Webサイトのトップページやプロモーションで、目を引くための施策としてアニメを使われることが増えてきました。
我々がテレビ番組などで目にする機会もある、いわゆる「アニメ調」の動画でなくとも、CGアニメやキャラクターの動き、あるいは、VTuberのような動画も、ある意味では「アニメーション」です。
そんなアニメーションを自社のコンテンツに使いたい、と考えたときには、アニメーション制作会社に依頼する必要があります。
この記事では、アニメーションを利用する利点にはじまり、どんな活用方法があるのか、またアニメーション制作会社に依頼するなら、どんな会社がいいのかについて解説しています。
最後に、アニメーション制作を手掛けている制作会社を特徴と併せてご紹介しています。
少しでも気になる方は、ぜひ確認してみてください。
【2024年最新】アニメーション制作に強い動画・映像制作会社のおすすめ22選
ここからは、おすすめのアニメーション制作会社をご紹介します。
依頼する候補を挙げる際に、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社プルークス
コンサル型のヒアリングによって効果がでる動画制作を提案
累計2,000社5,000本以上の業界トップクラスの制作実績
業種業界に縛られず高いクオリティでリーズナブルに制作してくれる為、幅広い方におすすめ
制作だけではなく、コンテンツの企画考案からYouTubeやSNS等への広告配信まで動画マーケティング全体をご支援しています。
動画制作において、豊富な実績とあらゆるアニメーション・実写・CG制作まで多種多様な動画に対応可能。
近年話題のセルアニメの制作も対応可能で、多くの要望にも応えてもらえます。
- 料金
- 300,000円~
- 実績
- タクトホーム株式会社・雪印メグミルク株式会社
- 企画からの対応
- 〇
- 得意ジャンル
- 飲食業・建築業・IT・WEB
- 撮影スタジオの有無
- -
- 長時間映像対応
- -
- 動画撮影対応
- 〇
- キャスティング対応
- 〇
株式会社フラッグシップオーケストラ
1本2万円〜という破格の値段(業界平均価格の1/4程で制作)で動画制作の依頼ができる
月間1,500本まで、大量受注にも対応している
ウェブプロモーションや販促活動にも対応
株式会社フラッグシップオーケストラは、東京都品川区に位置し、動画制作サービスを提供する会社です。
株式会社フラッグシップオーケストラでは、自社で開発した制作ツールと、大量に制作してきたノウハウからどのような動画が良い動画かを分析し、クオリティが高い動画を制作。
そんな高品質な動画でありながら、業界平均価格の1/4程で制作してくれます。
また、独自の体制を構築しており、格安・大量の動画制作の体制を実現しており、他社では納期が長く、安く大量に作ることができないという課題を解決しています。
さらに、三越伊勢丹やエイチ・アイ・エス、バンダイナムコエンターテインメントなど大手企業の動画を制作していることが特徴的です。
- 料金
- 15,000円~
- 実績
- 株式会社エイチ・アイ・エス、株式会社三越伊勢丹など
- 企画からの対応
- ◯
- 得意ジャンル
- SNS広告用動画など動画制作全般
- 撮影スタジオの有無
- ◯
- 長時間映像対応
- ◯
- 動画撮影対応
- 〇
- キャスティング対応
- ◯
株式会社ウェブデモ
アニメーション制作クラウドサービス「VYOND」日本正規パートナー
8,000コンテンツ以上の制作実績がある
短期間で分かりやすい動画が製作できる
株式会社ウェブデは昭和48年設立の神奈川県茅ケ崎市にある動画制作会社です。
事業内容はソフトウェア販売、導入、企画、、動画コンテンツ制作、コンサルティング、マーケティング等を行っています。
世界中の企業で利用されているアニメーション制作クラウドサービス「VYOND」の日本正規パートナー。
オンラインアニメーションソフトウェアであるVYONDは、マーケティング、トレーニング、eラーニングなど業界向けのプロフェッショナルなアニメーション動画を簡単に作成できます。
動画で伝える、マーケティングに特化した会社で商品、サービスのわかりやすい解説、マニュアル、研修教材、プレゼンテーションスキルアップ等、ビジネスの活性化、生産性向上強い動画制作が可能です。
