マーケティング業務を効率化・自動化してくれるMA(マーケティング・オートメーション)ツール。顧客とより良い関係を構築するためにも、顧客に効果的なアプローチを行うためにも、企業にとっては必須のツールとなっています。
今回は「MAツールを選ぶ時に見るべきポイント」「MAツールのおすすめ」を紹介します。導入実績が豊富なツールから日本のビジネス環境に適しているツールまで幅広く紹介しているので、自社に適したMAツールを探してみてください。
MAツールを選ぶ時に見るべきポイント
MAツールを選ぶ時に見るべきポイントは「BtoC向けかBtoB向けか」「多くのチャネルに対応しているか」の2つです。
BtoC向けかBtoB向けか
自社がBtoCかBtoBかによって導入すべきMAツールは変わってきます。なぜなら、ツールによって向き・不向きが異なるからです。例えば、BtoCの企業に向けてMAツールを販売している会社は、多くのリードに対して管理・育成ができるように設計しています。しかし自社が法人に対してサービスを提供している会社であれば、育成・営業対象の数はそこまで多くありません。10万件管理できるのに、1,000件しか管理していないのなら残りの管理件数は不必要となるでしょう。なので管理可能リード数に着目してツールを選択することが大切です。
多くのチャネルに対応しているか
当たり前ですが、対応チャネルが多ければ多いほどより多くの媒体でアプローチできるようになります。せっかくMAツールによって、自動化・効率化できるのにアプローチできる対象の数が少なければ損でしかありません。なのでメールやSNS、WEBコンテンツなどのチャネルを多く取り扱っているMAツールを選ぶことが大切です。
【2022年最新】MAツールおすすめ30選
この項目ではおすすめのMAツールを31個紹介しています。基本情報に加えて8つの比較項目も用意しているので、他のツールと比較しながら導入するツールを検討してみてください。
アドポップ
【ポイント】
サービス利用開始まで最短1営業日
システムの導入費用は無料、月々9,800円~ ご利用で、SORAMICHIが手厚く伴走
マニュアル不要の直感的なUIで簡単に操作可能
「アドポップ」は、コンバージョン率の改善などに取り組むマーケティング担当者に向けて開発された、マニュアル要らずで利用可能なWeb接客ツールです。
これまで、他社のツールをご導入されたことのあるお客様の声を、ポップアップ機能やマーケティングシナリオの作成、A/Bテスト、レポーティングなど、マーケティング改善に真に必要なコア機能を厳選したシンプルな設計となっており、月々9,800円からご利用いただけます。
Webサイトのコンバージョン率をご懸念されている企業へおすすめなサービスです。
- 初期費用
- 無料
- 月額費用
- 9,800円~
- 無料プラン
- -
- サポート
- -
- 導入実績
- -
- 対応チャネル
- -
- 向いている形態
- BtoB
- その他ツール
- -
b→dash
株式会社フロムスクラッチのb→dashは、従来のメールによるアプローチだけでなく、LINEやSMS、アプリPUSHといった多用なチャネルによるアプローチが可能なMAツールです。b→dash CDP(データ統合基盤)によって、顧客情報、Web・広告データ、購買情報などのマーケティングプロセス上に存在する全てのビジネスデータを一元化することが可能となり、他社との優位性を図れるようになります。
- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- ライトプラン:5万円
- 無料プラン
- ×
- サポート
- ◯
- 導入実績
- セブンネットショッピング、阪急阪神百貨店など
- 対応チャネル
- メール、SNS、LINE
- 向いている形態
- BtoC、BtoB
- その他ツール
- CMS
FORCAS
株式会社FORCASのFORCASは、データ分析に基づいて成約確度の高い企業を特定し、マーケティングと営業を繋げて組織をターゲット企業に集中する最新マーケティング戦略「ABM(アカウント・ベース・マーケティング」の実践を強力にサポートするクラウドサービスです。成約確度の高いリスト作成、約144万社のデータから相性の良い企業属性の特定、成果や効率の向上が実現します。
- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 要問い合わせ
- 無料プラン
- 要問い合わせ
- サポート
- ◯
- 導入実績
- ソニーマーケティング株式会社、株式会社電算システムなど
- 対応チャネル
- 要問い合わせ
- 向いている形態
- BtoB
- その他ツール
- 要問い合わせ
Synergy!
