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チーム作りとは? 良いチームを作ることの重要性と具体的手順

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公開日: 2020.12.18
更新日: 2021.03.22

チーム作りはプロジェクトの成功には欠かせません。また社内イベントをするときや、ボランティア活動をする際にも、チーム作りが必要になることがあるでしょう。

チーム作りとはどのような作業を意味するのか、そして良いチームを作ることがなぜ重要なのかについて解説します。具体的なチーム作りの手順も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
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チーム作りとは?

チーム作り(チームビルディング)とは、会社などの組織の中で、特定の目的のために集められたメンバーで集団(チーム)を構成することを意味します。また、その集団がうまく機能し、目的達成のために協力していくこと、協力できるような体制にすることも、チーム作りの一つの側面です。

リーダーだけでなくメンバーの意識も大切

チームを作る作業、例えば、メンバーを選抜することや達成目標を決めることなどにはリーダーが必要です。まだチームがチームとして機能していない状態においては、誰かがチームを主導し、進むべき方向や指針を明示する必要があります。

しかし、一旦チームとしての活動が始まれば、メンバーは受け身の姿勢でいてはいけません。「自分は複数のメンバーのうちの一人に過ぎない」という意識ではなく、「私がチームを主導し、チーム全体で良いものを完成させていく」という強い意識を持つ必要があるのです。

良いチームとは?

チーム作りをする前に、「良いチームとは何か」という点について知っておく必要があります。極端に言えば、複数の人が集まるだけでもチームを作ることは可能です。しかし、単に集まったというだけでは良いチームとは言えないでしょう。チームとして機能しなければ意味がないのです。

どのようなチームが良いチームなのかを理解し、明確なビジョンを持ってチーム作りをすることで、本当の意味での良いチームを作り上げていきましょう。

同じ目的・目標で結ばれている

通常、社内でチームを作るときは、何かのプロジェクトやイベントを推進するなどの明確な目的があります。各自が目的を正確に理解し、目的を達成するためにどんな課題があり、何を目標とすべきかを理解しているなら、チーム全員が同じ方向に向かって進んでいけるので「良いチーム」と言えるでしょう。

当然のことではありますが、チームのメンバーが目的や目標を頭で理解しているだけでは意味がありません。それぞれが「目的を成功裏に収めたい」と強く願い、そのために個人が何をすべきかを理解している必要があります。

成果目標と意義目標の違い

目標にはいくつか種類がありますが、良いチームを作るためには「成果目標」と「意義目標」の違いについて理解しておくことが求められます。「成果目標」とは、チームとして活動していくことで獲得したいと考えている具体的な成果を目標にしたものです。

例えば新商品のプロモーションをするために作られたチームなら、「1年で10万個販売する」といったことを成果目標に掲げることができます。

他方、意義目標とは、チームとして活動していくことで獲得を期待できる状態や影響を目標にすることです。新商品を10万個販売することによって企業自体の認知度が上がったり、就職希望者が増加したりといった効果を期待して、認知度向上や就職希望者の増加を意義目標に掲げることができるかもしれません。

また、チームメンバーがチーム活動を通して「仕事が楽しい」「この会社が好きだ」「良いメンバーたちに出会えた」と思うようになることも、意義目標としてふさわしいでしょう。チームが一丸となるためにも、最初の時点で成果目標と意義目標を明示し、チームメンバー全員が自分自身の目標として意識できるようにしておきます。

信頼関係で結ばれている

チームメンバーは同じ目的・目標で結ばれているだけでなく、信頼関係でも結ばれている必要があります。同じ方向に向かって走り続けるためには、個々のメンバーが協力して業務に取り組まなくてはいけません。メンバー間の信頼がなければ、仕事を任せたり、協働したりすることが困難になるでしょう。

結局、信用できるのは自分だけとメンバー各自が考えるなら、「このパートは私が担当する」という風にプロジェクト内で作業を分断することになってしまい、完成したものがちぐはぐな印象になってしまう可能性があります。

また、なんとか形になったとしても、「この機能はどうなっているの?」とメンバー内でも分からない部分が頻出し、チームでプロジェクトを完成したというよりは、個人が作業を持ち寄ったような仕上がりになるかもしれません。

チームとして割り振られただけでは、いきなり他のメンバーを信用することはできないので、心を開いて話す機会や一緒に過ごす機会を積み重ねることで、メンバー間で強い信頼関係を育て上げ、1+1を10、100にしていきましょう。

失敗を許容する柔軟性がある

良いチームは、必ずしも最短距離で目標到達しようとはしません。元々目標を達成のためにチームは作られていますが、それ以上にチームとして考え、チームとして成長していくことに重きを置くからです。

そのため、例えメンバーが失敗して目標到達までの時間が延びたように思えても、他のメンバーは失敗を許容し、「なぜ失敗が起こったのか」「プロジェクトを進めるプロセスに無理があるのではないか」と失敗から何かを学ぼうとします。

失敗から新たな気付きを得られるならば、それはすでに失敗ではなく、成功するための不可欠な過程だったと考えられるでしょう。

つまり、プロジェクトを成功に導くための道筋や手法を先に決めておくことはしても、決して最初のアイデアに固執しない柔軟性を持っているのが「良いチーム」なのです。

チーム作りの手順

ここまで、良いチームとは何かを紹介しました。では、実際に良いチームを作っていくための手順について見ていきましょう。

1.全体目標の確立と個人の行動の方向付け

チームメンバーを選んだだけでは、チームとしては何も始まっていません。まずはメンバー全員に、チームとして到達したい成果目標を周知させることが必要です。もちろん、いきなり協力して仕事を進めていくことはできないので、各自、何をすべきか行動の方向付けをすることから始めましょう。