- 料金
- 1ムービー:88,000円〜 初期設定:55,000円
- 実績
- 株式会社ウェブデモ代表 川崎実知郎の2冊目のYouTube解説本発売、You Tube動画制作
- 企画からの対応
- ◯
- 得意ジャンル
- 企業、メーカー
- 撮影スタジオの有無
- ✕
- 長時間映像対応
- ◯
- 動画撮影対応
- ◯
- キャスティング対応
- ✕
株式会社ビデオマッチング
オンライン説明会の実績多数
特許取得済のVIDEO MATCHING運用
実績の多い動画制作会社をお探しの人におすすめ
株式会社ビデオマッチングは2018年設立の東京都港区にメインオフィスを構える動画制作会社です。
事業内容は幅広くオンライン配信、ライブ配信代行事業、動画、映像の企画制作、オンラインスマホ教室などの教育事業、Webサービス、アプリサービスの開発、人材紹介事業等を行っています。
数多くの実績があり、Twitterならではのライブコメント機能を活用したオンライン企業説明会や累計視聴者数、約4万人の就活生向けにオンライン企業説明会等があります。
また株式会社ビデオマッチングでは就活生と企業それぞれが自己PR動画をもとに双方向アプローチできる就活SNSサービス、VIDEO MATCHINGを運用していて活字だけでは伝わらないそれぞれの想いや魅力をより深くアピールすることが可能です。
- 料金
- -
- 実績
- 株式会社アイヴァンリテーリング様 会社説明会配信動画制作、ローランド ディー.ジー.株式会社様 商品紹介ライブ動画制作
- 企画からの対応
- ◯
- 得意ジャンル
- 企業
- 撮影スタジオの有無
- ◯
- 長時間映像対応
- ◯
- 動画撮影対応
- ◯
- キャスティング対応
- -
スモールフィルム株式会社
どんな撮影にも高品質で対応可能
ニーズに応じた最適なクリエイターチームを編成
マーケティングノウハウが豊富
Small Film Co.,Ltd.は、「ドキュメンタリーを劇映画のように美しく撮る」渋谷と鎌倉をベースにした映像制作会社です。
様々なジャンルの写真家を動画撮影に起用、ジンバル・ドローン・360°VR・ヘリ空撮などあらゆる撮影手法を駆使し、おしゃれなスタジオCM撮影から超ハードな工事ビデオまであらゆるジャンルに特化した最適な映像をご提案いたします。
的確なクライアント・ニーズを把握し、各ジャンルに特化した最適なクリエイターを組織。全ての仕事はプロジェクト毎に最高のチームを編成する映画製作方式で行います。
YouTube、Vimeoなどクライアントにフィットする動画配信プラットフォームをご提案し、動画マーケティングで新規スタートアップ案件を企画から制作までワンストップでサポートします。
- 料金
- 要お問い合わせ
- 実績
- メーカー、建設業、自治体、官公庁、NPO、テレビ局、広告代理店、マスメディア、YouTubeチャンネル、イベント会社、地域映像
- 企画からの対応
- 〇(企画構成から)
- 得意ジャンル
- WEBムービー、企業PR、リクルート、工場紹介、製品プロモ、マニュアル動画、工事記録、教育コンテンツ、観光プロモ、SNS動画、配信コンテンツ、2D&3Dアニメーション動画
- 撮影スタジオの有無
- 〇(簡易な商品撮影まで。通常は最適なスタジオをリサーチし、ご提案します。)
- 長時間映像対応
- 〇(尺問わず)
- 動画撮影対応
- 〇
- キャスティング対応
- 〇(モデル・タレント・ナレーター・翻訳事務所、インフルエンサー・マーケティング会社などを通して依頼します。)
i-SHEEP
動画の途中経過を送ってくれるため、方向性を修正しながら一緒に作り上げられる
予算がない、初めての動画、自分で作成したものの編集など全てに対応
個人事業、中小企業の方におすすめ
同社は動画広告制作やブランディング動画制作、キャラクターアニメーション、編集など幅広く対応。
「全省庁統一資格」という政府の仕事に入札することが認められる資格も持っているので、安心して依頼ができます。
持ち込み動画の編集なら1万2千円からと破格の対応をしてくれます。
まずは問い合わせてみましょう。
- 料金
- 1万2千円~
- 実績
- 株式会社楽天/株式会社ファンケル/日本経済新聞社など 制作実績100本以上
- 企画からの対応
- ◯
