近頃話題となっている「スマートグラス」という商品について、あなたはご存じでしょうか?
「聞いたことはあるけれど、実際にどんなものなのかはわからない」
「使ってみたいけれど買う前にいろいろな会社の商品を比べてみたい」
このようなことを思っている方がいるのではないでしょうか。
そんな方へ向けて、今回の記事では今話題の「スマートグラス」について、基本的なことから説明していきます。
選び方のポイントや、様々な商品の中で私たちがおすすめする商品も15選で紹介するので、あなたにピッタリのスマートグラスが見つかることでしょう。
この記事を読んで、スマートグラスについてよりよく知り、購入する際の参考にしてください。
スマートグラスとは
スマートグラスとは、通常のサングラスのレンズの部分にデジタル情報を重ねて表示させることができるウェアラブルデバイスです。
スマートフォンの画面を表示させることができることで現在流行しているスマートウォッチに続くような形で徐々に話題になりつつありますが、シェアに関してはそこまで進んでいないというのが現状です。
企業用として作業員に支給し、スマートグラスにマニュアルを表示させることで、手元で確認する手間をなくすなど作業の効率をアップさせるために使用されている例もあります。また、一般用としては動画の視聴やメールなどの確認が可能です。
スマートグラスの選び方
現在注目が集まっているスマートグラスですが、最近市場に出始めたデバイスということもあり、今のところ商品についての情報が多いとは言えません。検索して商品を見つけても、それが本当に自分に合ったものなのかはすぐにはわからないことが多いでしょう。
ここでは、スマートグラスに選び方について、以下の10のポイントで紹介していきます。
(1)料金
(2)重さ
(3)ディスプレイ搭載
(4)搭載OS
(5)AR機能
(6)カメラ機能
(7)容量(GB)
(8)接続機能(BluetoothかWi-Fiか)
(9)サイズ
(10)マイク搭載
順に詳しく説明していきます。
(1)料金
スマートグラスを購入するにあたりまず気にしなくてはいけないのは料金です。
スマートグラスは精密機器ということもあり、どの商品も高価になっています。2万円弱で購入できるものもあれば、30万円以上する商品もあります。
自分が出せる予算をよく考えてから、購入するようにしましょう。
(2)重さ
スマートグラスは眼鏡のように使用するものなので、重すぎると目や首に負担がかかってしまします。開発者側も眼鏡のように使用するものであるということを想定しているはずなので、極端に重すぎるものがあるわけではありませんが、普段眼鏡をかけない人が使用するときなどには商品の重さが重要になってくるかもしれません。
スマートグラスを購入するときは、重さを確認するようにしましょう。
(3)ディスプレイ搭載
ディスプレイを搭載しているスマートグラスなら、眼鏡のレンズ上でスマートフォンの画面や接続しているPC等から送られてくる情報などを見ることができます。手を使わずに情報を得ることができれば、例えば作業中に手元のマニュアルを見る手間が省ける等、作業効率が向上するでしょう。
スマートグラスを選ぶ時は、ディスプレイが搭載されているかどうかを確認してみましょう。
(4)搭載OS
スマートグラスの中にはOSが搭載されているものがいくつかあり、PCやスマートフォン等と接続しなくても、スマートグラス単体で様々な作業が行えるでしょう。
スマートグラスを選ぶ時は、搭載OSについても意識してみましょう。
(5)AR機能
ARとは、「拡張現実」と訳され、現実の世界がデバイスの中にまで広がっているように見えることです。AR機能を取り入れている物の例として「ポケモンGO」というアプリゲームがあげられ、モバイル端末を通してモンスターがまるで現実世界にいるかのように見せられます。
スマートグラスにAR機能が搭載されていれば、レンズ上にある物体がレンズ越しに広がる現実世界の中にあるかのように見え、例えば備品設置をする際に前もって設置場所との位置関係等を確認しておくといったことができます。
AR機能の有無は、スマートグラスを選ぶ際に重要なポイントといえるでしょう。
(6)カメラ機能
スマートグラスにカメラ機能があれば、自分が見えている目線と全く同じ視点で映像を移すことが可能になり、情報がより正確になるでしょう。
カメラ機能の有無は、スマートグラスを選ぶ際に重要なポイントです。
(7)容量(GB)
スマートグラスにはそれ自体が容量を持っているものがあり、写真や音声などの情報を記録することができます。容量が多ければ多いほど、様々なものをその余裕を持って残すことができます。
スマートグラスを選ぶ際には容量についても確認してみましょう。
