「かっこいい動画ってどうやって作ればいいのか?」
「動画をかっこよく仕上げるにはどこに気をつければいいのか?」
かっこいい動画を作りたいと考えている方の中には、どこを工夫すればいいのか分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。実はかっこいい動画にはいくつかの共通点があり、ポイントを押さえることで誰でも簡単にかっこいい動画を作れるのです。本記事では、かっこいい動画の特徴や作り方、意識すべきポイント、活用事例、依頼するときの費用相場、動画制作会社の選び方についてご紹介します。この記事を読めば、効果的にPRできるようなかっこいい動画が作れるでしょう。
1.かっこいいと感じる動画の5つの特徴
かっこいい動画の特徴についてご紹介します。
主な共通点は以下の5つです。
- CGが入っている
- ナレーションが入っている
- 英語が使われている
- インパクトの強いシーンがある
- 壮大な音楽が使われている
かっこいい動画をするためにどんな工夫をすべきか分からない方は、動画の企画・構成をするときの参考にしてみてください。
(1)CGが入っている
かっこいい動画には、CGが入っていることが多いです。CGによって、目に見えないオーラやエフェクトを入れられるため、現実では表現できない雰囲気を出すことができます。漫画のような演出もできるので、かっこいい動画を作るにはCG技術の導入を検討してみましょう。
(2)ナレーションが入っている
ナレーションが入るとドラマのような演出ができ、ストーリーに厚みが出ます。特に人間味のある動画にする場合は、ストーリー性のある構成になるので、ナレーションと相性が良いです。ナレーションの他には、字幕を入れてシーンの説明などを入れると、動画の内容が伝わりやすいでしょう。
(3)英語が使われている
英語が使われるとかっこよく見えるものです。一般的には、普段の生活で英語を使うことが少ないので、表現を英語にするだけで特別感が出ます。全てを英語にすると英語が分かる人にしか内容が伝わらないため、決まり文句のように印象付けたいことを英語にしてみましょう。
(4)インパクトの強いシーンがある
かっこいい動画には、インパクトの強いシーンがあるのも特徴です。動画の中で一つインパクトのあるシーンがあるだけで、動画全体が締まります。PR動画と相性が良いので、印象的なシーンを1つ作ってみましょう。
(5)壮大な音楽が使われている
かっこいい動画には、壮大な音楽が付き物です。音楽を変えるだけで動画の印象に大きく影響を与えるため、オーケストラのような重厚感のあるBGMにすればかっこよさがより増します。音楽にこだわりたい方は、オリジナル音源の作曲を依頼してみましょう。
2.かっこいい動画の制作方法とは?自作する場合の5つのポイント
かっこいい動画の作り方についてご紹介します。
主な流れは以下のとおりです。
- 動画の目的を決める
- 動画に使える素材を集める
- 動画を撮影する
- 動画を編集する
- テロップ・音響をつける
はじめて動画を作る方は、一つひとつ丁寧に工程をこなしていきましょう。
(1)動画の目的を決める
まずは、動画の目的を決めます。かっこいい動画にするためには、メッセージ性のある内容にする必要があるため、コンセプトを明確にすることが重要です。具体的には、ターゲットを絞り、誰にどのような動画を見て欲しいのか決めます。たとえば、求人募集を目的とした動画であれば、どのような人材に応募して欲しいのか明確にすることがポイントです。ターゲットと動画の内容が決まったら、スムーズに動画を撮影できるように動画の構成を考えましょう。
(2)動画に使える素材を集める
動画の目的と構成が決まったら、動画に使えそうな素材を集めます。構成に従って全てを撮影できるに越したことはありませんが、自然や動物の映像を独自に撮影することは時間と手間がかかり難しいです。途中で自然や動物に焦点を当てた映像を使いたい方は、フリー素材の中から使えそうな映像を探しましょう。
(3)動画を撮影する
動画に使えそうな素材が集まったら、構成に従って動画を撮影します。低コストで動画制作を行うためには、自社の従業員をキャストやナレーターとして使うのがおすすめです。また、会社の近くで撮影をすると、交通費や宿泊費を削減できるだけでなく、撮影のスケジュール管理もしやすくなります。動画を全て自力で制作する場合は、どうしても時間がかかるので、ある程度スケジュールに余裕を持たせておきましょう。