- 得意ジャンル
- SNS用広告動画 モーショングラフィックス
- 撮影スタジオの有無
- -
- 長時間映像対応
- -
- 動画撮影対応
- -
- キャスティング対応
- -
仙臺マーケティングパートナー
集客力の強い商品PRアニメーション動画、採用動画に強みあり
シナリオや構成の作成から動画活用方法のアドバイスまで行う
ターゲット層に確実に伝わる動画制作を依頼したい人におすすめ
仙臺マーケティングパートナーは、 Grow With Google パートナーとして認定されており、アニメーション動画やデジタルマーケティング(YouTube動画広告など)の導入を支援している会社です。
主に中小企業を対象として活動しています。
シナリオ作成 やアニメ制作、動画広告の運用など、集客・売上アップに向けた動画施策全体をワンストップで提案・実行可能です。
集客に関するパッケージプランもあるので、少額からアニメーション動画で集客したい、と考えている方は検討してみてください。
- 料金
- 400,000円~
- 実績
- 「kidsプログラミングラボ(小学生向けプログラミング学習塾)」その他、製造業/サービス業/歯科医など
- 企画からの対応
- ◯
- 得意ジャンル
- 動画広告(集客)向けアニメーション
- 撮影スタジオの有無
- -
- 長時間映像対応
- -
- 動画撮影対応
- ◯(対応可能地域は要相談)
- キャスティング対応
- -
株式会社Grandpa Graphics
高い構成力と制作力で伝わる映像を制作
TVCMや研修動画、会社紹介動画、学校紹介動画など、様々なジャンルでの制作が可能
外国語対応で英語や韓国語などにも対応
同社は動画コンテンツの企画・撮影・編集を中心としたサービスを提供しています。
10年以上映像制作に携わっている制作陣が、想像を超えるご提案をしてくれます。
企画から映像制作までワンストップで対応できるほか、作成した動画を用いた動画広告の運用や分析などプロモーションサポートも行っており、総合的なサポートを受けることができます。
動画を制作されるのが初めてのお客様はもちろん、今の映像よりもさらにクオリティを上げたい方におすすめです。
- 料金
- アニメーション:30万円~ 実写:50万円~ ドローン撮影:10万円~ 3D・CG:別途お見積り
- 実績
- 株式会社日立システムズ/長瀬弁護士事務所/筑波大学/大牟田高等学校/大牟田中学校/株式会社アクアリザーブ/日本精化株式会社など累計100本以上
- 企画からの対応
- ◯{絵コンテ(Vコン)→お打合せ→撮影準備/日程調整→撮影→編集→大きな修正2回→最終稿→納品}
- 得意ジャンル
- アニメーション(インフォグラフィック)
- 撮影スタジオの有無
- ✕
- 長時間映像対応
- ◯(最長2時間)
- 動画撮影対応
- ◯
- キャスティング対応
- ◯(タレント / 芸人 / モデル /インフルエンサー / エキストラ)
株式会社ルース
キャラクターを活用した直観的に伝わるプロモーション動画が得意
プロ野球や万博などで使われる大型ビジョン映像制作を手掛け、イベント企画にも強い
30秒程度の映像制作の場合、最短なら2週間で対応できる
株式会社ルースはCGを活かした工業・機械製品紹介動画やイベントで披露するプロジェクションマッピング映像などを制作する会社です。
また、キャラクターを活用した直観的に伝わる動画作りが得意です。
デザインからアニメーションまですべて任せられます。
ほかにも、ナゴヤドームで中日ドラゴンズの試合中に流れる映像や韓国ヨス万博にて全長218メートルの大型ビジョン映像を制作するなど、イベントに華を添えた実績が豊富です。
CGを使ったインパクトある動画で会場を盛り上げてくれるので、イベンドごとはお任せください。
また同社ではスムーズな制作計画を心がけており、30秒程度の映像制作の場合は最短なら2週間で対応可能です。
急ぎの場合は別途相談してください。納期・予算などが決まっている場合は気軽に相談するとよいでしょう。
- 料金
- -
- 実績
- -
- 企画からの対応
- -
- 得意ジャンル
- -
- 撮影スタジオの有無
- -
- 長時間映像対応
- -
- 動画撮影対応
- -
- キャスティング対応
- -
アニメーション制作会社ではどんな動画が作れる?