(8)接続機能(BluetoothかWi-Fiか)
スマートグラスを自分が持っている端末などの外部機器と接続するには、その機器が持つ接続機能と同じものを、スマートグラス側も搭載されていなければなりません。また新しいスマートグラスであるほどBluetoothのバージョンも新しくなっています。バージョンチェックは忘れずにしましょう。
スマートグラスを選ぶ際には、接続機能についても確認してみましょう。
(9)サイズ
スマートグラスは眼鏡のように着けるものなので、サイズが合わなければ上手く使いこなしているとは言えません。スマートグラス側でサイズの展開をしている物は少ないので、購入する際にはその商品が自分に合ったものなのかどうかを確認する必要があります。
スマートグラスのサイズをしっかりと確認してから、購入するようにしましょう。
(10)マイク搭載
マイクが搭載されている商品であれば、例えば通話をしたりすることが可能になるのでとても便利です。
スマートグラスを選ぶ際はマイクの有無についても見てみるようにしましょう。
スマートグラスのおすすめ商品13選
ここまではスマートグラスについての概要や、スマートグラスを選ぶ際のポイントを紹介してきましたが、ここからはおすすめのスマートグラスを15個紹介したいと思います。上記で紹介したポイントについても記載しているので、是非チェックしてみてください。
M4000【Vuzix Corporation】
M4000はVuzix Corporationが提供する最新の法人向けスマートグラスです。M4000のディスプレイには、現実のオブジェクトに干渉されずに情報を移すことができます。現場の作業員に装着させ、離れた位置から別の人間が情報を送信することで、作業効率の向上に使用されています。
- 料金
- 324500
- 重さ
- 190
- ディスプレイ搭載
- ○
- 搭載OS
- Android 9
- カメラ機能
- ○
- AR機能
- ×
- 容量
- 64
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- 31 x 30 x 14(梱包サイズ)
- マイク搭載
- ○
M400【Vuzix Corporation】
M400はAndroid9搭載型のアプリでスマートフォン等の外部機器に接続しなくても単独で動作することが可能なスマートグラスです。主に産業用としての仕様が想定されており、遠隔地にいる人間からの指示を目の前のディスプレイに表示させたり、カメラ機能によって撮影した現場の写真を共有するなど、企業における業務効率の向上に取り入れられています。
- 料金
- 218900
- 重さ
- 160
- ディスプレイ搭載
- ○
- 搭載OS
- Android 9
- カメラ機能
- ○
- AR機能
- ×
- 容量
- 64
- 接続機能
- Bluetooth, Wi-Fi
- サイズ
- 24 x 16.5 x 8.4(梱包サイズ)
- マイク搭載
- ○
Blade【Vuzix Corporation】
外見上は普通のサングラスのようですが、右目単眼タイプのスマートグラスです。Android OSを搭載しているので単体でモバイル端末としての働きをしますが、アプリなどを通してスマートフォン上でWifiの設定をすると、wifi下でSNSのやり取りなどが可能になり、カメラ機能によって撮影した写真や動画をアップすることもできるようになります。
- 料金
- 99000
- 重さ
- 700
- ディスプレイ搭載
- ○
- 搭載OS
- Androd OS
- カメラ機能
- ○
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- Wi-Fi、Bluetooth、拡張マイクロSDスロット、マイクロUSB
- サイズ
- 22.4 x 16.4 x 7.6(梱包サイズ)
- マイク搭載
- ○
BT-40S【エプソン】
BT-40Sは眼鏡のように装着することにより、目の前に大画面が映し出され、映像を楽しむことができます。付属の専用コントローラーにはAndroid9が搭載されており、wifi下ではスマートフォンのように使用できるので、普段モバイル端末で見ている動画等をレンズを通して大画面で楽しむことが可能です。
- 料金
- 要問い合わせ
- 重さ
- 約 165
- ディスプレイ搭載
- ○
- 搭載OS
- Android™ 9(コントローラー)
- カメラ機能
- ○(コントローラー)
- AR機能
- ×
- 容量
- 64(コントローラー)
- 接続機能
- USB Type-C、4 極ミニジャック
- サイズ
- 19.4 × 16.4 × 41(シェードなし)
