動画の販促目的からその効果を最大限に引き出すコツを事例とともにご紹介

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1兆465億円。これは2025年に予想される動画広告市場の推計規模です(サイバーエージェント・オンラインビデオ総研/デジタルインファクト調査:下記グラフとも)。2021年は前年比142.3%となる4,205億円で、2022年には5,497億円と見込まれています。つまり3年後には今の2倍になる計算。

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いまや動画は、企業の広告や採用活動に欠かせません。コロナ禍でさらに加速しました。動画は、文字や文章、画像よりも一度にたくさんの情報を盛り込めます。さらに視聴者の視覚・聴覚を刺激し印象づけられます。しかし、やみくもに動画制作・編集すれば逆効果。ビジョンを持ち戦略的に行うことに加え、動画市場に埋もれないよう独自性を出す必要があります「でも、外さない動画はどうやって作る?」「何に注意して作成すべき?」「独自性を出すとすれば、例えばどんな感じ?」などの疑問があるでしょう。

そこで今回は、初めに、企業が動画を作成する目的と予想される効果を確認します。「そもそも文字・文章・画像でなく”動画”を使う目的はメリットは何?」という疑問にお答えするもの。目的や効果を確かめたのち、動画作成のポイントと具体的な事例をご紹介します。動画制作を成功に導くために、納得して行動に移せる策を手に入れましょう。

目次
目次

1.そもそも動画で販促する目的とは?

冒頭でお伝えしたように、動画広告市場は、業種や企業の規模問わず拡大しています。「販売を促進する(販促)」はビジネスの基盤。商品があっても集客し販売しないことには収益を伸ばせません。「そんなこと分かっている」と言われそうですが、やはり何度も確めたいのが「販促の目的」。以下に続く内容は、ごく当たり前のことです。しかし、動画制作の基盤づくりだと捉え、ぜひ確認してください。

企業名やブランドを周知する

一番大切なことです。何のため?と聞かれたら「企業や商品ブランドを多くの人に知ってもらうため」と答えますよね。社名(ロゴ)やキャッチフレーズ、カラーやキャラクターなど、その企業をイメージできるものを動画に落とし込みますインパクトがあれば、視聴者に企業のイメージはしっかり伝わります。視覚的な刺激だけでなく、サウンドや効果音も有効です。視覚と聴覚でダブルに印象づけられます。

逆に、「きちんと作られているけど、社名もキャッチフレーズも残らない」、あるいは「ガャチャガャチャしすぎて見る気がしない」となれば、せっかく作っても結果的に失敗となるでしょう。当たり前のことかもしれませんが、「動画で販促する目的は?」と何度も自問するようにしましょう。

自社商品・サービスの購入へつなげる

こちらも当然の内容ですが、改めて確認します。動画制作による社名やキャッチフレーズなどの周知は、商品やサービスの購入へつながる”はず”です。”はず”としたのには、理由があります。企業ブランドを周知すべく動画を制作し視聴者にインパクトも与えられたと思ったのに…、肝心の商品やサービスの売り上げに直結しなかったら、販促動画としては”失敗”です

動画を作成すれば商品・サービスに直結するだろうと、たかをくくらず、企業ブランドの周知と合わせて商品・サービスの購入にどう結びつけるのか考えていきましょう

販促動画そのものが”作品(コンテンツ)”となる

企業ブランドを周知し、商品・サービスを購入してもらえるように制作した動画が、実は企業のブランディングを強固なものにする場合があります。もしかしたら、企業ロゴ、デザイン、キャラクターなどが視聴者の心をつかみ「ヒット商品」になるかもしれません。冒頭で動画広告の市場規模が急速に拡大していると伝えました。つまり、一つの動画が一人の視聴者の目と心をつかめば、一気に拡散されます。もちろん企業の商品やサービスの販売につながりますが、その動画自体が視聴者・購買者にとってお気に入りの”作品(コンテンツ)”になるのです。こう考えれば、企業の広告担当者、動画編集者のやりがいも向上するでしょう。

2.動画での販促の効果とは?