アニメーション制作を依頼して作れる動画には、「フレームバイフレーム」や「モーショングラフィックス」などがあります。
テレビをつけると目に入ってくるアニメはフレームバイフレームのケースが多く、良く動きますがクオリティが高い分費用も高額です。
モーショングラフィックスは、動きが少ない分費用を抑えることができます。
動画の種類によって、制作費用や活用方法が変わってくるので、動画の種類ごとの特徴を理解しておきましょう。
スライドショー
イラストを組み合わせて動いているように見せる動画を「スライドショー」と呼びます。動かす必要がない分手間がかからず、費用を抑えることが可能です。
動きは単調になりやすいので、スライドを工夫するなどして飽きさせない作りにする必要があります。
アニメーション動画の中で最も費用がかからないので、「とりあえずアニメーション動画を作りたい」と考えているのであれば、スライドショーの作成を検討してみましょう。
3Dアニメ
「3Dアニメ」は、3次元(縦・横・高さ)を表現できるアニメーション動画です。実写では困難な描写が可能で、説明動画に向いています。
CGを作る手間があるため制作に時間がかかりますが、その分一度作った素材は再利用できるので、1本だけ制作して終わりではなく、動画をシリーズ化させる際に有効といえるでしょう。
パラパラ漫画
「パラパラ漫画」は、複数枚の絵を連続して見せることで動かすアニメーション動画です。基本的にキャラクターを軸に動かすため、ストーリー性の高い動画に仕上がるでしょう。
何らかのメッセージを伝えることが得意なので、個人のメッセージ動画や、企業の採用動画などによく使われます。
しかし、多くの絵を用意する必要があり、費用は高額になりやすいことがデメリットとして挙げられます。一枚一枚絵を描かないといけないことから、手間がかかる点についても理解しておきましょう。
モーショングラフィックス
イラストや写真、文字、ロゴなどに動きと効果音をつけるアニメーション動画を「モーショングラフィックス」と呼びます。
なめらかな動きには対応していませんが、その分費用は安く抑えられます。イラストの再利用が可能であれば、さらに費用の削減につながるでしょう。
有名なイラストレーターにイラストを依頼をすれば、注目度は上がりますが、その分費用は高額になります。予算と合わせて考えるようにしてみてください。
ホワイトボードアニメーション
「ホワイトボードアニメーション」は、その名の通りホワイトボードや黒板を背景として、その中に絵を描いていきます。
ホワイトボードの中に絵が描かれては消え、また描かれていくので、情報量が多く、飽きさせない作りが特徴的です。
制作ソフトを使って自分で作ることも可能ですが、素材が限られていることからオリジナリティの薄いものとなりやすいため、プロの制作会社に依頼することがおすすめです。
文字だけでは伝わりづらい情報も、絵を使うことで頭に入りやすくなるので、紹介や解説などを行うのに向いています。
アニメーションを活用する企業が増えている理由
スマートフォンが普及し、動画広告が浸透してきています。SNSで流れる広告や、YouTubeなどの無料動画配信サービスなどで、動画広告に触れる機会が一気に増加しました。
ほかの広告に埋没しないよう、動画広告は様々な手法が生み出され、発展してきています。アニメーションを活用するのも、こうした動画広告のなかで生み出された手法の一つです。
今までもアニメーションを使った広告はありましたが、どうしても制作費が高額でした。ですが制作現場のデジタル化が進み、事業者が増え、ノウハウが溜まり、アニメーションにもいくつものパターンが生まれてきています。それらの影響で、アニメーションを利用するハードルが下がってきているのです。
そして、ユーザーも動画広告に慣れてきています。
マーケティング的にアニメーションを使うことをはじめ、コンテンツのなかに自然にアニメーションを盛り込むような流れになってきているのです。
アニメーションを活用するメリット・デメリット
文字や図で説明する。
イラストで表現する。
実写の動画で表す。
上記のどれでもなく、「アニメーションを使う」理由とはなんでしょうか。