例えば、初めてプロジェクトに参加した社員には「プロモーションしたい商品のライバルとなる商品の資料集め」、1、2度プロジェクト参加経験のある若手社員には「購買層の選定やニーズ分析」など、とりあえず何から着手すれば良いのかわかるような指示を与えていきます。

2.メンバー相互の理解を深める

チームとしての作業を通して、メンバーがお互いについて深く知るようになります。もちろん、チームプロジェクトを始めたばかりでは、同じ作業をするメンバーだけが仲良くなって、他の作業に割り振られたメンバーとはあまり仲良くなれないかもしれません。

仕事以外でも話せる仲間になるために、ランチ会や懇親会などを開いてお互いを知る機会を設けることも必要になるでしょう。また基本的なことですが、社内外でも積極的に挨拶することはメンバー間の距離を縮めるきっかけになることがあります。

毎日「おはよう」「お疲れ」と声をかけているだけでも、親しみが生まれ、一緒に働く仲間であるという自覚が芽生えてくるものです。リーダーは率先して皆に声をかけ、メンバーにも挨拶が重要であることを周知しましょう。

3.メンバーの適性に合わせた業務振り分け

数週間チームとして働くことで、メンバーそれぞれの適性が見えてきます。業務に一区切りついたメンバー順に、新たな業務へと振り分けていきましょう。メンバーの振り分けは、チームプロジェクト推進中、何度か実施する必要が生じるかもしれません。

一緒に作業をすると相乗効果が高い組み合わせや、反対に作業効率が落ちる組み合わせなども徐々に明らかになっていきますので、リーダーは常にメンバー一人ひとりの様子を把握し、最高のパフォーマンスが出るようにメンバーを配置していきましょう。

良いチームを作ることで得られるメリット

良いチームを作ると、次の2つのメリットが得られます。

仕事に対する満足度の向上

一人で努力して一人で成功を勝ち取るということも、素晴らしい体験です。しかし、一人の力には限界があり、どんなに努力をしても個人の能力を超える結果を生み出すことは容易ではありません。

しかし、チームを作って他のメンバーと共に仕事をすることは、また格別の素晴らしい体験となります。自分一人では得られないような結果を手に入れることができ、また、心から信頼し合える仲間を獲得する機会にもなるのです。

淡々とこなしていくだけの業務とは異なり、「自主的に動いて協力して完成させた」という経験を通して大きな満足感と達成感を得られるでしょう。

目標達成

チームは元々プロジェクトなどの目標を達成するために作られたものですから、良いチームを作り、チームがうまく機能するならば、目標達成につながるでしょう。場合によっては、目標以上の成果が得られたり、予想もしていなかったような派生効果が得られたりする可能性もあります。

チーム作りの注意点

チームさえ作れば、自動的に良いチームになるのではありません。以下の4つのポイントに注意し、優れた結果を生み出せるチームを作っていきましょう。

風通しの良さを心掛ける

チームにおいて、風通しの良さは重要なポイントです。特定のメンバーだけが重要情報を保有しているなら、他のメンバーは何をするにしても「資料をいただけますか?」「このように進めていってよろしいでしょうか」と許可が必要になり、機動的に動くことができなくなってしまいます。

また、特定の情報が隠されることで、チームとしての一体感は生まれにくく、目標を達成できたとしても満足感は低いでしょう。

反対に風通しの良いチームならば、特定の情報が隠されることがないため、お互いを信頼して仲間同士で協力しやすくなります。ネガティブな事態が発生した場合でも、隠蔽せずにそのまま受け止めるので、常に前向きな明るい気持ちで仕事に取り組めるでしょう。

失敗を失敗と捉えず気付きと捉える

先程も触れましたが、失敗を失敗と捉えると、特定のメンバーを責めることになり、チームとしての一体感は生まれにくくなります。また、「間違ってしまった」というネガティブな思いにとらわれ、以後の業務にも良くない影響が生じるかもしれません。

失敗を失敗として受け止めるのではなく、「新たな可能性に導く気付き」として捉えるなら、失敗したことでより良い結果を導くこともできるでしょう。チーム内の空気をポジティブに保つためにも、失敗の受け止め方には注意が必要です。

リーダーも含めて対等な関係を築く

チームというのは仲間で成り立つ集団です。方向性を決めるときやチーム外との交渉の際には「リーダー」が必要ですが、チーム内はリーダーも含めすべてのメンバーが対等な関係で結ばれていなくてはなりません。チームに初めて参加する新入社員も、経験豊富な中堅社員も、対等な立場で意見を言い、仕事を進めていきましょう。

話す機会を多く設ける

黙っていても、気持ちは伝わりません。一緒に仕事をして成果を上げていく仲間なのですから、少しでも多く話す機会を持ち、どのような意見を持っているのかお互いに理解し合う必要があります。

話す機会を増やすということは、聞く機会を増やすということです。他のメンバーの話にしっかりと耳を傾け、理解と共感を深めていきましょう。

最後に

良いチーム作りができたら、最初に目標としていたプロジェクトを成功させたうえで、新しいプロジェクトが生まれ、さらに大きな成功へとつながることもあります。また、仲間を作ることもでき、仕事に対する充足感の向上も期待できるでしょう。

良いチームになるためには、リーダーがすべてのメンバーに注意することも重要ですが、メンバーそれぞれが高い目標意識を持ち、ポジティブに関わることも大切です。

一人ひとりが自分の力を最大限に発揮し、尚且つチームメンバーとしての尽力を惜しまないなら、予想もしないような素晴らしい化学反応が生まれるかもしれません。紹介したことを参考に、良いチームを作っていきましょう。