動画で販促すると、どのような効果があるのでしょうか。実は「動画で販促する目的」の中で、その効果についても若干伝えました。この章では、その内容を含めつつ、動画で販促する効果を3つの視点でまとめます。

企業名やブランドを強く印象づける

文字や文章、画像などは、商品やサービスの内容を手元におき、随時確認できますが、インパクトという点では弱いです。つまり視聴者や購買者(見込み客)に与える印象が弱めなので、購買行動を促すには物足りなさを感じます。

しかし、動画を活用すれば一目瞭然。映像、声や音、サウンドを織り交ぜ、映像・人の声・音楽をミックスして、印象に残りやすい販促が可能になるのです。販促動画は、商品やサービスのよさを最大限アピールできると同時に、企業ブランドやイメ―ジを押し上げることも可能です。

ただ、独自性やインパクトを追求するあまり、企業のビジョンや商品のコンセプトとかけ離れた印象を与える場合もあるので注意が必要です。大げさすぎる動画は、視聴者や購買者(見込み客)に敬遠されます。正しく健全なるブランドイメージは信頼感につながるので覚えておきましょう。

伝えたい情報を一挙に発信できる

折り込みチラシや新聞・雑誌の広告、ブログサイトなど、文字や画像による販促に効果がないとはいいません。ただ、動画販促は、多岐にわたる情報を一気に配信できるのがメリットです。

たとえば、商品やサービスの使い方や使用場面を文章だけで表すには限界があります。場合によっては誤解を招く恐れもあるでしょう。しかし、動画で説明すれば確実に伝えられます。企業の商品紹介サイトに短い解説動画が組み込まれているのもそのためです。動画といえば、以前はビデオかCDに入れて…でしたが、今はネットメディアで瞬時に拡散できます。企業の想いやイメージも視覚や聴覚で容易に印象付けられる動画販促。使う効果は大きいといえるでしょう。

競合他社と被らず独自性を出せる

販促動画は、文字・文章や画像などを使った媒体よりも、歴史は浅いです。急成長しているとはいえ、どちらかといえば競合性が低い分野。その理由は、文字・文章や画像などをつかった紙媒体・DM・ブログなどは、誰もが始めやすいからです。

しかし動画となるとどうでしょう?被写体を探す、時間や場所の設定、台本や機材の準備、撮影、編集など、制作過程に一定以上の労力がいります。ただ、そこに、独自性を出すチャンスがあるのです。動画販促は確かに新しい方法ですが、そのぶん競合性の低さがメリット!加えて独自性を出せるとしたら、利用しない手はないです。良質の動画を作成すれば、トレンドとなり販促の効果も上がります

3.動画で販促を高めるには?

前章の終わりに「良質の動画」と書きました。この章では「良質」の内容を解説いたします。そのポイントはたった3つ。しかし、動画制作に有効な情報です。記事の後半でご紹介する「おすすめ動画視聴」の視点にもなる内容です。ぜひご確認ください。

動画の「尺」(視聴時間)は2分以内!

これは最重要項目でしょう。だらだらと長い動画は誰も視聴しません。即離脱です!特に企業が販促で使うのは、SNSの動画広告が多いですから、なおさら長い動画は嫌われます。「でも、2分以内という数字はどこからきたの?」と疑問に思われるでしょう。ここでWistiaのデータをご紹介します。

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これによると、最大2分間は視聴が継続されているのが分かります。その後は徐々に低下、2分~3分の間に離脱が進みます。SNS上ですとさらに短い視聴時間となるでしょう。SNS上の動画は10秒で視聴者を引き付けなくてはなりません。Wistiaのデータによると、30秒で33%、1分で45%、2分後に60%が離脱するそうです。集中して視聴できる時間は最大でも2分!これは鉄則だと理解した方がよいでしょう。ただし、例外はあります。視聴者が「動画を見る」ことが目的だった場合です。つまり意図せぬ動画は2分以内が限度でも、「意図」があれば2分以上でも効果があるということ。こちらについては事例でもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

欲しい知りたい「タイミング」を逃さない 

タイミングとは、トレンドや視聴者の状況などを鑑みての「ベストな時機」と捉えましょう。トレンドの把握は、”なんとなく”ではなく、社会の動向や消費者の趣向などをデータとして保存・活用することを合わせて行います。視聴者の状況とは、視聴者の”悩みや欲”がいったいどこにあるのか?という視点です。「最近よく寝られないんだけど、どうにかしたいな」「寝具を見直してみようか」「どんなマットレスがあるのかな」「できたら腰痛に効くマットレスがほしいな」など、挙げればきりがないですね。上記のように、”購買を決めて何にしようか悩んでいる”視聴者もいれば、”よく寝られない原因を探りたい”視聴者もいます。つまり、販促動画を作成する場合、情報収集なのか、比較検討なのか、各段階に合わせたタイミングを図る必要があるのです。