まずは、アニメーションを使うことのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット
- 伝えられる情報量が文章や図よりもはるかに多い
- 注目を集めやすく、最後まで見てもらえる可能性が上がる
- 実写の動画を撮影するよりもコストを抑えやすい
- 出演者などのイメージに左右されない
そもそも、動画コンテンツは静的なコンテンツに比べ、触れている時間に対して伝えられる情報量が桁違いに多いです。
そんな中でもアニメーションは、実写とは異なり、キャラクターを自分たちで創り上げたり、背景を初めとして各種の設定を、望む通りにクリエイトできます。
キャスティングによるスキャンダルなどのリスクも最低限で、かつ、親しみやすいキャラクターを使うことで、コンテンツが与えるストレスを低減できるのです。
ストーリー性があることで、目にしたユーザーは気になってしまい、最後まで視聴してくれる可能性も高くなります。
文字だけで構成された広告を最後まで読んでもらえる可能性を想像し比較すれば、アニメーション広告の効果がいかに大きいか分かるでしょう。
デメリット
- 専門的な制作スキルが必要となる
- イラストなどに比べるとコストがかかる
一方で、制作に関する専門性は高くなってしまいます。
そのため、動画コンテンツを提供している会社でないならば、自社で内製することはほぼ不可能といっても良いでしょう。
加えて、いくら実写の撮影よりもコストを抑えられるとはいえ、文字や図だけのコンテンツやイラストを依頼するよりも、どうしてもコストは高くなってしまいます。
アニメーションを使うなら、「ここぞ」という、効果が高くコアな箇所で使用するようにしましょう。
アニメーション制作会社の費用相場を一覧で紹介!
本項では、アニメーション制作の依頼の相場を動画の種類ごとに紹介します。
相場から大きく離れた制作会社を選ぶことのないよう、アニメーション制作にかかる費用の目安は理解しておきましょう。
相場は動画の種類によって異なる
アニメーション動画の種類は多数ありますが、表現や演出の違いによって、費用は大きく変わります。
イラストを組み合わせるだけの「スライドショー」であれば費用は安く済みますし、手間もかかりません。
一方、キャラクターを複数動かすようなアニメーション動画であれば、独自性を強く押し出すことができますが、その分費用も高額になるでしょう。
アニメーション動画の制作を依頼する上で、重視するのはアニメーションが動くことなのか、伝えたいことをわかりやすくシンプルに描写することなのか、アニメーション動画に求める要素を事前に決めておくことを推奨します。
費用相場一覧表
制作費を安く済ませるために、相場を知っておくことは重要です。
以下に目安となる相場を、一覧にまとめました。
以下の表はあくまで目安であり、制作会社やどれだけの動きを求めるかによってさらに高額になる場合もあるので、ご注意ください。
動画の種類 | 費用の相場 |
スライドショー | 10万円〜30万円 |
3Dアニメ | 300万円〜 |
パラパラ漫画 | 50万円〜100万円 |
モーショングラフィックス | 30万円〜200万円 |
ホワイトボードアニメーション | 50万円〜100万円 |
会話劇 | 50万円〜80万円 |
フレームバイフレーム | 300万円〜 |
スライドショーやモーショングラフィックスのような動きが少なく手間がかからない動画は費用が安く、動きが多いフレームバイフレームやCGの制作が必要な3Dアニメは費用が高くなることが上の表からもわかります。
費用が節約できる動画の種類でも、有名なイラストレーターを起用する、素材にオリジナリティを加えるなどのこだわりを入れれば、費用が高額になりますので注意しましょう。
アニメーション動画はシンプルな作りで様々な表現ができます。お金をかければ良いものができるとは限りません。
アニメーション動画を作る上で何が必要か、動画の種類ごとの特徴を理解し、良く考えてから選ぶと良いでしょう。
アニメーション制作会社の特徴を知り、比較検討する
アニメーションを専門に制作する会社はそれほど多くありません。
多くの会社が、アニメーション制作以外にも、ほかの動画事業や別のサービスも提供しています。
