ECサイト(オンラインストア、ネットショップ)を作る!そう思った時に、まずプラットフォームの選定をする事になります。
元々あるモール型(楽天やAmazon)は勿論、その他ですと皆様もご存じな所ですとBASEやSTORESが最近CMもやっているので有名どころではないでしょうか?
その中にshopifyと言う存在も、一般的な知名度はそこまでなくともECサイトを作る!となると必ずと言っていいほど出てくる情報です!
海外では圧倒的なシェアを誇り、欧米ではECサイトを立ち上げるなら「shopify一択」とも言われるほど圧倒的一強の会社で、その時価総額は15兆円($1042億ドル:2024年1月)にも上るマンモス企業です。
では、なぜshopifyがおすすめなのか?
ECサイトを作る以上は売り上げを上げたいから!なはずです。その視点で見てみましょう。
ECサイトのタイプ
まず大きく分けるとECサイトは
- モール型
- 自社EC型
の2つに対分されてきてます。
今回はモール型と呼ばれる楽天やAmazonに関してはさほど触れません!・・・が何も触れないとわかりづらいので、簡単には触っていきましょう!
モール型はいわば「デパートに出店」
楽天と言うデパートが有って、そこにテナントとして入るようなイメージです。テナントなので家賃がかかりますし、売上に応じてモール側に対して支払う手数料が発生します!
結構初期費用が大きくなりがちですが、一番のメリットは「集客力」です。デパートですから出店さえしていれば人がいる状態でスタート可能です。
ただ、最近は正直出店数が多すぎて、何もしないと全然売れません。そう言った意味では出すだけで売れる時代ではないので、ある程度知名度があって、楽天なりAmazonの商圏でも商売を拡大したい!と言う場合には検討の余地があるかと思います!
昔はモールに出店しないと売れない!と言う状態でしたが、今はモールに出店するだけでは売れません。
普通の商流に近くなってきたと思います。アパレルブランドも最初からデパートなりショッピングセンターに出店できるわけではないのと同じです。
また、デパートに出店する企業さんがデパートのレジを使わないといけない、デパートのルールで決められた売り方をしないといけない。と言うのと同じでモールの中のルールで物を売っていく必要もありますので、自由度が低いと言うのも特徴です。
昔はモールじゃないと売れない時代がありましたが、現在ではモールに入ったからと言って売れるわけではないので、実力をつけたから入った方が、その集客力との相乗効果は大きいので手数料や家賃を払う価値が出てきます!!
自社EC型
たいして自社EC型は言うなれば路面店です。
1つ1つが独立した店舗なので、運営の自由度は非常に高いですが、集客も完全に自分たちでやらないといけないのが最大の特徴です。
- 高い自由度
- 安い手数料
この2つは確実にモールより高いので、ブランドが浸透している場合には、自社ECで売れた方が圧倒的に利益が出ます。
ただし、路面店ならまだ「出店する場所」を選ぶことが出来ると思いますが、ECサイトと言うのはそこは選べません。ハッキリ言って砂漠のど真ん中に店舗を構える所からスタートするのが自社ECサイトです。
それでも売れているECサイトと言うのはたくさん存在して、実際にそれで設けている企業さんも沢山います。
売上を上げるために必要なのは
- 集客
- 訪れた人に買ってもらう
- リピーターになってもらう
と言う3点が揃って初めて成功します。よくよく考えればごく普通のビジネスモデルである事がわかると思いますが、従来のリアル店舗型と違のは、商圏に地域性がなく、日本全国・・・はたまた世界中が商圏になる点です。
砂漠のど真ん中のスタートかもしれませんが、最終的には地球全部が商圏と言うのが自社EC型の特徴です。
モール型は地味に世界中には売れませんので。
売上を上げる仕組み
売上を上げるには
- 集客
- 訪れた人に買ってもらう
- リピーターになってもらう
この3点が必要です。
スタートしたてのお店の場合は大抵「集客」に苦労することが多いのですが、この方法としては
- 広告
- SNS
- 口コミ
等があります。
結論から言ってしまえば集客は「SNS」と「WEB広告」がメインになりやすいですし、それ以外で大きく伸ばすのは難しいです。
では、その2つで簡単に売れるかと言えばそうでもないので、色んな事を考えながら集客していく必要があります。
その時にサイトと広告なり、SNSなりのツールその物の連携性なんかも割と重要になってきます。
shopifyが有利な部分
①大手と仲がいい
ここで自社ECを制作するプラットフォームとして「shopify」を選んでおく事の意味が1つ出てきます。
shopifyは元々「カナダ」の会社で、アメリカに上場しているマンモス企業です。アメリカ系の企業と言っても差し支えないぐらい、アメリカに順応していて、goolgeやFacebookとも上手に協業している部分があります。
このgoogleやFacebookと仲良し
と言う部分が集客面では大きくサポートしてくれます。
検索するツールと言えば圧倒的にgoogleさんですよね?「ググる」と言う言葉になっているぐらいです。shopifyは最初からgoogleとの連携性を考えて、カテゴリを自由に選択させるのではなくてgoogleの中から選ぶ項目があったりします。これによって検索で上位表示されやすいような仕組みをとっている節があります。
またFacebookはインスタの運営会社でもあるので、インスタ上での商品販売連携も非常に簡単に出来ますし、インスタ広告なども連携しやすく集客面では大きくプラスに働いてきます。
アメリカの大手テック系企業を上手に使えるのは、やはり大手企業の方が1枚も2枚も上手です。
この部分を最大限享受した方が、検索や広告に対しても最大限メリットを受けられるでしょう。
②カスタマイズ性
ECサイトは作ったら終わりではありません!