ただ、段階に合わせるとしたら、動画をたくさん作らなくてはいけません。予算上いくつも動画を作れない企業もあるでしょう。「ベストタイミングな販促動画は?」、知りたいですよね。答えは「何も興味をもっていない」「少し興味がある」「どんなのがあるか知りたい」「○○にしようか悩んでいる」など、どの段階でも有効です。たとえば、○○を買おうと思っていても、別の□□の販促動画を見て買いたくなる場合もあるからです。いつでもどこでも、販促のチャンスはある!と考えてください。それでも、もっとも有効なタイミングとなったとき、一つの策として”てこ入れ”があります。動画販促の限界を感じた際も、新規顧客より既存顧客にターゲットをしぼり、「コアファン」を増やすための動画を作るのです。

また、商品やサービスが生まれたばかりの頃は、実際の顧客ニーズが把握しにくい場合があります。その際、有効なのは、視聴者に動画コンテンツを選択してもらう方法。無関心レベルから比較検討段階までさまざまですが、ニーズを調査する上でメリットがあります。たとえば、マットレスの販促動画を作る際、「サイズから選ぶ」「素材から選ぶ」「機能や効能から選ぶ」など選択肢を動画の冒頭に入れ込みます。そうすれば、視聴者に合うコンテンツを見せられ、データ収集できるので販促計画にも活かせます。これも、”欲しい知りたいタイミングを逃さない”ための攻略といえるでしょう。

「ストーリー性」と「インパクト」

最後は、”印象付ける”ための視点です。販促動画を作る際、多くはこれを意識します。”まるで映画やドラマのように、視聴者が登場人物と自分を重ねて見てくれたら”という思いは、動画制作者なら大なり小なりもっているでしょう。

「ストーリー性」を持たせるにも、その方法はいろいろです。主人公を設定して、その成長を描き共感を呼び込むものから、オープニングで”いったい何が始まるのか”とワクワクさせたり、サウンド的に静から動(あるいはその逆)の世界へ急展開させたり…。「インパクト」についていえば、”あえて無声で2分間つなげ、最後に一言というスタイル”でもインパクトは大きいでしょう。そこで、視聴者が「なんだかいい感じの動画だったな、○○会社、結構やるなあ」と感じてもらえたら大成功です。

動画販促の目的を思い出してください。「企業ブランドやイメージの周知」「商品やサービスの販売」という目的を合わせて、3つめにお伝えしたこと。それは、「動画そのものが”商品(コンテンツ)になる」ということでした。ぜひ「ストーリー性」や「インパクト」をキーワードだけに終わらせず、実際の動画づくりに生かしていきましょう。

4.販促に効果的な動画とは?

ここまで販促動画の目的とその効果、販促効果を高めるコツについてお伝えしてきました。では早速、「販促に効果的な動画」の紹介をいたします!「動画の”尺”(視聴時間)は2分以内」「欲しい知りたい”タイミング”を逃さない」「ストーリー性とインパクト」の3つの視点で解説します。

Meta Quest 2 TVCM | 「動けるほうが、オモシロイ。」Long Ver.

Meta Quest2は、完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット。 簡単なセットアップと操作で、VRエンターテインメントの世界を”体感”できます。この説明を読んで「それはいったい何?」と思う方もいるでしょう。しかし、一度見れば、その何かが分かる動画しかも、卓球プレーヤーが途中で高くジャンプしてボールを跳ね返すタイミングで、「じっとしてるのはもうおしまい」というナレーションが入ります。コロナ禍のストレスを半減させる爽快感を覚えるほど。メインサウンドも映像とともに流れ続け、耳に残ります。最後は「動けるほうが、オモシロい。」の文字が画面の中心に。世の中にあるコロナ禍の閉塞感に共感しつつ、それをはねのける元気の良さも感じます。まさにタイミングに訴える良質のコンテンツといえます。

動画の長さ:40秒

再生回数:3000回以上

JAACS「戦略的休日籠城作戦」

まず、目を引くのが、「戦略的休日籠城作戦」というタイトル。登場する女性の”ヤダヤダヤダヤダ”の連発。想像できますね、タイトルの意味。”もう絶対籠城モードで休みとってやるぞ ``という決意を感じます。この動画は、今を生きる女性たちの心に響く動画。「もうこのままではどうにかなる~!」という日常の叫びと打破する姿を1分55秒にまとめました。しかも「いけないとは分かっているけど心のままに欲のままに生きたい(買いたい)ときもあるのよね」の声も代弁しています。コロナ禍、職場における女性ならではのストレスなど、社会状況をタイミングよく捉え、音楽や文字、さらにアニメーションを加えながら2分以内にまとめた動画は、インパクトがあります

