「デジタルサイネージを導入したいけど、どこに頼めばいいのだろう」
「広告としてきちんと効果を出したい」
このように思っている方はいませんか?
デジタルサイネージは、不特定多数に向けて訴求ができ、思わず立ち止まって見入ってしまうような広告が打てるツールとして、マーケティング手法でも欠かせません。
自社でも導入を考えているという方も多いと思いますが、その良さを活かすにはデジタルサイネージについて理解を深めなければなりません。
この記事では、デジタルサイネージ向けの動画制作会社をご紹介します。デジタルサイネージの種類から導入のメリット、動画を制作する際のポイントなども合わせて解説するので、参考にしてください。
デジタルサイネージ向けの動画制作会社おすすめ13選
デジタルサイネージを導入する準備を整えても肝心の動画がなければ、意味がありません。
しかし、自社で動画制作をするのは難しいと思います。
ここではデジタルサイネージの動画を制作したいと考えている方におすすめの動画制作会社を紹介します。
検討の際はぜひ参考にしてください。
そもそもデジタルサイネージとは?
デジタルサイネージとは、映像による電子看板・掲示板のことです。
屋外・家電量販店などの店頭・商業ビルの壁面などの公共空間・駅や空港といった交通機関など、様々な場所に設置することができるため、より多くの人に情報を届けられるという強みがあります。
ポスターなど従来の広告と比較して、デジタルサイネージはディスプレイを使用することで、複数のパターンの広告を同じ場所で流せたり、迫力のある広告を高画質で流せたりと、表現の幅が大きく広がりました。
そのようなことから、現在多くの企業で導入されており、デジタルサイネージの設置場所も増加しています。
デジタルサイネージの種類
「デジタルサイネージ」とひとことで言っても、世の中で使用されているデジタルサイネージは全て同じではありません。
デジタルサイネージの種類には、以下の3つの種類があります。
- スタンドアローン型
- ネットワーク型
- インタラクティブ型
順に説明します。
(1)スタンドアローン型
スタンドアローン型は、USBやSDカードなどを使用し、ディスプレイにそのままデータを取り込んでコンテンツを表示する方法です。
そのため、ディスプレイとパソコンなどがあればすぐに設置できます。
スタンドアロン型は、上記のように導入が簡単、かつ低コストで始めることができるため、デジタルサイネージを初めて導入しようと思っている方や広告に割ける予算や人が少ない個人店や小規模施設での利用におすすめです。
(2)ネットワーク型
ネットワーク型のデジタルサイネージは、インターネットを通じてコンテンツを読み込み、広告を表示させるタイプのデジタルサイネージです。
そのため、コンテンツの差し替えが容易で、どこからでも操作ができるので、複数の場所でデジタルサイネージを設置している場合、コンテンツを一度に更新することができます。
現在ではこのネットワーク型が主流となっており、複数の場所にデジタルサイネージを設置していて、コンテンツの更新頻度が高い大型チェーン店や大規模施設に向いています。
(3)インタラクティブ型
インタラクティブ型とは、ディスプレイにタッチパネルやセンサー機能を搭載しており、コミュニケーションが取れる最新型のデジタルサイネージです。
ユーザーがディスプレイに触れることでコンテンツの内容を変更が可能なため、ユーザーにとって必要な情報をすぐに届けられ、より高い広告効果が期待できます。
インターネット型同様、インターネットに接続可能なのでどこからでも操作ができ、簡単にコンテンツを更新することが可能です。
しかし、最新機能を搭載しているため上記2つのデジタルサイネージよりもコストが高くなってしまうことも覚えておきましょう。
インタラクティブ動画について知りたい方はこちら
デジタルサイネージのメリット
デジタルサイネージを導入することで、実際どのようなメリットや効果が得られるのか、具体的なイメージを持っている方は少ないと思います。
それでは、デジタルサイネージを使用することで得られる以下3つのメリットについて紹介します。
- 多くの人の目に留まる
- 場所を選ばない
- 広告の入れ替えが簡単
順に解説します。
(1)多くの人の目に留まる
デジタルサイネージの最大のメリットは、人の注目や関心を集めやすい点です。
あらゆる場所で設置されるデジタルサイネージは、不特定多数の人に訴求ができます。
また、デジタルサイネージは高画質の動画や音声を使用するため、動きのある広告が可能になり、静止しているポスターなどの広告よりも人目を引きやすく、情報を的確に伝えることが可能です。
しかし、多くの人の目に留まる分、想定していたターゲット層以外にも広告を表示することになり、イメージダウンなどといった逆効果の恐れもあるため、ターゲットにきちんと訴求できるような工夫が必要です。
(2)場所を選ばない
デジタルサイネージは様々な場所に設置が可能な広告です。
上段でも説明しましたが、屋外・家電量販店などの店頭・商業ビルの壁面などの公共空間・駅や空港といった交通機関などに設置が可能となっており、ディスプレイも大型モニターから液晶テレビまでサイズ展開が豊富で、自由度がかなり高いです。
また、時間帯に合わせて表示する動画内容を変更することもでき、ピンポイントに届けたいユーザーだけに訴求が可能な点もメリットとして挙げられます。
(3)広告の入れ替えが簡単でコストが抑えられる
デジタルサイネージでは広告の入れ替えが容易で、コストも低く抑えられる点もメリットの一つです。
ポスターなど紙の媒体を広告として使用する場合、掲載場所に合わせた印刷のコストや張り替えの工数が発生します。
一方で、デジタルサイネージは、パソコンで内容を書き換え、USBやインターネットからディスプレイに読み込むだけで広告の入れ替えが可能です。
また、印刷する必要もなく、データさえあれば広告を表示できるため、長期間の運用で低コストを実現できます。
