帳票管理システムを利用するメリット

まず、そもそも企業で帳票管理システムを導入するメリットにはどのようなものがあるでしょうか。チェックしていきましょう。
1.手間の削減による業務効率のアップ
請求書や納品書、領収書など、これまで手動で発行してきた帳票をシステム化することによって業務負担が大きく削減します。また、帳票の自動送信を設定しておけば発送の手間が省ける上に、メールやFAXの宛先を間違えたり、誤った帳票を封入してしまったりする心配はありません。今まで一連の作業にかけていた時間を他の業務に充てることが可能になるでしょう。
2.帳票発送費用を抑えることによるコストの削減
これまで郵送で送っていた帳票をメールでの送信に変化させることで、切手代をはじめ、用紙代やインク代、封筒代を抑えることが可能です。さらに、電子保管を行うことで、帳票を保管していた倉庫代やファイル代とまでカットすることができるでしょう。
3.紙媒体からデータ管理への変化によるセキュリティの向上
帳票を紙ベースで保管していたものを電子保管に変更することで、紛失やセキュリティ面での不安を解消することができるでしょう。帳票を閲覧するときのセキュリティはもちろん、帳票を廃棄する際にもデータ漏洩のリスクを削減します。
帳票管理システムを選ぶときのポイント

実際に、帳票管理システムを導入するときにチェックすべきポイントをご紹介していきます。
自社のニーズに合った帳簿管理が可能か
帳票管理システムを導入するときは、”自社のニーズ”を明確にしておくことが大切です。例えば、帳票の発行だけでいいのか、帳票発行したあとに発送・メールやFAXでの送付サービスまで必要なのか、帳票データの保管まで一括して行いたいかなど、自社に合った帳簿データ管理を実現するシステムを選ぶことが大切です。
過去の帳簿データの取り込みができるか
過去の帳票は紙媒体で管理しているケースが多いでしょう。一方で、電子帳票システムは帳簿データのデジタル化ができる部分がメリットであり、かさばらない”データ”として長期的に保存・活用することができます。導入するとなれば、これまで紙媒体で保管していた帳票データもシステム上に保存したいものです。過去データの移行が可能かどうかを確認しておきましょう。
【2022年最新】帳票管理システムおすすめ30選

企業で帳票管理システムを導入しようと考えているときにおすすすめの30選をご紹介していきます。ぜひ、検討してみてくださいね。
@Tovas(あっととばす)
帳票を送ることに特化した@Tovas。FAX、郵便(請求書の印刷・仕分け・封入封かん・局だしを代行)、WEB(電子請求書の保管やデータ入力等)といった3種類の送信手段によって、請求書・注文書・見積書・納品書・仕切書など様々な帳票を管理します。送受信の履歴を記録・証明する情報トレーサビリティとして提供していることもあり、証跡記録が必要な重要帳票でも安心して送ることができるでしょう。また、全てのデータ通信を暗号化+ウィルスチェックも実施しています。
- セキュリティ
- ◯
- 他ツールとの連動性
- ◯
- サポート
- ◯(お問い合わせ窓口/TEL)
- 実績
- 製造・流通・金融・建設・出版などさまざまな業種に対応
- 改善施策
- ◯
- 無料トライアル
- ×
電子帳票配信自動化ソリューション
企業間でのファイル転送や共有サービスを可能にする”GigaCC ASP”と、定型業務を自動化するRPA国内No.1シェアを誇るツール”WinActor”を組み合わせることで、電子帳票の発送業務を自動化した電子帳票配信自動化ソリューションを実現。送信リスト(CSVファイル)を確認して誤送信を防いだり、シンプルな操作によって手作業の負担を軽減したり、相手先の受信状況(未受信・受信済み・ダウンロード済み)を知ることで未回収のリスクを避けることができるのです。
- セキュリティ
- ◯
- 他ツールとの連動性
- ◯
- サポート
- ◯(お問い合わせ窓口/TEL)
- 実績
- RPA国内No.1シェア
- 改善施策
- ◯
- 無料トライアル
- ×
帳票DASH!
帳票業務に関わる”印刷管理機能(帳票の印刷)”と企業におけるあらゆる文書の共有と公開に関わる”文書管理機能(文書管理)”を融合させた帳票管理ツールです。汎用的なPDFをはじめ、WordやExcelなどのオフィス文書など、あらゆる文書を格納することができます。マルチテナント方式を採用しているため、企業間・部署間における文書閲覧の制限が可能です。また、キャビネット・グループ・ユーザ単位にセキュリティ設定ができる上に、印刷ジョブや登録文書にもセキュリティ権限が付与できるので、情報漏えいに対するリスクヘッジが行えます。
- セキュリティ
- ◯
- 他ツールとの連動性
- ◯
- サポート
- ◯(お問い合わせ窓口/TEL)
- 実績
- 約800社
- 改善施策
- ◯
- 無料トライアル
- ×
FILIST SYSTEM
電子帳票や文書管理システムの販売・導入・OEM提供・他社製品に対する導入支援を行ってきた経験を持つ、株式会社イーバイピーが提供する、PDFデータの保管・管理を一元化する帳票管理システムです。他のソフトを併用しなくても大量の帳票や文書を即時でデータ化してクラウド上で管理することができ、ペーパーレス化したすべての文書を利便性の高い検索機能や管理機能で集中管理します。自動読み込み機能やQRコードによる電子化が可能なので、システムへの入力手間を省くことができるでしょう。
- セキュリティ
- ◯
- 他ツールとの連動性
- ◯
- サポート
- ◯(お問い合わせ窓口)
- 実績
- 要問い合わせ
- 改善施策
- ◯
- 無料トライアル
- ×
活文 Report Manager
仕訳帳や総勘定元帳などの帳簿データと、領収書や契約書などの様々な帳票をまとめて保存・管理し、データ活用を容易にする電子帳票システムです。帳票の登録から管理までの流れを自動化することができるため、手間やコストを削減することが可能になります。電子帳簿ソフト法的要件認証制度(保存)・電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証制度のJIIMA(公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会)認証を取得していることもあり、安心して利用することができるでしょう。
- セキュリティ
- ◯
- 他ツールとの連動性
- ◯
- サポート
- ◯(お問い合わせ窓口/TEL)
- 実績
- 加藤産業株式会社、フジモトHD株式会社、株式会社ニシヤマ等
- 改善施策
- ◯
- 無料トライアル
- ×
最後に

帳票を発行する業務にかかる無駄な手間や発送の費用を削減する帳票管理システム。無駄を省くことはもちろん、紙媒体で管理していた帳票をデータ化することによるセキュリティの向上・データ活用の利便性が得られます。この記事でご紹介した帳票管理システムも含め、この機会にぜひ導入を検討してみてください。