シナジーマーケティング株式会社のSynergy!は、集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル、メッセージング、分析までを行える国産のCRM/MAツールで、マーケティング活動を効率化させてくれます。Synergy!はITreviewのCRM部門/MA部門にて認知度・満足度の双方が優れている証である「Leader」を受賞しているほど評価されています。
- 初期費用
- 11万8千円
- 月額費用
- 1万5千円〜
- 無料プラン
- 14日間無料トライアル
- サポート
- ◯
- 導入実績
- TOTO株式会社、コスモ石油株式会社など
- 対応チャネル
- メール、LINE
- 向いている形態
- BtoC、BtoB
- その他ツール
- ×
Marketing Hub
HubSpot株式会社のMarketing Hubは、マーケティング関連の全てのツールとデータを一つのプラットフォームに集約することのできる、BtoC、BtoB問わないCRM/MAツールです。複雑なマーケティング業務を簡単にこなせられるように設計されているため、マーケティングに疎い担当者でも高度なマーケティングを実施することが可能です。無料版から有料版まで揃えられており、営業支援CRMのソフトフェアである「Sales Hub」カスタマーサービス管理ソフトウェアの「Service Hub」と連携することで、さらなる効果を発揮することもできます。
- 初期費用
- ×
- 月額費用
- 9万6千円
- 無料プラン
- ◯
- サポート
- ◯
- 導入実績
- 64,500社以上
- 対応チャネル
- メール、ソーシャルメディア
- 向いている形態
- BtoC、BtoB
- その他ツール
- SFA、CRM
Kairos3
カイロスマーケティング株式会社のKairos3は、人を増やさずに受注アップを可能にするMAツールです。誰でも簡単に使用できるシンプルな設計に加えて、MAとSFAでフォロー漏れを防ぎ営業の機会損失を無くします。さらにツールの効果を最大限に発揮してもらうために、専任のチームによる充実したサポートの無償提供もあるため、導入アカウント数1,100、サービス継続率98.3%も納得のいく数字です。
- 初期費用
- 1万円
- 月額費用
- 6千円~/25ユーザー※最短利用期間6ヶ月
- 無料プラン
- ×
- サポート
- ◯
- 導入実績
- 株式会社トモノカイ、シコー株式会社など
- 対応チャネル
- メール
- 向いている形態
- BtoC、BtoB
- その他ツール
- SFA
Ambassador Relations Tool【株式会社コンファクトリー】
株式会社コンファクトリーのAmbassador Relations Toolは、ホテル・ECサイト・小売業・飲食業などに導入されているCRM/MAツールです。メールマーケティングが容易となり、NPS計測にてアンバサダーとなる顧客のみを抽出することが可能になります。顧客分析では、顧客の購入履歴・利用行動から自動的に6つのランクにグルーピングできるため、各ランクに応じた施策を実施できます
- 初期費用
- クラウドプラン:無料
- 月額費用
- クラウドプラン:26,800円 ※最低利用期間6ヶ月間
- 無料プラン
- ◯
- サポート
- ◯
- 導入実績
- ホテル・ECサイト・小売業など
- 対応チャネル
- メール
- 向いている形態
- BtoB
- その他ツール
- CRM
EC Intelligence
株式会社シナブルのEC Intelligenceは、ECサイト専門の売上向上に役立つMAツールです。国内・国外問わず導入されている実績も持っており、少ない人数で多くのマーケティング施策を行えます。通常のMAツールに備わっている機能はもちろんのこと、利用企業の要望や世の中の動きに合わせて新機能を定期的に追加しているのが強みです。
- 初期費用
- 20万~60万円
- 月額費用
- 10万円~
- 無料プラン
- 要問い合わせ
- サポート
- ◯
- 導入実績
- 株式会社未来、株式会社ダーリングコーポレーションなど
- 対応チャネル
- メール、LINE、SMSなど
- 向いている形態
- BtoC、BtoB
- その他ツール
- SFA
マルケトエンゲージ
アドビ株式会社のMarket Engageは、「BtoC」「BtoB」問わず5,000社以上に導入されているMAツールです。世界中から人気を集めているMAツールで、日本企業からの支持も非常に多いのが特徴です。マーケティングオートメーションによって得られたインサイトを活用して、個人に直接訴求する施策を行うことによって、長期的な関係を構築することが可能になります。
- 初期費用
- データベースサイズによって変動
- 月額費用
- データベースサイズによって変動
- 無料プラン
- 要問い合わせ
- サポート
- ◯
- 導入実績
- 5,000社以上
- 対応チャネル
- メール、SNSなど
- 向いている形態
- BtoC、BtoB
- その他ツール
- CMS、SFA
最後に
MAツールはいくつもの種類があり、それぞれの特徴や実績が違いますが、選ぶ時に一番大切なのは「自社に適しているかどうか」です。BtoB、BtoCのどちらに向いているのか、どのチャネルに適しているMAツールなのか、どの規模の法人に向けて販売しているのか等を確認しなければならず、導入実績が他社よりも豊富だからといって安易に選んではいけません。
外国産のMAツールは、世界中で導入されていることから導入実績は豊富ですが、日本の商習慣やビジネス環境を完璧に捉えきれているとは限りません。一方、国産のMAツールはその辺りの状況をよく捉えきれています。一つの要素だけで判断せずに総合的に考えて、自社に適しているMAツールを導入しましょう。