- マイク搭載
- ○(コントローラー)
BT-30E【エプソン】
BT-30Eはモニター機能に特化したスマートグラスであり、HDMIやUSB Type-Cを使用した有線接続により、様々な機器と接続して映像を映し出すことができます。有線でつなげば後は普段使用している機器をいつも通り操作すれば、モニターの拡張機能のように目の前に画面が表示されます。企業用に検査機器などのモニターとして使われている一方で、映像の市長やゲームのプレイ画面を映し出すことも可能です。
- 料金
- 要問い合わせ
- 重さ
- 119(シェード、ケーブル除く)
- ディスプレイ搭載
- ○
- 搭載OS
- Androd OS
- カメラ機能
- ○
- AR機能
- ×
- 容量
- -
- 接続機能
- インターフェイスボックス接続端子、4極ミニジャック(イヤフォンマイクCTIA規格対応)(注2)、USB Type-C(注3)、HDMI®、USB Micro-B(給電専用)
- サイズ
- 18.9×19.3×30(シェード除く)
- マイク搭載
- ×
Bose Frames Soprano【ボーズ合同会社】
Bluetoothで外部機器と接続し、サングラスのようにかけることにより、耳をふさがないまま音楽を楽しむことができます。タップやタッチ等で音量などをコントロールすることができます。通話機能も使うことができ、最新のマイクシステムで自分の声を正確に相手に伝えることができます。
- 料金
- 33000
- 重さ
- 49.89
- ディスプレイ搭載
- ×
- 搭載OS
- ×
- カメラ機能
- ×
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- Bluetoothバージョン: 5.1
- サイズ
- 5.5 x 1.7 x 13.6
- マイク搭載
- ○
AR100【Dynabook株式会社】
主に産業用として使用されているスマートグラスであり、ハンズフリーで現場の作業効率を向上させることが期待できます。windowsに対応しているので既存のwindowsのソフトウェアを利用することができます。小型で軽量なデバイスのため、作業者の負担にならず必要な時に情報が映し出されることにより、現場作業をサポートすることができます。
- 料金
- 要問い合わせ
- 重さ
- 約48
- ディスプレイ搭載
- ○
- 搭載OS
- ×
- カメラ機能
- ○
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- USB Type-C™×1
- サイズ
- 約6.1×14.9×21(突起部除く)
- マイク搭載
- ○
Bose Frames Tempo【ボーズ合同会社】
スポーツ用に特化したオーディオサングラスで、防水仕様や優れた耐久性などが施されています。最大8時間の連続再生が可能で、電池の心配をすることなく外に出かけることができます。柔軟性のある素材で眼鏡のつるなどが構成されており、激しく動いても外れにくくなっています。
- 料金
- 33000
- 重さ
- 49.89
- ディスプレイ搭載
- ×
- 搭載OS
- ×
- カメラ機能
- ×
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- 6.5 x 1.7 x 13.6
- マイク搭載
- ○
BOSE FRAMES ALTO【ボーズ合同会社】
BOSEから発売された最初のオーディオサングラスで、周りの音を聞きながら自分だけ音楽が楽しめる、オープンイヤーオーディオが実装されています。サングラスの各所に設置されたスピーカーにより、耳をふさがなくても臨場感のある音楽を楽しむことができます。
- 料金
- 27500
- 重さ
- 約45
- ディスプレイ搭載
- ×
- 搭載OS
- ×
- カメラ機能
- ×
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- 5.3 × 2 × 13.5
- マイク搭載
- ○
Facebook スマートグラス【Ray-ban】
RayBanとFacebook共同開発!Rayban初のスマートグラスが登場!日本未発売!人気モデルのWAYFARERのブラックRay-Ban Storiesは、スマートウォッチのように、Bluetooth経由で新しい「Facebook View」アプリとペアリング装着時には、デフォルトでスマートフォンのBluetoothオーディオとして認識右のつるがタッチインターフェースになっているタップ、ダブルタップ、トリプルタップで通話の開始と終了、曲の再生と一時停止、スキップつるの表面を前後にスワイプすると、音量が上下カメラボタンがあり、タップで動画撮影が始まり、長押しすると静止画を撮影つるを広げて装着すると、小さなチャイム音が鳴る「Hey Facebook」と言うと、耳のそばでチッというようなかすかな音が鳴って、音声を聞く状態になったことを知らせる「Hey Facebook」コマンドで実行できる機能は、写真と動画の撮影の2つ動画は、1回で30秒まで撮影できる