(4)動画を編集する
撮影した動画と集めた素材を使って編集します。複数の動画を繋ぎ合わせたり、素材の映像を間に組み込んだりしましょう。動画の編集は、MicrosoftフォトやiMovieなどの無料の動画編集ソフトでも十分可能です。専門的な知識が必要なく、初心者でも簡単に扱えるソフトなので試しに使ってみてください。なお、自力で編集が難しいと感じた場合は、編集だけを動画制作会社などに依頼するのもおすすめです。編集だけであれば、費用も抑えられるため、編集に行き詰ったら検討してみましょう。
(5)テロップ・音響をつける
動画の編集が終了したら、最後にテロップや音響をつけます。テロップや音響は重要なシーンをより印象強くさせるのに効果的です。シーンに合わせて違和感のないように気を付けましょう。
3.かっこいい動画を制作する際のポイントを4つご紹介
かっこいい動画を作るときに押さえるべきポイントについてご紹介します。
特に意識すべきポイントは以下の4つです。
- 伝えたいことを1つに絞る
- ストーリー仕立てにする
- エフェクトを入れる
- 寄りと引きを組み合わせる
意識するだけでガラッと動画のイメージが変わるので、かっこよく動画を仕上げましょう。
(1)伝えたいことを1つに絞る
メッセージ性のある動画にすることで、よりかっこよさが際立ちます。そのため、視聴者にメッセージが伝わりやすいように、メッセージを1つに絞ることが重要です。動画ではたくさんの情報を視聴者に伝えることができますが、メッセージは動画の軸となる部分なので、複数あると動画の内容をまとめづらくなります。いくらかっこよく見えるように工夫しても、「結局何を伝えたい動画なのか分からない」と評価されると、動画の印象が弱くなる可能性が高いです。かっこよく見せることも大切ですが、まずは分かりやすい動画にすることを意識しましょう。
(2)ストーリー仕立てにする
かっこいい動画にするには、ストーリー性を持たせることを意識しましょう。ドラマのような人間味のあるストーリーにすることで、視聴者の気をグッと引き寄せることができます。主人公を設定し、主人公が輝くような構成にすると、動画の内容をかっこよく引き締めることができるでしょう。
(3)エフェクトを入れる
エフェクトを入れることで、アニメのような演出ができるようになります。オーラを漂わせたり、動きの効果を表現したりするだけで登場人物の魅力を底上げすることが可能です。アニメのシーンを参考にしながら、エフェクトを入れてみましょう。
(4)寄りと引きを組み合わせる
寄りと引きを上手く組み合わせることもポイントです。常に同じ視点で動画が進行すると、視聴者は飽きてしまい、離脱される可能性が高くなります。人物に寄ったシーンで物語を進めながら、ときどき背景などの引いたシーンを入れることで、シーンが切り替わるごとに映像がリセットされ、最後まで注意を引くことが可能です。メリハリの効いたテンポのある映像になるので、視聴者からすると最後まで気が抜けない動画を作ることができるでしょう。
4.かっこいい動画の活用事例を3つご紹介
かっこいい動画を制作した会社の事例をご紹介します。
今回は以下の3社をピックアップしました。
- コクヨ株式会社
- 株式会社No.0
- 株式会社ベルク
かっこいい動画の具体的なイメージができていない方は、コンセプトやシナリオを参考にしてみてください。
(1)コクヨ株式会社
コクヨ株式会社が制作した「サクサ」の紹介動画は、機能性に焦点を当てており、分かりやすい内容になっています。使用している映像により切れ味の良さの説得力が上がっており、CGで表現した商品を動かしながらアピールしたい部分をピンポイントで説明しているのが特徴です。シーンもテンポよく切り替わるので約3分の動画が短く感じるようになっています。商品紹介動画を作りたい方は、参考にしてみてください。
公式YouTubeより
(2)株式会社No.0
株式会社No.0が制作した動画クリエイターのマッチングサービス「Hive」を紹介している動画は、たった41秒の映像にたくさんの情報が詰め込まれています。やさしいタッチのイラストとバラエティーに富んだ動きを見せるアニメーションが特徴で、最後まで見ていたくなるような構成が注目ポイントです。ナレーションで説明しつつ、より印象付けたい部分をテロップで効果的に説明しているので、動きの激しいアニメーションにも視聴者がついていけるようになっています。アニメーションでかっこいい動画を作りたい方にとって参考になる動画です。