デジタルサイネージの動画を制作する際のポイント
上段ではデジタルサイネージのメリットについて解説してきました。
さまざまなメリットがあるデジタルサイネージですが、その効果を最大限に引き出すためには、広告動画を制作する際に注意するポイントがあります。
思っていたよりも効果が出なかったということがないように、下記で説明する6つのポイントに気を付けましょう。
- 注目を集める工夫をする
- 端的にわかりやすく
- 設置場所に注意する
- ターゲットに刺さる動画を作る
- サイズや仕様に配慮する
- 質にこだわる
順に説明します。
(1)注目を集める工夫をする
デジタルサイネージの動画を制作する際は、人の目を引く工夫をしましょう。
デジタルサイネージはあらゆる公共の場所に設置されるため、広告を見てもらうには、通りかかった人の足を止める必要があります。
そのためにはインパクトを付ける必要がありますが、インパクトを付ける方法として、デジタルサイネージの最大の特徴である動きを大きく付けることが挙げられます。
また、大きく字幕を付けたり、目立つ配色を意識したりと、見る人にとって視覚的な刺激を与えることも有効です。
(2)端的にわかりやすく
ただ単に目立たせればよいというわけでもなく、視聴者にきちんと内容が伝わるコンテンツを作る必要があります。
通りかかった人の目に留まったとしても、情報が伝わらなければ覚えてもらえず、効果が出ないからです。
わかりやすいデジタルサイネージを制作する方法として、映像の視認性や可読性を上げたり、覚えてもらうためのキャッチコピーも考えたりしなければなりません。
一般的なデジタルサイネージでは、画面を分割して1つの画面には映像、もうひとつの画面には補足する情報のテキストを入れて制作します。
このように、動きのある映像と文字情報を同じディスプレイで表示することにより、効果的なデジタルサイネージになります。
(3)設置場所に注意する
デジタルサイネージは設置場所に適した内容でなければ、高い効果は期待できません。
場所が変わればターゲットの属性も変わるため、設置する場所に応じて、通りがかる視聴者層に焦点を当てながら、コンテンツを考える必要があります。
例えば、若い人が集まる場所には、若者に人気のある有名人をキャスティングしたり、外国人観光客が集まる場所には、多言語対応の動画を作成したり工夫しましょう。
(4)ターゲットに刺さる動画を作る
せっかく動画を流しても、ターゲットに刺さらず効果が出なければ意味がありません。
デジタルサイネージの動画を制作する際は、ターゲットだけでなく、ペルソナも明確にしておきましょう。
ペルソナを作成し、その人の生活をイメージすることで、抱えている悩みや問題点を発見しやすくなり、ターゲットに共感を生むようなメッセージを考えることができます。
そしてターゲットにあった訴求ポイントを動画に盛り込むことで、高い効果を得ることができます。
(5)サイズや仕様に配慮する
ディスプレイのサイズや仕様によって動画コンテンツを変える必要があります。
ビルの壁に設置されている大型ディスプレイから、駅構内にあるようなポスターサイズなど、サイズや仕様は様々です。
例えば、ショッピングモールでよく見られるタッチパネルディスプレイでは、ユーザーが欲しい情報をすぐに届ける必要がありますが、どのように操作したらいいのかわからないと思われてしまうとユーザーの役に立ちません。
ユーザーがタッチすべき場所を理解できるように直感的な画面にしたり、タッチした際に画面が反応してタッチしたと分かるようにしたりすることが重要です。
このように、どのディスプレイを使うかで内容も変えなければなりません。
(6)質にこだわる
デジタルサイネージの動画を制作するなら、質にこだわりましょう。
デジタルサイネージは大画面かつ高画質であるため、細部まではっきりと映ります。
そのため、クオリティが低ければ、マイナスな点が目立ってしまい、良い効果は期待できません。
また、多くの人の目に留まるため、その会社のイメージに直結する可能性が高いです。
高い質を担保できれば効果が出るだけでなく、会社のイメージアップにも繋がります。
デジタルサイネージにかかる費用は?
新しくデジタルサイネージの導入を考えている方の中には、デジタルサイネージにはどのくらいの費用がかかるのかと導入コストについて不安を感じる方もいることでしょう。
ここでは、ディスプレイ本体にかかるコストとデジタルサイネージの運用にかかる費用の2つを見ていきます。
(1)ディスプレイにかかる費用の相場
ディスプレイはサイズや用途、設置方法によって変わります。
それぞれのディスプレイ費用は以下の通りです。
- 屋内用:10万円~20万円
- 屋外用:20万円~40万円
- スタンドアローン型:10万円~150万円
- ネットワーク型:20万円~250万円
- タッチパネル型:45万円~150万円
また、デジタルサイネージ導入には、ディスプレイのほかにもSTBの費用、CMSの費用、工事費用がかかります。
- STB:1万円~3万円
- CMS:月額4,000円~1万円(1端末につき)
- 工事費用:条件次第
(2)デジタルサイネージの運用にかかる費用の相場
導入した後はデジタルサイネージを運用していかなければなりませんが、その場合にも
電気代、保守・サポートの費用、サーバー使用料が発生します。
それぞれの費用は以下の通りです。
- 電気代:月2,000円程度(42型ディスプレイ)
- 保守・サポート費用:月3,000円~5,000円
- サーバー使用料:月5,000円以上
最後に
デジタルサイネージのメリットに加えて、動画制作のポイントやデジタルサイネージにかかる費用、おすすめの動画制作会社を解説しました。
デジタルサイネージの動画制作を検討される方は、ぜひ本記事を活用ください。
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