インタラクティブ動画とは?動画の作り方とおすすめの制作プラットフォーム3選

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「インタラクティブ動画って具体的にはどのような内容なのか?」
「インタラクティブ動画ってどうやって作るのか?」

動画制作を検討している方の中には、インタラクティブ動画という言葉を耳にし、どのような内容の動画なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。インタラクティブ動画はユーザーに楽しんでもらえる動画の1つで、活用することによりさまざまなメリットがあるのです。本記事では、インタラクティブ動画の概要や活用するメリット、作り方の流れ、おすすめの動画作成サービス、インタラクティブ動画の活用事例についてご紹介します。この記事を最後まで読めば、消費者に対してメッセージを効果的に伝えられる動画が作れるようになるでしょう。

目次
目次

1.インタラクティブ動画とは

最近よく耳にする「インタラクティブ動画」。具体的にどのような動画か分からないという方も多いのではないでしょうか。Youtube動画などでも多く利用されているため、知らないうちに利用している方も多いと思います。

そこで、そもそもインタラクティブ動画とはどのようなものか、どのような場面で活用できるのかというのをご紹介します。

(1)視聴者参加型の触れる動画

インタラクティブ動画とは、視聴者参加型の動画で、動画内に設置した仕掛けによって視聴者にアクションを起こしてもらうことが可能ですたとえば、動画内の商品をクリック・タップすると商品詳細ページに飛んだり、購入ページを表示したりできます。また、途中で選択肢を表示し、視聴者が動画のストーリーを選ぶこともできる仕組みも人気です。

(2)マーケティングにも有効

従来の動画は、視聴者に対して一方的に情報を提供するだけのものでしたが、インタラクティブ動画は視聴者に参加を促すことで、興味を持ってもらうことができます。動画マーケティングの手法として普及しているため、この機会にインタラクティブ動画の採用を検討してみましょう。

2.インタラクティブ動画を活用する3つのメリット

インタラクティブ動画を活用するメリットについてご紹介します。

主なメリットは以下の3つです。

  1. ユーザーの興味を引き寄せられる
  2. バズる可能性がある
  3. ユーザー情報を収集できる

どれも魅力的な内容になっているので、動画マーケティングを検討している方はインタラクティブ動画の活用を前向きに検討してみてください。

(1)ユーザーの興味を引き寄せられる

インタラクティブ動画は視聴者が能動的に閲覧するタイプなので、動画内容に興味を引き寄せることができます。選択肢やボタンを設けることで、どのような仕組みがあるのか興味を持ちながら動画を見てもらえる可能性が高くなるのです。インタラクティブ動画を活用する企業は増えていますが、それでもまだ数が少ないため、インタラクティブ動画に触れたことがあるユーザーも少ない傾向があります。動画を操作しながら視聴できるという新鮮な仕組みが視聴者に大きなインパクトを与えられるので、購買意欲を高めたい商品などをPRするのに効果的でしょう。

(2)バズる可能性がある

インタラクティブ動画は多くの人の興味を集めやすいため、SNSでバズる可能性が高いです。SNS上にインタラクティブ動画を投稿すれば、最初はコミュニティ内で広がり、徐々にコミュニティの枠を越えて動画が広がります。一度拡散の流れに乗ることができれば、世界中の人々に視聴してもらえる可能性が高くなるため、大きな宣伝効果が期待できるでしょう。バズるためには、友だちに紹介したいと思ってもらえるようなワクワクする動画を作るのがポイントです。

(3)ユーザー情報を収集できる

ユーザーのアクション情報はデータとして残るため、ユーザー情報を収集できる点も大きなメリットです。たとえば、10種類の商品を紹介したインタラクティブ動画の場合、どの商品が最もクリック・タップされたのか知ることができます。

また、購入者数と視聴回数の比率がどのくらいかなどのコンバージョン率も収集可能です。蓄積したユーザー情報によって、動画の分析が可能になり、課題の発見・改善に繋がります。認知度向上や購買率アップなど動画の目的を達成するために、ユーザー情報は必要不可欠なので、インタラクティブ動画で小まめにユーザーの動向をチェックしましょう。