公式vimeoより
(3)株式会社ベルク
株式会社ベルクが制作した採用動画で、ヒューマンドラマのような構成になっています。この動画の特徴は、1人の主人公を中心にストーリーが進んでいき、主人公の視点でシーンが移り変わっていくことです。特に注目すべきポイントは、寄りと引きを上手く組み合わせながらシーンが進んで行く点で、視聴者の視線が常に動くように作られています。どのような結末になるのか想像しながら、シーンを追っていくことができるので、最後まで視聴者を釘付けにする内容になっています。ドラマのようなストーリー性のある動画を作りたい方は、参考にしてみましょう。
公式YouTubeより
5.動画制作を依頼する場合の納期の目安や費用相場
ここではかっこいい動画を制作をする際にかかる費用の相場と納期の目安について解説します。
費用相場を知っておくことで、制作会社に依頼した際に、提案されたものが相場よりも高いものなのか、または平均的な費用なのか判断することが出来ます。
また、納期の目安を知っておくことで、最低でも何カ月前に制作会社に依頼をするべきかの判断基準にできます。
制作する動画の内容別に費用相場と納期の目安を紹介しているので、参考にしてみてください。
(1)費用相場
かっこいい動画制作を依頼する場合の費用相場についてご紹介します。
動画制作会社によって費用はさまざまですが、一般的には相場は以下のとおりです。
動画内容 | 費用相場 |
商品・サービス・会社紹介 | 10〜200万円以上 |
求人募集 | 10〜200万円以上 |
インタビュー動画 | 5〜40万円以上 |
セミナー・イベント動画 | 5〜50万円以上 |
アニメーション動画 | 10〜300万円以上 |
ドローン空撮動画 | 10〜30万円 |
動画制作の費用は、動画の尺と撮影方法、演出、制作期間などによって決まります。特殊な撮影方法や編集がなければ、安く依頼することが可能です。かっこいい動画にするには、なるべく多くの工夫をした方がよいですが、予算と相談しながら動画の内容を検討しましょう。
(2)納期の目安
次に、制作を依頼してから納品されるまでの目安期間をご紹介します。
どの動画内容でも発注者自身でご用意可能な素材が多ければ多いほど、制作の期間を短くできます。
構成やシナリオなどもある程度決まっている場合は、目安よりも早く納品が完了する場合もあります。
動画内容 | 納期の目安 |
商品・サービス・会社紹介 | 1~3ヶ月以上 |
求人募集 | 2週間~3ヶ月以上 |
インタビュー動画 | 2週間~2ヶ月 |
セミナー・イベント動画 | 2週間~1.5ヶ月 |
アニメーション動画 | 2週間~3ヶ月以上 |
ドローン空撮動画 | 撮影当日~ |
6.映像制作ってどのような流れで出来る?6つの工程で重要なポイントを解説
映像制作を検討しているけど、制作期間がわからず発注のタイミングに困っている方は、参考にしてみてください。
また、発注依頼の時点で納期が短いと、せっかく依頼してもクオリティの低い映像となってしまいます。短納期で対応してくれる会社もありますが、希望している映像に合わせた最適な会社を選べるように、余裕をもって半年から遅くとも2か月前には準備を始めましょう。
発注から映像制作までの流れ
|ヒアリング・打ち合わせ
何のための映像か、視聴者に伝えたいメッセージは何か、目的に合わせて映像の方向性を決めていきます。
|企画
ヒアリング・打ち合わせで決めた方向性に沿って、イメージを具体的な構成へと落とし込んでいきます。
|シナリオ・コンテ作成
企画案ができたら、シナリオを作成します。絵コンテなどで目に見える形にしていきます。イメージの段階では考えていなかったロケーションなども、この段階で具体的に想像できるようになるため、制作会社としっかり打ち合わせをすることが大切です。
|撮影
台本が完成したら、撮影を行います。映像を撮るだけでなく撮影にかかる準備や手配に時間がかかるため、事前の準備で大きく制作の進行が変わります。
|編集
撮影した素材を映像にまとめていきます。シーンをつなげたり、テロップを入れたり、BGMを差し込んだり、視聴者にとってわかりやすい映像にするために編集を行います。
