼりなど

9. 報告書の有無

広告を掲載によって、どの程度の効果があったのか効果検証を行って報告書を提出してくれるかを確認しましょう。また、報告書作成が料金に含まれている場合もあれば、別途調査が必要で費用がかかることもあるので、報告書の有無とともに費用も確認してみてください。

10. 設立年

タクシー広告の販売を継続している期間を計る目安になります。継続期間が長いからと言って質の高いサービスを得られるわけではありませんが、国内での歴史が長い会社であれば信頼性が高いですし、設立されてから浅くてもサービスの内容に優れていれば検討する価値はあるでしょう。

【2023年最新】タクシー広告を依頼できるおすすめ会社13選

最後に

タクシー広告を依頼できる会社を選ぶ際のポイントとおすすめのタクシー広告会社をご紹介してきました。自社に最適な広告を選ぶことができれば、高い訴求効果が期待できます。この記事でおすすめしている会社を参考にしつつ、検討したい会社があれば、ぜひ問い合わせてみてください。