快適かつ効率的な空間を作り出すために欠かせないものの一つが照明器具です。普段あまり意識されない存在の照明ですが、オフィス照明の選び方一つで、社員のモチベーションや集中力、オフィスの雰囲気も大きく変わってくる重要な要素なんですよ。
そこで、この記事で紹介するのは、職場環境をよりよくしてくれるおすすめのLED室内照明30選とLED室内照明の選び方の10のポイントです。
働きやすい職場を作りは企業の成長に欠かせない大事なポイント。ぜひオフィスに最適なLED室内照明を見つけてください。
オフィスLED室内照明とは
LED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)を利用して作られたLED室内照明は、従来の白熱電球や蛍光灯と比べて消費する電力が少なく、寿命も約40,000時間と長寿命な照明です。
エコで長持ち、そして使い勝手の良さからオフィスでもLED照明への切り替えが進んでいますが、オフィスの室内照明をLEDに変えることで得られるメリットはそれだけではありません。
LEDは目に有害な紫外線がほとんど発生しないので目に優しい上に、パソコン作業が多いオフィスでのストレス軽減・集中しやすい職場づくりが実現できます。
ただし、従来の照明器具と比べてLED室内照明は料金が高く、イニシャルコストが高いというネックがあります。しかし、もちの良いLED室内照明に変えれば消費電力のカットに加え、交換の手間もコストも大幅に削減できるため、ランニングコストを抑えることが可能。その結果、長期的に見るとコスト面も得られるメリットのほうが勝ります。
このように、オフィスの照明をLEDに変えることで得られるメリットは多大。
まだ従来の蛍光灯などを使っているなら、今すぐLED室内照明に変更をおすすめします。
オフィスLED室内照明の選び方
次に、LED室内照明を選ぶ際に重視すべき10個のポイントを解説します。
(1)サイズ
(2)料金
(3)光束
(4)消費電力
(5)形状
(6)取り付け方式
(7)調光機能の有無
(8)色調
(9)グレア対策
(10)光源寿命
LED照明はエコで経済的な上に、社員の作業効率や社内全体の雰囲気を変えることができる重要な器具です。なんとなく選んで違和感や作業効率を下げないよう必ず次のポイントを確認して選ぶようにしましょう。
(1)サイズ
広い部屋に小さなLED室内照明、狭い部屋に大きなLED照明は、言うまでもなく問題です。部屋に合ったサイズの照明を選びましょう。また、直進性の強いLED照明の光は配光角(明るく照らせる角度)が限られています。そのため、室内をまんべんなくカバーできるものが必要です。
ちなみに、LED照明は、白熱灯のように広い範囲を照らせる全方向形(配光角:220~350度)、水平方向までカバーした広配光形(配光角180度前後)、下方向形(配光角120度以下)があります。その点も考慮して選ぶと完璧です。
(2)料金
LED照明器具は、登場した当初に比べてかなり料金が下がってきており、以前よりも導入しやすくなっています。しかし、やはり蛍光灯を使った照明器具と比べて高価であることは変わりありません。エコなLED照明器具はランニングコストが安く済みますが、導入費用が高すぎては意味がありません。
必要な明るさ・機能・デザインとのバランスを考え、ベストな選択をするようにしましょう。
(3)光束(ルーメン)
ルーメン(lm)とは単位時間当たりに放射される光の量のことで、照明器具の明るさを示しています。
従来の電球や蛍光灯からLED製品に替える際は、これまで使っていたものと同等もしくはそれ以上の明るさのものを選びましょう。
(4)消費電力
LED照明の最大の魅力が消費電力の少なさ。例えばLED電球の場合、白熱電球と比べて消費電力は6分の1~5分の1程度です。仮に白熱電球を1年使った場合の電気代は4,527円、LED電球を1年使った場合の電気代は615円。それがオフィス全体となれば、どれだけ電気代の削減になるかは一目瞭然。想像以上の成果が得られるはずです。
とはいえ、オフィスに必要なLED照明器具は決して少なくはありません。オフィスで用いるLED照明器具を選ぶ際も、消費電力の少なさも確認しましょう。
(5)形状
オフィスLED室内照明の形は、長方形・スクエア(正方形)・丸形など様々です。最近ではスタイリッシュな印象となるラインタイプのものも人気です。
LED照明器具を単なる明かりを供給するものと考えるか、室内を彩るインテリアの一つと考えるかは人それぞれ。ニーズや目的にあった形状のLED照明を選びましょう。
(6)取り付け方式
LED照明の取り付け方は様々。そのまま天井に取り付けるタイプもあれば、埋め込みタイプのもの、吊り下げタイプのものなどがあります。
埋め込みタイプの場合、照明のでっぱりがなくなるため、視界も広々して空間を広く見せることができます。吊り下げタイプのものはデザインによってはおしゃれなインテリアに。
照明でワークスペースや会議スペース、接客スペースの雰囲気づくりができます。
(7)調光機能の有無
調光とは照明の明るさを段階的にスムーズに調整できる機能のことです。オフィスのLED照明も、天気や時間によって最適な明るさを調整できる調光機能があれば、無駄な明かりをカットして省エネが実現できますし、そこで働く人も快適に働くことができます。
また、人は年齢による視力の変化で年を重ねるごとに必要な明るさも変わってきます。長持ちが強みのLED室内照明を選ぶ際は、その場で働く社員の年齢や先のことを考えて、最適な明るさを調整しやすい調光機能付きのものを選ぶことをお勧めします。