売上規模が上がってくると、こう言った機能があればもっと売れるのに!などと追加したい機能が必ず出てきます。
その時に簡単に機能追加出来る方が「変化が早く、効果も早い」です。
いまの時代、IT技術は半年前がひと昔前になるぐらい早く流れています。みなさんもChatGPTの登場でそれを実感しているのではないでしょうか?
こういう時代には我々も素早く変化していく必要があるのですが、shopifyは機能の追加を「アプリ」と言う形で実現しています。ただ、日本のプラットフォームと違うのは「アプリ」のほとんどがサードパーティー性の物です。
shopifyが独自で作るアプリもあるのですが、他社が作った物の方が多く、また利用者側はそれを自由に選ぶことが出来ます。
時代の変化が速い時には「自社で作る」と言うのは基本的にはやめた方がいいです!なぜなら、プロジェクトに2年とかかかってしまうと、出来た頃には古いんです。shopifyも自社で全部開発したら恐らくはここまで大きな物にならなかったでしょう。
今は「使える物を上手に使える人」が生き残れる時代です。これを体現しているのがshopifyで、日本のプラットフォームが開発スピードで追いつけない部分でもあります。
やりたい時にすぐやりたい事が出来る!
これがshopifyを使うメリットの1つです。
③マーケティング
ECサイトは作った後がとにかく大事です!
アクセスデータや売り上げのデータ、など色んな情報を元に、どうやったら売れていくのか?などを日々考えながら、ECサイトをその物をアップグレードしていく必要があります。
皆さんも「何も変わり映えがしないECサイト」にしょっちゅう訪れませんよね?「何か更新があるかも??」と思えばお気に入りのお店にはまた訪問するはずですが、2年更新がないページにはアクセスしないはずです。
データは正直で、自分たちが売れると思ったものは思いのほかアクセスがなくて、サブで用意していた商品が思いのほか売れる。なんて事は日常茶飯事です
良く「市場の事とは市場に聞け」と言われるのですが、お客さんの予測は立てられても、ズバリ当たる事は意外とありません。
そんな時に見られるデータが沢山ある方が、当然ですが「何」をすべきかが明確に割り出しやすいです!
世の中には様々な分析ツールがあるのですが、標準で付帯している物だけでも普通の分析ツール以上の分析力があるので、これだけでも月額の元が取れる!と言う人が言うぐらい高性能な分析ツールを活用することが出来ます。
④自動化処理
売れれば売れるほどにやる事は増えてきます!
しかし、時間には限りがあるので、自動化出来る所は自動化していきたくなりませんか?
やや専門的な知識は必要になるのですが、無料で使えるshopifyのアプリで「shopify FLOW」と言う物があり、これがありとあらゆる自動処理をしてくれます。
例えば
- 特定の商品を買ったお客さんにだけ、特定のメールを送る
- 特定のタグをつけて、その商品を買った人だけをリストアップする
- 購買データをスプレッドシートに書き出す
- 購入先が沖縄の時にアラートを貰う
など、色んな組み合わせで色んな自動化処理を組むことが出来るのがshopifyの強みです。
通常システムでくみ上げたら数百万は下らない様な自動処理でも、比較的リーズナブルに構築出来ることはままあります。
⑤世界の最新ITの恩恵を受けられる
昨年、googleが「google MarketCenter」のAPIを大幅に改造した事がありました。ちょっと小難しいので、APIが何なのか等の話は飛ばしますが、その大改造でshopifyは当たり前のようについていきましたが、日本のプラットフォームではついていけなかった所がいくつもありました。
単純にリソース不足なのもあると思いますが、変化への対応は日本企業はどうしても遅いです。
しかし売り手からしてみれば、早く更新してくれないとgoogleで表示が不利になります。こう言った時の対応力はGAFA並みにデカい企業なので流石です。
またChatGPTが登場して間もない頃、商品説明文をChatGPTで書いてくれる機能を速攻で搭載していたのも対応早い!と感心した事があります。
正直、専門の制作会社でも着いていくのがやっと!!と言う開発速度で、年間100アップデートぐらいします。ついて行けさえすれば、常に世界の最先端を利用できるのは非常にありがたい点ですが、何度も書かせて頂きますが、専門の会社でも着いていくのが大変です!
その分、ついて行けた時に受けられる恩恵も非常に大きく、良い会社さんと組めれば最高の売上を創造していくことが出来ますよ!
ECやるならshopify
他のプラットフォームと直接比較している記事ではありませんが、使う側としてはやればやる程、売れる仕組みが出来てるよなぁ。んでもって、月額もたいして高くないし!
と言うのが日々shopifyに接している側の意見としては有ります。
超安いシステムではないですが、しっかりと売り上げを作りたい事業者さんとしては、使いこなせさえすれば間違いなく最高のツールです!
将来性も圧倒的に高いので、ぜひ検討してみて下さい。