3.インタラクティブ動画制作の流れ

インタラクティブ動画の作り方についてご紹介します。

主な流れは以下のとおりです。

  1. 動画の目的を決める
  2. ターゲットを絞りコンセプトを決める
  3. シナリオを決める
  4. 動画を撮影・編集する
  5. インタラクティブ化をする

時間と手間がかかることが想定されるため、スケジュールにゆとりを持って、ペース配分を考えながら作業を進めていきましょう。

(1)動画の目的を決める

まずは、動画の目的を決めます。動画の視聴者に最終的にどういう行動をしてもらいたいか明確にするのがポイントです。たとえば、企業のブランディングが目的であれば、動画を視聴してもらうだけでよいですが、利益まで確保したいのであれば、商品購入までたどり着いてもらう必要があります。動画を作るのではなく、作ったあとにいかに会社の利益に繋げるかが重要なので、最終的な動画の成果が何なのか考えておきましょう。

(2)ターゲットを絞りコンセプトを決める

次に、どのような人向けに動画を作るのかターゲットを絞り込みます。動画で伝えるメッセージは1つが理想で、多くても2つまでのメッセージしか効果的に伝えられないため、ターゲットを具体的に絞ることがポイントです。たとえば、化粧品のPR動画であれば、20~30代のようにどの年代の女性に向けた動画にするのか決めましょう。

また、ターゲットを絞るときに動画のコンセプトも考えます。商品に焦点を当ててとにかく魅力的に見せるか、もしくは紹介している商品で化粧した女性を主人公にストーリーを展開するかなど、動画の方向性を決めなければなりません。多くの人に動画を見てもらうには、特定の人にヒットしてそこから拡散を狙うのが効率的なので、ターゲットとコンセプトを明確にして、分かりやすい動画にしましょう。

(3)シナリオを決める

目的やコンセプトを意識しながらシナリオを決めていきましょう。用意した主人公を中心に話を展開するのか、物や自然に焦点を当ててメッセージを訴えていくのかで動画の構成が変わります。まずは、大まかな構成を考えストーリーの大筋が出来たら、具体的な台詞やナレーション、テロップなどを考えましょう。

なお、台詞がある場合は、発言している人物をどのようなアングルで撮影するのか、登場人物はどの位置にいるのかなど、シーンごとにイメージを固めておくと撮影がスムーズに進みます。構成の段階で作り込んでおけば効率良く撮影できるので、なるべく手間を惜しまずに具体的に決めておきましょう。

(4)動画を撮影・編集する

シナリオが完成したら、動画の撮影をします。インタラクティブ動画作成専用ソフトを使えば、未経験者でも簡単に動画を撮影することが可能です。動画の撮影を終えたら、動画に組み込む素材も揃えておきましょう。イラストや画像、表、音楽などの素材を追加すると、動画の内容が分かりやすくなります。編集に必要な材料を全て揃えたら、動画素材を組み込んだり複数の動画を切り貼りしたりしましょう。視聴者が理解しやすいように、色や大きさなど視覚的に見やすい編集を意識するのがポイントです。

(5)インタラクティブ化をする

動画が完成したら、インタラクティブ化(ユーザーアクションを起こす仕組みを加えること)をしましょう。

インタラクティブ化の方法としてメジャーなのは、以下の3パターンです。

  • アンケート実施
  • 応募フォーム・購入ページの設置
  • ストーリー分岐

いずれの場合も、ユーザーがクリック・タップをすることで、画面上に何らかの変化が発生します。

ちなみに、インタラクティブ化で気をつけるべき点は、分かりやすい仕掛けにすることです。たとえば、クリック・タップできるボタンを目立たせたり注釈で説明したりして、ユーザーにアクションを促す必要があります。また、いくつものボタンを設置すると、動画の内容が分からなくなり離脱を招く恐れがあるため、仕組みをシンプルにすることも意識しましょう。ユーザーが分かりやすく、ついアクションを起こしたくなるような仕組みを考えてみてください。

