合同会社LEAD ONEの伊東です。
現在、企業のYouTube制作をメインの事業としている弊社が、どのような視点で動画を制作しているのか。
従来の動画制作とYouTube動画の制作の違いはどこにあるのか。
その部分について少し詳しく解説していこうと思ってます。
YouTubeの解説を検討中の企業担当者さま、YouTube制作の外注先の担当者さまのヒントになれば幸いです。
YouTube動画の制作が従来の動画制作と異なる点
YouTubeの動画制作は、従来のCMやPR動画と同じ視点で制作してしまうと結果は出ません。
では、YouTubeの動画の制作が従来の制作とどういった部分が異なるのか。
プラットフォームの特性を理解する必要がある
YouTubeは特性上、YouTubeというプラットフォームの仕組みの中で動画をいかに拡散させるかを考えなければなりません。
そしてまだまだ新しい発信媒体であることから、YouTubeの特性を全く理解しないまま進めてなかなか結果が出せずにいることも多いです。
ここでいうYouTubeの特性の具体例を挙げるとすると、
・YouTube独自のアルゴリズムで表示される回数が決まる
・同軸で比較対象となる動画が無限にある
→見てもらう上での競争率が高い
・検索流入、関連動画流入、オススメ流入など、さまざまな流入経路がある
・同ジャンルの競合の動画と同じ画面に表示される
・規約が定められており、違反すると何かしらのペナルティを喰らう
・継続的な発信、一貫したコンセプトが大事
細かい点をあげれば他にもたくさんありますが、上記のようなものがここでいう「YouTubeの特性」です。
まずはYouTubeというプラットフォームの特性をしっかりと理解し、その特性の中で目的を達成するための戦略を持つ必要があります。
初見は『見てもらえない』のが前提
従来の動画でいうと、例えば会社のHPに掲載するPR動画。
会社のHPからPR動画を再生する視聴者は、そもそも会社の情報を見に来てる人なので動画を見る体制で動画を視聴します。
テレビCMなどは視聴者が見たいと思ってなくても、強制的に15秒〜30秒のCMが表示されるので目に入ります。
ですがYouTubeの場合は全く逆で、既存のファンでない限り、基本的にあなたの動画を「見たい」という姿勢で動画をクリックする人はいません。
初見の場合、良くても「ちょっと見てみよう」くらいの感覚です。
なので、見てもらえるという前提で動画を作ってしまうと、誰も見てくれない動画になる可能性があります。
戦略的にYouTubeを活用している個人や企業は、こういったYouTubeの特性を踏まえて、なんとか見させる工夫をしなければなりません。
特に、動画を再生してからの5秒間。
ここで視聴者のアンテナにささらなければたった5秒で動画を離脱されることもあります。
ですのでYouTube場合は特に他の媒体以上に「見られない」ということを前提にした上での動画制作が必要になってきます。
YouTube特有の『型』の重要性
伸びてるYouTube動画には効果実証済みのいくつかの『型』が存在します。
そしてYouTubeを効果的に伸ばすにはこの『型』に沿った企画を考えることが大事です。
抽象的な表現で「YouTubeっぽい動画」など言ったりすることもありますが、それです。
型には「編集上の型」と「企画の型」があります。
「編集上の型」の例としては、演者が喋ってる上での間や「えー、あー、」など不要な部分を全てカットする(ジェットカット)のなどがそれにあたります。
「企画の型」とは、例えば『〇〇やってみた系』『Vlog系』『ルーティン系』など、YouTubeで安定して数字を取りやすい企画です。
YouTubeは(まだ認知が少ない時は特に)内容が全く予測できない動画よりも、ある程度の面白さが期待できる内容の方が見られます。
上記であげたような企画では、誰が演じていてもある程度の内容が伝わるので、動画を見る前からある程度の期待値を得ることができます。
さらに、YouTubeの特性上、関連動画枠などで同じ「型」の動画の関連枠や、その動画を見た視聴者のおすすめ欄での露出を狙うことも可能です。
主軸は発信者ではなく視聴者
従来のPR動画やCMなど、動画制作のシーンでたくさん作られてきた動画は、「企業が発信(表現)したい内容」を軸に動画の企画が作られることが多いのに対し、
YouTubeの場合は視聴者視点で『ターゲット視聴者が見たいと思ってる動画』から逆算して作る必要があります。
