「面白い」だけじゃない!心に残る新入社員向け入社式の工夫とは?

株式会社ストラーツ
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目次
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1. 入社式とは?

(1) 入社式の目的と役割

入社式は、新入社員が新たな職場で働き始める際の一つ目のステップです。これは、新入社員が会社と初めて接する重要な機会であり、会社の文化や価値観を伝える絶好の場となります。入社式の目的と役割は主に以下の3つに分けられます。

  1. 社員間のコミュニケーション促進: 入社式は新旧社員が顔を合わせる場であり、互いに知り合い、信頼関係を築くきっかけとなります。

  2. 会社の理念や規則の共有: 会社の理念や規則、社風を新入社員に伝えることで、組織の一員としての自覚を促し、会社の一体感を醸成します。

  3. 新入社員のモチベーション向上: 入社式は新入社員に対する歓迎の意味合いもあり、ポジティブなエネルギーを注入して彼らの意欲を引き出します。

以上が入社式の主な目的と役割です。これらを適切に果たすことが、新入社員を成功へと導く鍵となります。

入社式は、新たな一員を歓迎し、企業の一部として迎え入れる重要な行事です。その目的と役割は大きく分けて以下の3つになります。

  1. 歓迎という形で新入社員を会社に紹介する

  2. 会社の理念やビジョンを共有し、一体感を醸成する

  3. 新入社員同士の絆を深め、チーム力を高める

まず初めに、新入社員が会社にとって大切な存在であることを伝え、安心感を与えることが重要となります。また、会社の理念やビジョンを共有することで、新入社員が自身の役割と自社への誇りを持つことができます。最後に、新入社員同士の交流を促すことで、チーム内の絆や連携力を深め、より良い職場環境の構築に寄与します。これらの役割を踏まえつつ、「面白い」だけでなく、「心に残る」入社式の工夫について見ていきましょう。

(2) 伝統的な入社式の流れ

伝統的な入社式の流れは、通常以下のようなステップで構成されます。

  1. 開会の挨拶:最初に、会社の代表者が新入社員やその家族を歓迎する挨拶をします。

  2. 社長あいさつ:次に、社長が新入社員に対して企業の理念やビジョンを説明し、期待のメッセージを伝えます。

  3. 新入社員紹介:新入社員一人ひとりが自己紹介をし、自分の目標や抱負を述べます。

  4. 社員宣誓:新入社員全員が一斉に会社の規範に従うことを誓います。

  5. 閉会の挨拶:最後に、再び代表者が登壇し、式を締めくくる挨拶をします。

以上が伝統的な入社式の基本的な流れです。それぞれの企業で独自の要素を加えることによって、新入社員への印象を深めることが可能になります。

2.「面白い」だけじゃない!新入社員向け入社式の工夫とは?

(1) チームビルディングの取り入れ

新入社員の初日、入社式で「面白さ」を追求するためには、チームビルディングの取り入れが有効です。これは新入社員同士、あるいは新入社員と先輩社員との間での連携強化やコミュニケーションの機会提供します。

たとえば、「自己紹介タイム」では、単に名前や出身地を述べるだけでなく、趣味や特技、好きな言葉などを共有する時間を設けます。これにより、新入社員同士の絆を深めることができます。

また、グループアクティビティも効果的です。例えば、以下のようなアクティビティを考えてみてください。

アクティビティ

効果

クイズ大会

新入社員同士のコミュニケーション促進

ビジョンワークショップ

チームの一体感向上

チームビルディングの取り入れにより、新入社員は自己表現する機会を得るとともに、他のメンバーとの関係性を築くことができます。これが、「面白い」だけでなく「心に残る」入社式を実現する秘訣です。

(2) デジタルツールの活用

デジタルツールの活用は、入社式を面白く、また意義深いものにするための有効な手段です。

まず、ビデオチャットツールを使用することで、リモートでの参加も可能になります。これは特に新型コロナウイルスの感染症拡大防止にも役立ちます。さらに、全国各地や海外からの新入社員がいる場合には、参加者全員を一堂に会させることが可能となります。

また、オンラインクイズやビンゴなどのゲームを導入することで、参加者間の交流を促進することができます。これらのアクティビティは、新入社員が互いに親しみを感じ、自然とコミュニケーションを取るきっかけを作ることができます。

最後に、デジタルツールを活用することで、新入社員一人ひとりに向けたメッセージをビジュアル化し、より印象的に伝えることも可能です。例えば、企業の歴史やビジョンを表現したビデオを上映したり、新入社員へのエールをスライドショーで表現するなどが考えられます。

以上のように、デジタルツールを活用することで、入社式をよりエンゲージングかつ効果的なものにすることが可能となります。

(3) ゲストスピーカーの招待

入社式を面白く、かつ心に残るものにするために、ゲストスピーカーの招待は有効的な手段です。企業の外から新鮮な視点や経験を伝えるこれらのスピーカーは、新入社員にとって刺激的であり、また企業側からも新たな視点を提供してくれます。

例えば、以下のような種類のゲストを招待すると良いでしょう。

ゲストの種類

内容

業界のプロフェッショナル

業界の未来やトレンド、必要なスキル等を共有

成功した企業家

成功への努力や困難を乗り越えた経験を語る

元社員

企業文化や伝統を伝える

このようなゲストスピーカーは、新入社員が業界や企業について深く理解する機会を提供し、自身のキャリア形成に対する意識を高めることでしょう。

3. 入社式で新入社員に伝えたいメッセージ

(1) 企業文化・理念の共有

企業文化や理念を新入社員に理解してもらうためには、入社式が絶好の機会です。新入社員が企業のビジョンやミッションを把握することは、その後の仕事への取り組み方や社内コミュニケーションに大きく影響します。そのため、入社式で企業文化や理念を具体的に伝えることが重要です。