|納品
納品前に試写を行うことで、映像に問題がないかを確認したら、納品します。
納品後の修正は別途費用が掛かる可能性もあるため、確認はきちんと行いましょう。
7.動画制作会社を6つの特徴から選ぶ
かっこいい動画の制作を発注する方向けに、動画制作会社の選び方をご紹介します。
特に会社選びのポイントは以下の6つです。
- 予算内に収める
- 実績・評価を重視する
- 動画の目的に対応しているか確認する
- 動画の修正可能回数を確認する
- 制作フローは明確なイメージが持てるか
- 動画マーケティングなど知識量を確認する
当たり前のことかもしれませんが、大切なポイントなので、会社選びで失敗しないように注意しましょう。
(1)予算内に収める
動画制作会社を選ぶときは、まず予算を決めて、その範囲で依頼できる会社を絞りましょう。先に動画のクオリティを求めてしまうと、費用はかなり高くなってしまうので、先に動画の内容を予算で線引きしておくことがポイントです。用意できる予算の中で最高の動画を制作しましょう。
(2)実績・評価を重視する
実績や評価を重視するのも大切です。いくら安く依頼できるとしても、PR動画として活用する場合は、最低限のクオリティを求める必要があります。そのため、実績がある会社や高評価を得ている会社を選ぶのが無難です。
(3)動画の目的に対応しているか確認する
目的に対応している動画を制作できるか確認しましょう。
表現したい内容に合わせて映像制作を行うため、制作会社ごとの特徴を把握して選びましょう。
場合によっては、求めている動画に対応していない会社や目的の動画を得意にしていない会社もあるので、どの動画に強いかチェックすることがポイントです。
大きく分けて、以下の3つのパターンがあります。
①CG、アニメに強い制作会社
②映像、撮影に強い制作会社
③両方に強い制作会社
動画で表現したい、伝えたい内容を明確にしてから発注することで、どのような映像にするか決めやすくなります。
アニメーションにするか実写にするか迷った場合は、どちらも対応できる会社か、アニメーションに強い制作会社と実写などの撮影に強い会社それぞれに相談してみると良いでしょう。
(4)動画の修正可能回数を確認する
映像制作をするにあたり、必ずといっていいほど修正が必要となります。
動画制作会社ごとに対応可能な修正回数が違うため、依頼前に確認が必要です。
どの制作段階までは、無制限に対応してくれるか、初稿提出後でも修正可能かなど、
どのタイミングで何回まで修正できるか確認しましょう。
事前に確認しておくことで、トラブルを防ぐことができ、納品完了までスムーズに行えます。
また、修正には別途費用がかかる場合もあるため、その点も併せて確認が必要です。
(5)制作フローは明確なイメージが持てるか
映像制作をするにあたり、納期に合わせてどのようなスケジュールで制作を進めるか明確にイメージできる、というのが重要となってきます。
想定していたより、スケジュールが遅れて納期に間に合わないということが起きないように、各制作フローのスケジュールを細かく設定してくれる会社を選ぶと良いでしょう。
スケジュールが間に合わず、納期に間に合わない、動画のクオリティを落とさなければいけなくなった、ということがないように、綿密に打ち合わせすることをおすすめします。
(6)動画マーケティングなどの知識があるか確認
自社で動画マーケティングなどの知識や経験がない方は、とても重要なポイントです。
せっかく動画を制作しても、その動画の活用方法がわからず持て余してしまうと、とてももったいないです。そこで、制作後もマーケティング面からサポートしてくれる会社を選びましょう。
目的をもって動画を制作していると思いますので、クライアント視点で提案やサポートをしてくれる会社がおすすめです。
8.最後に
いくつかのポイントを押さえることで、かっこいい動画を作ることは可能です。メッセージを絞り、ストーリー性を持たせるなど意識するだけでもクオリティの高い動画にすることができます。今回紹介した活用事例を参考にして、かっこいい動画を制作しましょう。なお、自力での制作が厳しいと感じたら、動画制作会社に依頼することも検討してみてください。
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