採用動画制作の3つの重要ポイント!自社制作と外注のメリット・デメリットも解説

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「自社の魅力を求職者にしっかり伝えるにはどうしたらいい?」

「優秀な人材を集められる採用動画を作りたいけれどどうすればいい?」

企業にとってビジネスの発展・拡大に欠かせないのが優秀な人材の確保です。

かの有名な戦国武将の武田信玄も「人は城、人は石垣、人は堀」という言葉を残していますが、まさにその通りであり、企業にもそれは当てはまります。

どんなに優れた商品・サービスを行っていても、それを活かす人材(社員)がいなければ企業の発展は望めません

そこで重要となるのが、優秀な人材を確保できる効果的な方法の採用です。その1つが、求職者が会社を探す際に最初に目にする『採用動画』です。

インターネットでの情報収集が当たり前となった今、求職者が最初に参考にする情報源・企業の採用動画を魅力的なものにすれば、自然と優秀な人材を呼び集めることができます

そこで、ここでは企業の採用動画についての解説と、求職者に刺さる訴求力の高い採用動画制作時の3つのポイントについて解説していきます。

この記事を読めば、優秀な人材や企業が望む人材を集めるために役立つ採用動画の重要性と制作の方法の参考にしてみてください。が良くわかることでしょう。

目次
目次

今や企業必須のPR方法・採用動画とは

まず、採用動画とはなにか、なぜ採用動画が優秀な人材集めに有益なのかを解説していきます。

採用動画とは

採用動画とは、求職者に企業側が自社をアピールするために用意する動画のことです。

スマートフォンやタブレット、PCなどを使い動画を見て情報収集するのが当たり前となっている今、求職者向けにホームページや紙の資料に会社説明や業務内容の説明などのテキストをびっしり並べても誰も読んではくれないことでしょう。そもそもテキストの時点でスルーされてしまうことも少なくありません。

求職者の興味を惹き、その中から優秀な人材を確保するには、企業側も時代のニーズ・状況に合わせて人材募集方法を柔軟に変えて対応していく必要があります

その1つの方法として人気が高いのが、視聴のハードルが低いとされる動画を使って説明する方法=採用動画です。

情報を映像や音楽などを使って短時間でわかりやすく、より多くの求職者に伝えることができる動画を使ってPRすることで、企業のブランドイメージやコンセプト・業務内容・雰囲気などについてより多くの求職者に興味を持ってもらいやすくなるのです。

採用動画が人材集めに有益な3つの理由

次に、企業の採用動画が人材集めに有益な3つの理由を解説します。

  1. 短時間で印象に残るPRができるから
  2. テキストでは伝えづらい情報を求職者にイメージしてもらいやすいから
  3. 動画はSNS等で拡散されやすいから

次に1つずつみていきましょう。

短時間で印象に残るPRができる

1つ目の理由は、企業の採用動画は短時間で印象に残るPRができるからです。

採用動画は、映像や動画と組み合わせることで求職者に短い時間で会社のことを効率的にわかりやすく伝えるのに有効なツールです。

就職活動をする求職者には多くの会社の求人情報を1つ1つ細かく見ている余裕や時間はありません。

多くの求職者はまず様々な企業の情報をさっとを見てふるいにかけ、残った企業の中から比較検討をするものです。

そのため、短時間で求職者の興味や関心をひく印象的な採用動画を作ることは、企業側にとって第一関門となる重要なポイントになります

求職者が思わず目をとめてしまう魅力的な採用動画を作ることができれば自然と求職者の目に触れやすくなり、その結果、より多くの人材を集めることができるのです。

テキストでは伝えづらい情報を求職者にイメージしてもらいやすい

2つ目の理由は、テキストでは伝えづらい情報を求職者に具体的にイメージしてもらいやすいからです。

会社の雰囲気や業務内容などをテキストで伝えることは簡単ではありません。しかし、採用動画で社員のインタビューや働いている様子などを見せると、実際にここで働く自分や働き方をイメージしやすくなり、それに興味や関心を持った人材を集めることができます。