動画の長さ:1分55秒

再生回数:634.6万回以上

JTB公式official「カナダにお帰りなさい」

こちらはコロナ禍による業績の下降が心配な旅行会社JTBの動画です。観光地で仕事をする人々の声をそのまま発信しています。カナディアンロッキー、プリンスエドワード島、カルガリーなどの風景やラグジュアリーなホテルの雰囲気そのままに、現地の人々が日本人にメッセージを届けます。「ぜひお越しください」という気持ちはもちろんですが、「カナダにお帰りなさい」という言葉が新鮮です。動画のつくりは、前述の2社と異なりますが、旅行会社の強みを生かしています。まるで”我が家にお帰りなさい”と言われているようで、「待っててね」と声をかけたくなります。視聴時間は2分。ギリギリラインですが、「次はどこの観光地かな」と興味づける流れです。コロナ禍のタイミングで、押し付け感のある販促ではなく、さりげなく”カナダに帰りたい…。”と思わせる良い動画の一つです。

動画の長さ:2分

再生回数:200回以上

freee公式サイト 確定申告パニック『TAX SHARK』

こちらは、まさに「映画の予告編」です。「めんどくさい確定申告」は視聴者の本音。そこを突く感じでシャークが向かってきます。姿は動画の最後まで分かりません。「確定申告しないと、どういうことになるか」「タイムリミットは…」と迫りつつ、ど〜んと最後にシャーク登場。タイムリミットである3月15日という日付を終わりに伝えます。この動画はまさに”確定申告せざるを得ない状況を作りだす”のに成功したといえるでしょう。ストーリー性だけでなく、シャークの登場でインパクトはもちろん、「確定申告はfreeceまで」という目的をしっかり達成している動画です。

動画の長さ:1分30秒

再生回数:2.6万回以上

レバレジーズ 新卒採用動画_本編

最初のカメラワークは遠景から、そしてあるオフィスに響く足音へとつながります。”静”の段階です。その時点でサウンドがスタート。Leveragesという企業名が、画面中央に控えめに入ったのち登場するのが「日本一”任せる”会社」のキャッチフレーズ。新卒社員が2年目でリーダーとなる事例を始め、多くの若手社員が自己の可能性を切り拓くチャンスを得ているイメージをもちました。最後に「時代を動かす企業へ」は、この会社の叶えたいメッセージが強く伝わります時間は若干オーバーしていますが、就活の学生は目的意識があるので最後まで視聴するはず。この時代を生きる若者の心を捉え、その”タイミング”を心得ている動画です。

動画の長さ:2分15秒

再生回数:2.9万回以上

積水ハウス 企業CM「少女の成長」篇

積水ハウスといえば、家ですよね。当たり前のこの事実に意外性を持たせたのがこの動画です。1分以内の動画に「家」は一切見えてきません。代わりに一人の女性の学生から、社会人までの成長の姿が登場します。家に向かう坂道とともに…。積水ハウスのサウンドにのせて、この一部始終が描かれ、最後に「家に帰れば、積水ハウス」。おなじみのキャッチフレーズですね。こちらは、既存の顧客層も含めたファンの心をさりげなく、しかしがっちりとつかむ動画です。

動画の長さ:1分

再生回数:17.5万回以上

アサヒ生ビール CM「おつかれ生です」篇

新垣結衣さん出演のこのシリーズも人気です。ドラマのセリフそのままに、彼女の声が癒しとなって返ってきます。居酒屋の賑わいや笑顔が、シュワ〜という音とともに、我が家へ。そのタイムスリップが新鮮です。コロナ禍で居酒屋に行けない場合も、シュワ~、トクトク…という音とともに”おうち生ビール”。「おつかれ生です!」で思わず、「あ、ビール買ってこようかな」と思わせますキッカリ60秒でタイミングもピタリ!

動画の長さ:1分

再生回数:9.4万回以上

サントリー梅酒樽仕上げ〈完熟梅ブレンド〉2022

「梅酒は樽熟成の時代。」というフレーズで動画が始まります。トクトクトク…と注がれる音、貯蔵した梅酒のポタンと落ちる音。とにかく「音」が印象に残ります。ロック、炭酸割りなど、聴覚と視覚的に十分味わわせてくれますたった30秒で、商品の色、音、雰囲気などを余すことなく、コンパクトにまとめた動画といえるでしょう。オーソドックスですが、良質!さすがサントリーです。

動画の長さ:30秒

再生回数:9000回以上

日清食品 世界のカップヌードルCM「素敵な味です 篇」

♪わったしは素敵な味です♪の歌に乗せて商品が紹介。動画にも流れますが、まさに「3分で世界旅行」できます!「パクチー香るトムヤンクン」「魚介仕立てのペペロンチーノ」「チーズタッカルビ」の3種の世界のカップヌードルをおすすめしています。しかも、視聴者に「どれにします?」と選択の余地を与えていそうで、実は違うのです。最後に登場するのは「3つともお試しください!」。思わず、「3つとも買って比べちゃおうかな」という欲を掻き立てます。♪わったしは素敵な味です♪の歌詞も妙に頭に残ります。ぜひ一度視聴してみてください。