例えば、以下のような手法を用いることが考えられます。

手法

詳細

スピーチ

経営陣が直接企業の理念やビジョンを伝える

ビデオプレゼンテーション

企業の歴史や成功事例を視覚的に紹介する

パネルディスカッション

経験豊富な社員が企業文化を語る

これらの方法を活用し、新入社員が自身が所属する企業の価値観を深く理解できる入社式を目指しましょう。

(2) 社員一人ひとりが大切であること

企業にとって、新入社員ひとりひとりが大切な存在であることを伝えるのは入社式での重要なメッセージの一つです。新たな環境に不安を抱く新入社員たちにとって、自分が大切にされていると感じることは安心感につながります。

具体的な方法としては、新入社員一人ひとりの名前を呼んで祝辞を述べる、個々の意見を尊重する時間を設けるなどがあります。また、個々に対する配慮はその後の仕事へのモチベーションにもつながるため、大切な要素となります。

以下に具体的な実践例を示します。

実践例

詳細

名前を呼んで祝辞

新入社員一人ひとりの名前を呼び、直接祝辞を述べる

意見尊重の時間

新入社員が自由に意見や感想を言える時間を設ける

こうした取り組みを通じて、「面白い」だけではない、「心に残る」入社式を実現しましょう。

(3) 自己肯定感の向上とモチベーション向上

新入社員が会社になじみ、自身の役割を見つけるためには、初日から自己肯定感とモチベーションの向上が重要です。入社式でこれらを伝える方法の一つが「メッセージカード」です。先輩社員から新入社員へのエールや期待感を込めた言葉を書き、式中で配布します。

また、新入社員にスピーチを任せるのも効果的です。自己紹介や志望動機などを話すことで、自分自身を再認識し、新たな場所での自分をイメージするきっかけにもなります。

さらに、会社側から新入社員に対する期待値やビジョンを具体的に語れば、新入社員は自分が大切な存在であり、会社に貢献できるという自己評価が向上します。

これらの取り組みを通じて、新入社員はより積極的に仕事に取り組むモチベーションを感じ、企業としての一員としての自己肯定感を高めることができます。

4. 事例から学ぶ、「心に残る」入社式の実施方法

(1) 独自の企業文化を反映した入社式

企業文化は、新入社員がその組織に対する理解を深め、自身の所属意識を育てる重要な要素となります。そのため、入社式では、その企業特有の文化を反映させることが重要となります。

例として、あるIT企業では、創造性と自由を重視する企業文化を反映し、新入社員自身が式の内容を企画・運営するという形をとりました。これにより、新入社員は自身のアイデアを生かす機会を得られ、自由な発想を促す企業文化を経験することができました。

また、ある外資系企業では、全世界の新入社員が一堂に会するオンライン入社式を開催。グローバルに活躍する企業文化を新入社員に直接体験させることで、世界視点で考え行動する意識を育てました。

以上のように、入社式を通じて特色ある企業文化を体感させることは、新入社員が自身の役割と企業への所属意識を高める助けとなります。

(2) 面白さと新入社員の参加性を両立した入社式

面白さと新入社員の参加性を両立した入社式の一例として、「逆オークション」があります。まず、新入社員にそれぞれ商品の価格を見せずにアピールする役割を与えます。彼らは、商品の魅力を最大限に伝えるためにプレゼンテーションを行い、最後には全員で商品の価格を推測します。

表1. 逆オークションの流れ

1.新入社員に商品とアピールの役割を与える 2.各新入社員が商品の魅力をアピールするプレゼンテーションを実施 3.全員で価格を推測する

このような方法を取ることで、新入社員自身がアクティブに参加し、コミュニケーションを図ることができます。また、商品を知らない他の社員も予想という形で参加することで、一体感を生むことが可能です。さらに、この活動は場を和ませ、面白さを提供するため、新入社員の緊張を和らげる効果もあります。

(3) メッセージ性が強い入社式

メッセージ性が強い入社式とは、企業のビジョンや新入社員への想いを明確に伝える工夫がされているものを指します。その一例として、社長自らがスピーチを行い、企業の理念や目指す方向性を具体的に話すことで、新入社員に深くメッセージを伝える効果があります。

また、心に残るメッセージを伝えるためには、体験型のコンテンツの導入も有効です。例えば、先輩社員のパネルディスカッションを行うことで、仕事のやりがいや目標達成の喜びを直接新入社員に感じてもらうことができます。

表1: メッセージ性が強い入社式の例

方法

内容

スピーチ

企業の理念や目指す方向性を具体的に伝える

体験型のコンテンツ

先輩社員のパネルディスカッションなど、新入社員が直接感じる活動

これらの方法を取り入れることで、「面白い」だけでなく「印象深い」入社式を実現することが可能です。


この記事を執筆した会社

企業名
株式会社ストラーツ
住所
東京都港区南青山3-8-40 青山センタービル2F
設立年月
2018年10月
代表者
堀江 和敬
事業内容
イベントの企画・制作・運営・配信や、付随業務(ウェブサイト制作・集客・キャスティングなど)

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