4.おすすめのインタラクティブ動画制作プラットフォーム3選

インタラクティブ動画を作るのにおすすめのサービスについてご紹介します。

たくさんの動画作成サービスが展開されていますが、今回ご紹介するサービスは以下の3つです。

  1. YouTube Studio
  2. MIL
  3. DOOONUT

未経験者でも簡単に操作できるものをピックアップしているので、気になるサービスがあれば活用してみてください。

(1)YouTube Studio

YouTube Studioは、Googleが提供する無料のアプリで、利用者が多いのが特徴です。本来は自身のYouTubeチャンネルを管理するためのアプリですが、インタラクティブ機能も兼ね備えています。YouTube Studioでは、ユーザーにクリック・タップを促せるカード機能やアンケート機能を設置することができ、外部リンクへの誘導も可能です。ユーザー情報をもとに動画の内容も分析できるため、早期改善にも役立ちます。Googleのサポートページも充実しているので、試しに使ってみてください。

(2)MIL

MILは、インタラクティブ動画を本格的に運営したい方向けのプラットフォームです。インタラクティブ動画の企画・制作からデータ分析・運用において、累計法人会員1,100社以上の実績で培われた独自のノウハウを提供してくれます。日テレやバンダイなど多くの大手企業も利用しており実績も豊富です。はじめてインタラクティブ動画を運営する方でも安心して利用できるので、サポート体制を重視したい方におすすめです。

(3)DOOONUT

DOOONUTは、インタラクティブ動画の管理や分析だけでなく、ポータルサイトまで構築できる動画マーケティング支援ツールです。SNS連携や限定配信もできる仕組みになっており、動画を使ったポータルサイトをプログラミングの知識なしで1分で簡単に作ることもできます。動画マーケティングに特化した機能が豊富に揃っているので、専門的な知識がなくてもインタラクティブ動画を効果的に活用したい方は検討してみてください。

5.マネしたくなる!インタラクティブ動画の活用事例3選

最後にインタラクティブ動画の活用事例についてご紹介します。

今回ご紹介する活用事例は以下の3社です。

  1. 富山大学
  2. タカノ株式会社【採用編】
  3. SBテクノロジー株式会社

インタラクティブ動画を作りたいが具体的なイメージが浮かばない方は、アイデアの参考にしてみてください。

(1)富山大学

(※記事内の動画はオープニングなので遷移しません。)

WEB上で、富山県内の3つのキャンパスをそれぞれツアー風に巡ることで、実際のキャンパスライフをイメージできる動画です。

単純な動画ではなく、インタラクティブ動画にすることでツアー風に各施設を巡ることができ、施設名ごとの選択や映像内のタップポイント機能で、視聴者が実際にオープンキャンパスに来ているというリアル感で、自由に見ていただけ仕様になっています。

富山大学のインタラクティブ動画はこちら

(2)タカノ株式会社【採用編】

(※記事内の動画はオープニングなので遷移しません。)

学生が社員のプライベート、働く姿をイメージできるインタラクティブ動画です。

興味のある社員の仕事、プライベートを選択することで、応募者がどこに興味があるか、何名応募ページに遷移したかが把握でき、今後の採用活動に手助けになるような映像となっています。

タカノ株式会社のインタラクティブ動画はこちら

(3)SBテクノロジー株式会社

(※記事内の動画はオープニングなので遷移しません。)

オフィスツアー形式の社員目線で社内の雰囲気を感じ取ることができるインタラクティブ映像です。

地方在住でインターンなどなかなか来ることができない学生にもアプローチしたいという想いから、気になる人、エリアをクリックし、インタビューやエリア紹介などにつながるインタラクティブ形式を採用。
また、オフィス内を社員目線で巡る構成で社内の雰囲気を感じ取ることが出来ます。

SBテクノロジー株式会社のインタラクティブ動画はこちら

6.最後に

インタラクティブ動画は視聴者にアクションを求めるため、通常の動画よりも内容を印象付けることができます。

インタラクティブ動画作成サービスを使えば、未経験者でも簡単に作ることが可能です。

高い宣伝効果が期待できるので、今回紹介した作り方や活用事例を参考に面白い動画を作ってみましょう。

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