動画の長さ:30秒

再生回数:3.5万回以上

Introducing the MAZDA CX-60(短編/日本語版)

低めの男性の声で商品ブランドが紹介される場面から始まります。ご覧になると分かるのですが、動的なサウンドのあとに、無音となり静かに走る車が木の格子越しに見えます。そのあとは、MAZDAの車体をゆっくりと映し出し、「かっこよさ」をアピール。それまではほぼ視覚のみで進行するのですが、第2章的に言葉による聴覚・言語的アピールへとつながります。「一瞬一瞬が特別になる」このキャッチコピーで、あのMAZDAエンブレムで締める……。2分を少し超えますが、企業ブランドやイメージ、コンセプトを見事に表した企業紹介動画といえるでしょう。

動画の長さ:2分09秒

再生回数:4000回以上

【WEB動画】亀田の柿の種 超わさび・超梅しそ 全国統一品質審査 「第3弾・超わさび篇」

こちらは販促動画の一つであると思われます。が、これまでご紹介した動画と異なるのは、まず時間です7分35秒。長い尺ですね。ただ、やはり販促のための動画なので紹介させていただきました。亀田製菓を知らない人はいないでしょう。また昨今、梅、わさび、チョコレートがけなど、さまざまな種類の食材とのコラボ商品を展開しています。視聴者はそれをよく知っています。だから「わさびと柿の種って本当に合うの?」「わさび農家とのコラボをどうしてるの?」など、商品は知ってるけど、その背景を深掘りしたい!という欲があるのではないでしょうか。その欲に応えつつ、商品開発の”楽しさ”まで伝えようとしている…そう感じさせる動画。とても新鮮でした。一つのバラエティー番組を見る感覚でご覧ください。

動画の長さ:7分35秒

再生回数:1000回以上

【最高の体圧分散性】ニトリ史上最も〇〇なマットレスの秘密

先ほどの亀田製菓の販促動画が、バラエティー風なら、こちらはテレビショッピング風。2分55秒ですが、マットレス情報を細かく紹介しています。比較検討の段階の顧客層に”長い”と思わせないでしょう。ソフトな触り心地、軽さ重視!という宣伝文句に「本当?」という声を動画で解決しています。つまり、ソフトさはマットレスに寝る女性の姿や手元を、軽さは女性が持ち上げる感じを映しています。折込チラシや紙媒体の広告だけでは伝えられない商品のよさを、このように伝えられれば価値ある販促動画だと思います。

動画の長さ:2分55秒

再生回数:5000回以上

【ジョージア】 山田孝之・磯村勇斗 TVCM「最高のひと息」篇 15秒 GEORGIA TVCF

この山田孝之さん出演の「ジョージア」のCMはシリーズ化されています。今回は磯村勇斗さんとコラボ。上司と部下のシチュエーションで、カチッと開ければ「ジュ―ジア」のスローワールド。この一瞬のチャージ時間で、見ている私たちも気持ちを切り変えられそうです。ふと笑ってしまう二人のやり取り。シチュエーション、ストーリー性も感じさせ、「次は何が起きる?」と期待してしまいます。思わず「自動販売機でジョージアを購入し元気チャージ」を山田さんと自分を重ねて演じてしまいそうです。

動画の長さ:30秒

再生回数:5.8万回以上

ハーゲンダッツラジオCM クリスピーサンド ストロベリーチーズケーキ~カマンベール仕立て~「反則」篇

これは例外中の例外?!と思わせる(動)画です。シリーズ化されていますが、佐藤健さんの「静止画像」と「声」のみで構成されています。ジャスト20秒です。動画といえば、当然「動き」。その常識を覆す、ハーゲンダッツの販促動画。独自性ばっちりですね。しかも女性ファンも多い佐藤健さんのイケメンぶりを堪能しながら、声を聞けるというぜいたく。まさに高級アイス、日常にごほうびの「ハーゲンダッツアイスクリーム」の動画!

動画の長さ:20秒

再生回数:7000回以上

最後に

今回の記事では、動画販促の目的とその効果、さらに効果を高めるコツを事例とともにご紹介しました。もし、これから販促動画を作成する場合は、目的や動画で得られる効果を今一度確かめましょう。そして本記事でお伝えした、効果を最大限引き出すコツを念頭に作ってみることをおすすめします。「観てよかった」動画を作れたら、企業のファンを増やし商品やサービスの購買へとつなげられるのではないでしょうか。

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