先述したとおり、YouTubeでは見られないことを前提に戦略を立てるくらいの気持ちが良いと書きましたが、そういった中で見てもらうためには
自分たちが出したい動画を出すのではなく、視聴者が求めてる動画を出すということがとても大事になってきます。
すでにファンがたくさんいる人や企業なら、発信者主軸で出したい動画を出しても見られます。
ですが、これから認知を広げてファンを獲得していきたいフェーズにあるのであれば、視聴者を主軸にした動画コンテンツの制作が求められます。
YouTube制作を得意とするLEAD ONEの運営体制
企業のYouTube制作の実績が豊富
LEAD ONEでは2020年より、制作のメインを「企業のYouTube制作」に特化させることにより、これまでたくさんの企業チャンネルの制作に携わってきました。
業種も様々で、
BtoC企業もあればBtoB企業もあり、
既に社名や商品名が広く知られてる年商数百億円を超える会社さんもあれば立ち上げたばかりのベンチャー企業もあり、
全国にお客さんを持つ企業もあれば地元に根ざしたローカル企業もあり、
個人で発信をされてる士業の方のプロデュースなど、
様々なケースでの動画を企画制作、チャンネル運営に携わらせていただきました。
これらの経験をもとにチャンネル運用、動画企画の提案などを行わせていただいております。
データ分析
YouTube動画は公開して終わりではなく、むしろ出した後の視聴者の挙動や反応のチェックが非常に大事です。
YouTubeの場合は「 YouTube Studio」という発信者ツールでかなり詳細にデータのチェックが可能です。
これら数字をもとに、LEAD ONEではチャンネルの分析を行い次の改善に繋げていきます。
ちなみに弊社が特に重要視している指標は次の通り
・インプレッション数:YouTube上でサムネが表示された回数
・クリック率:サムネ表示から実際に動画がクリックされる率
・視聴維持率:閲覧した人が動画をどのあたりまで見ているかの割合を算出した率
制作コストを抑える、クリエイターとの独自ネットワーク
YouTubeはその特性上、継続的に動画を発信し続ける必要があります。
少なくても週1回以上、できれば週3回は更新できれば理想です。
ですがそうなると、制作した本数の分だけ制作費が嵩んでしまい、コストがかかってしまいます。
そしてYouTubeは短期で結果を狙うよりも、長期的に資産として積み上げていくイメージの運用が基本になります。
制作コストがあまり負担が大きいと、継続したくてもできないという本末転倒の事態にもなりかねません。
そうならないために、継続的に本数を出していくのが前提のYouTube制作だからこそ、できる限りコストを押さえる仕組みを構築しています。
独自のネットワークでフリーランスのクリエイターとの直接提携により、中間マージンや固定費をかけずに制作物が出せるようにしています。
そうすることで1本あたりの制作に莫大な費用をかけずとも制作できる仕組みを整えております。
併走する制作体制
YouTubeを伸ばすには、依頼主と制作者が並走する姿勢がとても大事だと思っています。
どちらか一方がもう一方に全てをぶん投げるやり方だとなかなかうまくいきづらいです。
制作者は、制作の視点からの意見を出し、商品や会社に詳しい依頼主の意見を反映させつつ動画を作らなければなりません。
時間をかけて構築していく必要のあるYouTubeだからこそ、LEAD ONEではこの並走の姿勢を大事にしております。
YouTube動画の制作費の相場
相場はあってないようなもの
YouTubeがまだまだ新しいメディアということもあり、制作の相場などはあってないようなものです。
1本で数十万円の見積もりを出す企業もあれば、1本数千円で編集をする個人クリエイターもいます。
YouTube動画の制作には様々な工程があり、どの工程を担うかという範囲によっても見積もり額は異なります。
また企画によってはロケーションやキャスティングなどによっても費用が異なってくるのです。
まずは簡単お見積もりを
LEAD ONEは予算/納期/動画の内容に柔軟な対応が可能です。
まずは簡単見積もりをしていただければ、通常24時間以内に概算の見積額を算出させていただきます。
またYouTubeの運用や制作における無料相談なども実施しておりますので、気軽にお申し込みください。
合同会社LEAD ONE
福岡県福岡市中央区天神2-3-10-719
追伸)
弊社では『動画編集者向けのウェブメディア」も運営しております。