- 料金
- 38,500
- 重さ
- 100 g
- ディスプレイ搭載
- ✖
- 搭載OS
- iOS 8.0以上(OFFICEとDRIVEはiOS 9.0以上)
- カメラ機能
- 〇
- AR機能
- -
- 容量
- -
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- レンズのよこ幅:53mm ブリッジ幅:22mm テンプルの長さ:150mm
- マイク搭載
- 〇
スマートグラス【FAUNA】
これまでのオーディオグラスは、あくまでも“ガジェット”の枠に収まるものが多かったかもしれません。不自然に大きなテンプルやチープな質感が目立ち、「普段使いには難しいかも…」と思われたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、「Faunaオーディオグラス」は従来のオーディオグラスでは考えられないほど、“軽量”かつ“スリム”なデザインを実現しています。「Faunaオーディオグラス」は、耳をふさがないオープンイヤー設計で、周囲の音を聞き、周りの人と会話をしながら、自分だけの音楽を楽しめます。それはまるで、お気に入りのBGMが日常に溶け込んでくるような感覚です。
- 料金
- 37,800
- 重さ
- 500 g
- ディスプレイ搭載
- ✖
- 搭載OS
- ✖
- カメラ機能
- ✖
- AR機能
- ✖
- 容量
- ✖
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- 20.5 x 9.6 x 8.6 cm
- マイク搭載
- ○
アイレボ スマートグラス【EyeRevo】
一般的なイヤホンと違い、仕事中ずっと装着していても邪魔にならず急なオンライン会議でもスマートに参加できます。ブルーライトカットレンズならオンライン会議がない間も、PCやスマートフォンなどの液晶画面から発生する強い光をカットしてくれます。 さらに仕事中に音楽をきいていても耳を塞がないので家族の声や宅配便などの環境音も聞くことができます。また、趣味を楽しんでいるときの急な電話にも、メガネのつる(テンプル)をタップするだけですぐに応対できます。ハンズフリーなので、手を止めることなく作業しながら、あらゆるシーンで通話が可能です。
- 料金
- 12,800
- 重さ
- フレームのみ:25g / レンズ含む:34g
- ディスプレイ搭載
- ×
- 搭載OS
- ×
- カメラ機能
- ×
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- 16 x 14.6 x 4.7 cm
- マイク搭載
- 〇
Razer Anzu Smart Glasses【Razer】
Razer Anzu は防滴仕様のため、汗による影響を受けることなく、ものをこぼしたり、雨が降ったりしても問題なく使用できます。また、ブルーライトカットレンズは、ブルーライトを 35% カットすることで画面の眩しさを軽減して目を保護し、目の疲れを軽減するため、エンターテインメントを楽しんでいる時や仕事中も快適に集中できる一方、交換用の偏光レンズは、 UVA/UVB を 99% カットして紫外線から目を守ります。用途によってレンズを使い分けすることができるので便利な商品です。
- 料金
- 25,800
- 重さ
- 50g
- ディスプレイ搭載
- ×
- 搭載OS
- ×
- カメラ機能
- ×
- AR機能
- ×
- 容量
- ×
- 接続機能
- Bluetooth
- サイズ
- 4.38 x 16.3 x 14.75 cm
- マイク搭載
- ○
最後に
今回の記事ではスマートグラスについての概要から選ぶ時に大切なポイント、おすすめの商品について紹介してきました。
一口にスマートグラスといっても、音楽を楽しむためのものから企業の現場で利用されるようなものまで幅広く存在します。今現在出始めたばかりのデバイスであるスマートグラスは、今後さらに発展して新しいものが生まれることが期待されています。
もし今後、スマートグラスを購入しようとする機会があれば、ぜひ今回の記事を参考にして、自分のニーズに合った物を手に入れてください。