これらの手掛けている事業の組み合わせや、得意としているアニメーションの種類や作風など、制作会社ごとに異なる特徴があります。
いくつか制作依頼をする会社の候補を挙げた際、最終的にどの会社に決定すべきか悩んだときは、特徴の違いを比べ、自社に適した会社を選ぶようにしましょう。
ここでは、比較検討の際に活用できる項目を8種挙げています。
事例・ポートフォリオの有無
何よりも確認しておきたいのが、その制作会社の作品の特徴や作例です。
依頼したい内容の雰囲気に合いそうか、まずは事例やポートフォリオで確認してみましょう。
取引した企業と納品した例があれば、より参考になります。
過去の取引のなかに自社と似た業態の企業や同業界企業があれば、よりスムーズに依頼できるかもしれません。
最短納期
依頼してから、いつまでに納品してもらえるか確認しておきましょう。
これは、作品の規模やクオリティによっても左右されるため、あまり明言されていることはありません。
基本的には問い合わせフォームから聞くか、依頼の前段階として話を進めるなかで確認することになるでしょう。
アフターフォロー
動画制作会社ではなく、マーケティング系の会社が、自社の支援プランの一つとして動画広告を提供していることもあります。
そのような場合は、納品後のフォローや効果改善の提案などまでフォローしてくれることがあります。
対応動画
一口に「アニメーション」と言っても、WEB動画/YouTube動画/会社紹介/TVCM動画/インタビュー動画/セミナー動画など、さまざまな動画パターンがあります。
どのような動画に対応しているか、また得意なのかは、ぜひ確認してください。
作例で概ね傾向がつかめる場合もありますが、実は守秘義務のために公にできないだけで、思わぬ得意分野をもっている会社が存在する、ということもあります。
気になる場合は問い合わせてみましょう。
対応エリア
基本的に、全国どこでも関係なく対応していることがほとんどです。
加えて、感染症対策の観点から対面でミーティングを行うことは、依頼する側、受ける側共に減少傾向にあります。
しかしなかには、直接対面で会って想いを伝えたり、細かいニュアンスを伝える必要性を感じている方がいるかもしれません。
これは依頼する側、受ける側、どちらにもありうることです。
念のため、打ち合わせの進め方などを確認しておいたほうが良いでしょう。
料金
プラットフォーム化されていたり、モジュール化されてたりするアニメ制作ツールを使う場合や、パッケージ料金の場合、比較的少額に抑えることも可能です。
一方で、いわゆる「アニメ調」のセル画のようなアニメーションの場合は、関わるスタッフも増えてしまうため、費用がかかる可能性があります。
プランとしても、簡単なパラパラ漫画のような数秒のアニメなのか、ロゴやキャラクターデザイン、設定まで描き起こし、修正対応やアフターフォローまで行う何分にも渡るアニメなのかで、当然、値段は変わってきます。
また、費用感を相談すれば、その費用内でできることを教えてくれることもあります。
だいたい数十万円規模~数百万円規模の予算感であり、たとえ少額でも対応してくれることがある、と覚えておきましょう。
コンサルティングサービス
自社コンテンツにアニメーションを使いたい、と思ったとしても、はたして「効果的な使い方」ができるとは限りません。
前述したように、アニメーション制作を手掛ける会社は、それ専門なわけではなく、別のサービスも提供していることがあります。
むしろマーケティング支援がメインで、その一環としてアニメーション動画も提供している、という会社の場合、コンサルティングサービスを受けられることもあります。
どのような場所で、どんな目的でアニメを使えばいいのか、使う場合はどのようなシナリオにすればよいのか、マーティング的な視点を含めて指導してもらえるかもしれません。
もし漠然と「アニメを使いたい」と考えていながら、具体的な使い方を思いついていないなら、コンサルティングサービスも提供している会社に依頼してみるのも手段の一つです。
制作実績
大手のアニメーション・動画制作会社の制作本数は、だいたい年間1,000本程度が目安となります。
また、毎月100本単位で制作している会社は、それだけ制作能力が高く、生産ラインを複数確保しているということ、そして途切れることなく依頼されるクオリティの高さをもっていることを示しています。