(8)色調
照明空間の印象を与える大きな要素である色調は色温度(光の色味)のことで、単位はK(ケルビン)で表されます。
同じLED照明でも色調によって雰囲気は激変。電球色など低色温度にすると温かみのある空間にもなりますし、昼光色といった高色温度にするとクールで清潔感のある空間を演出できます。
- 2,500K~ 電球色
- 3,250K~ 温白色
- 3,800K~ 白色
- 4,600K~ 昼白色
- 5,700K~ 昼光色
オフィスでは集中力を高め作業効率を上げる昼白色や昼光色が最適です。
(9)グレア対策
グレアとは明るさによる物の見えにくさ・まぶしさなどの不快感のことです。「たかが視界の不良」とグレアを甘くみてはいけません。ひどくなると状況把握力の低下や目の障害、頭痛やめまいなど様々な症状を引き起こすおそれがあります。業務を遂行する上で室内のグレアは厳禁。能率を大幅に低下させるだけでなく、オフィスの雰囲気や人間関係にも悪影響をおそえる可能性も否定できません。
グレアの発生条件は、強すぎる光だけでなく周囲との輝度差や見る人の年齢や体調など様々な要因が考えられます。少なくとも室内の照明でグレアが発生しないよう、LED照明を選ぶ際はグレア対策を取りこんでいる製品を選びましょう。
(10)光源寿命
光源寿命とは簡単に言えば『もち』です。白熱電球(1000~2000時間)や蛍光灯(6000~12000時間)と比べ、LEDは40000時間~と長持ち。白熱電球や蛍光灯よりも高価なLEDですが、交換の費用やその際の手間を考えるとLED照明への交換は賢い選択です。また、照明に使用するエネルギーも減らすことができ、CO2の排出を抑えて環境にも優しくエコ。
一般的にLED照明の光源寿命は40000時間と考えてよいのですが、念のため購入時には確認しておきましょう。
おすすめ商品30選
それでは次にオフィスにおすすめのLED照明30選を紹介します。ベーシックなものから、オフィスの雰囲気をワンランクアップするスタイリッシュなデザインのものまでLED照明はラインナップも豊富。
上記のオフィス用LED照明を選ぶ10のポイントと合わせて、自社のレイアウトや業務ニーズなども考慮して、最適な照明を選びましょう。
LD-5319-W【山田照明】
存在感を極限まで減らして部屋を明るく照らす照明です。従来のベースライトが抱えていた施行の難易性を解消し、誰でも簡単に取り付けることができます。4つの配光方法の組み合わせで多彩に空間を照らしますライティングダクト× 無線制御の新しい可能性。器具幅20㎜・グレアレスなルーバー設計で、存在感を極限まで減らして部屋を明るく照らす照明です。4つの配光(ベース・アンビエント・ペンダント・スポット)の組み合わせで多彩に空間を照らします。おしゃれな雰囲気を演出したいオフィスに最適。
- サイズ
- 幅:20 ・長さ:710 ・高さ:45
- 料金
- 43780
- 光束
- 1880
- 消費電力
- 20.4
- 形状
- ライン
- 取り付け方式
- 天井直付型
- 調光機能の有無
- ×
- 色調
- 昼白色
- グレア対策
- ○
- 光源寿命
- 40000
HLDC12211SG【Hotalux】
時間帯ごとに最適な光色・明るさをプログラミングし、あかりを24時間コントロールしてくれる「快適あかりモード」を搭載したラウンド型LED照明です。文字がはっきり見えるように「光の性質」と「明るさ」の両方の視点で基準化した「よみかき光」で文字もモニターもはっきり見え、オフィスでの作業を快適にしてくれます。室内にいる人の負担にならない明かりで業務効率アップを図ることができます。
- サイズ
- 幅:φ462 高:161
- 料金
- 要問い合わせ
- 光束
- 5499
- 消費電力
- 43
- 形状
- ラウンド
- 取り付け方式
- 天井直付型
- 調光機能の有無
- ○
- 色調
- 昼白色
- グレア対策
- ○
- 光源寿命
- 40000
HLDZE1492 【Hotalux】
連続・多段調光機能がついたラウンド型のLED照明です。時間帯ごとに最適な光色・明るさをプログラミングし、あかりを24時間コントロールしてくれる「よみかき光」で作業効率も大幅アップ。従来LEDシーリングライトに比べてLEDのチップ数を増やし、更に光源部をカバーする樹脂部に湾曲を持たせることで本体中央部はもちろんのこと、外周部へも光りがまわる構造とした「マルチアングルシステムⅡ」搭載で快適なオフィス環境を照明から作り出すことができます。
- サイズ
- 幅:φ554 高:137
- 料金
- 要問い合わせ
- 光束
- 6099
- 消費電力
- 47
- 形状
- ラウンド
- 取り付け方式
- 天井直付型
- 調光機能の有無
- ○
- 色調
- 昼白色
- グレア対策
- ○
- 光源寿命
- 40000
最後に
この記事では、LED室内照明の10の選び方とおすすめの商品30選を紹介してきました。従来の照明と比べてイニシャルコストは高い反面、ランニングコストを大幅削減できるLED室内照明は、経費削減の観点からも健全な経営の味方!それだけでなく、目に優しいLEDに変えることで、社員のモチベーションアップ・集中力アップなど働きやすいオフィスづくりに貢献します。
LED室内照明は発売当初に比べて性能はアップ・料金はダウンしているので導入しやすくなっています。ぜひオフィスに最適なLED室内照明に取り換え、誰もが気持ちよく働ける雰囲気の良い職場づくりに取り組みましょう。