当然、制作本数がすべてではありませんが、一つの指標にして考えてみても良いでしょう。
アニメーション制作会社への依頼で注意すべきポイント
アニメーション制作にかかる費用や、制作会社の特徴を知ることも重要ですが、制作会社へ依頼する工程も制作したアニメーション動画の効果を活かすために疎かにはできません。
アニメーション制作で失敗しないために、依頼する前に気をつけておくポイントを紹介します。
動画の活用方法を決めておく
制作した動画を十分に活用するために、動画の目的とターゲットをきちんと決めておきましょう。
ターゲットを決めていないと、誰に向かって商品やサービスを届けたいのかはっきりさせられず、十分な効果が得られません。
目的とターゲットを明確にすれば、動画の種類を選ぶ際に合ったものを選ぶことができ、アニメーション動画の効果が高まります。
アニメーション動画の種類を明確にする上でも、動画をどういったターゲットに見てほしいのかを策定しておくことが重要です。
制作にかける予算を決めておく
アニメーション制作の費用は、動画の種類によって大まかに相場が決まっています。
依頼したい動画の予算を確保するためにも、早いうちにどのような動画を制作するか考え、予算を決めておきましょう。
予想外の出費にならないよう、費用をかける部分はどこか、動かす必要はあるか、オリジナリティはどの程度盛り込むかなど、準備も入念に行ったほうが良いといえます。
アニメーション動画の制作会社に実際にどの程度の費用がかかるのか、見積もりを出すことも重要です。
同じ質の作業でも金額が異なる場合があるため、費用の節約のために複数の企業から比較することを推奨します。
依頼する会社の実績を確認しておく
実際に制作された動画とイメージしていたものが大きく離れることのないよう、依頼する会社の実績を事前に確認しておきましょう。
テレビで放映されているようなアニメをイメージしていると、動きが少なくクオリティが低く感じるかもしれません。
実績のある会社であれば、過去に作成した作品がいくつかホームページなどに掲載されているため参考にしてみましょう。
会社によって個性や重視するポイントが異なるので、自分がイメージしているものと合致するものを選ぶことがおすすめです。
アニメーションの活用が向いている事例
アニメーションがもつ媒体としての特徴は、以下のように整理できます。
- 目を引きやすく、注目してもらいやすい
- 短時間で、集中して情報を伝えられる
- 比較的少ないストレスで視聴できる
- 飽きずに最後まで見てもらいやすい
上記の特性が活きてくる場で、アニメーションは大きな効果を発揮するのです。
マーケティングや教育の場で、すでにアニメーションは活用されています。
その性質上、特に向いているのは下記のような使い方です。
- サイトトップに配置して注目を集めたい
- 学校教育やeラーニングなどの職場教育
- 職場の作業マニュアル
- 営業資料
- 採用説明会や会社説明会
- イベントや展示会での自社商品の説明やブースの説明
- セミナーや勉強会で、一部の説明を代行してもらうためにスポット的に使用する
- アート的な側面がある製品やサービスを印象付ける
最後に
様々なマーケティング手法が登場してきており、アニメーションを使った手法も注目されてきています。
特に、日本アニメは海外からも注目されているので、インバウンド施策を行う際にも検討されています。
そして、日本文化としてアニメーションが根付いてきているため、若い世代ではますます、アニメーションと親和性が高くなってきています。
もし、アニメーションを活用することが事業成長に利益になるなら、専門家に制作を依頼することを検討してみてください。
その際にはぜひ、当ページの比較項目やおすすめ企業を参考にしてみてください。
PITTALAB(ピッタラボ)ではおすすめの動画・映像制作会社をまとめて比較することができます。
激選してご紹介していますが、動画・映像制作でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。
アニメーション制作に強い動画・映像制作会社を読んだ方におすすめ