また、採用動画は人材集めに有効なだけではありません

実は、入社1年目で離職する新卒は大学卒が11.6%、短大卒が17.7%、高校卒が17.2%と1割以上が入社してすぐに退職しています。

離職理由の上位は「労働時間・休暇の条件がよくない」「仕事が自分に合わない」「人間関係が面倒だった」「賃金」など。つまり、企業と人材のミスマッチが原因です。

入社1年での離職は企業・社員の双方にとってデメリットしかありません。

そんな新入社員の早期離職を防ぐには、採用前に十分な情報を求職者に与えておくことが有効です。

入社前に、企業の理念や条件、仕事内容や会社の雰囲気など文章では伝えづらい情報を採用動画で具体的に求職者に伝えておくことは、入社後の「こんな仕事だとは思わなかった」「思っていたのと違う」などの後悔や不満の予防に非常に役立ちます。

企業が採用動画を制作することは、人材集めだけでなく入社後の社員の早期離職を防ぐことにも役立ちます

動画はSNS等で拡散されやすい

3つ目の理由は、動画はSNSで拡散されやすいからです。

動画とSNSの相性は抜群!

「いいね!」やリツイート、転送など動画はSNSで共有され拡散されやすいという性質があります。

企業の採用動画も同様です。

バズるような印象的な採用動画を作ることができれば、テレビCMや雑誌広告のように費用を払って企業側が必死にアピールしなくても自然と拡散され、あっという間に企業の情報を見る求職者を増やすことができます

その結果、興味を持つ求職者も増え、より効率的に人材集めができるようになります。

採用動画が与える効果

ここでは採用動画を制作し、掲載した時に視聴者に与える効果について解説します。

印象に残りやすい

被写体が動く採用動画の特徴として、文字で書かれた文章よりも印象に残りやすい特徴があります。

求職者に複数の企業の中から自社を選んでもらうためには、印象を残さなければなりません。

そこで、採用動画を活用することによって求職者の印象に残すことができます。

多くの情報を伝えやすい

採用活動を行う時に動画を活用することで、伝えられる情報は文字に比べて格段と多くなります。

1分間の動画で3600ページ(=「180万語」程度)ものwebページ分に相当する情報を伝えることが可能です。

webページを3600ページ分読んでもらうのは難しいですが、動画を1分間みてもらうことはそれ程難しいことではありません。

採用動画は、採用情報や会社情報を短時間でわかりやすく伝えることができます。

会社のリアルな雰囲気を伝えられる

採用動画を活用することで、会社の雰囲気やどんな人が働いているのか、どんな場所で働くのかなど、文章では伝えにくいことなども分かりやすく、実際に会社を訪れたかのような臨場感も伝えることもできます。

働く人の表情が見えることや、働いている様子が見えることで、求職者に実際に働くイメージがつきやすくなります。
そのため、自社にマッチした応募に繋がり、より自社にマッチした人材を採用することができます

求職者に刺さる採用動画作成の3つのポイント

しかし、採用動画を作ったからといって、必ずしもその採用動画が人材集めに大きく役立つとは限らないので注意が必要です。

どんなに動画自体のクオリティが高くても、求職者への訴求力がイマイチであれば効果的な採用動画とはいえません。

そのために次の3つのポイントをおさえた上で採用動画を作成しましょう。

  1. ターゲットの絞り込み
  2. 自社オリジナルのアピールポイントの絞り込み
  3. 求職者に興味を持ってもらいやすい形式

この3つをしっかりおさえておけば、求職者に刺さる採用動画を作成できることでしょう。

ターゲットの絞り込み

1つ目のポイントは、ターゲットの絞り込みです。

求職者に訴えかけられる採用動画の作成の重要ポイントは、ターゲット(企業が欲しい人材)を絞り込み明確にすることです。

万人受けするあたりさわりのない採用動画・無難な採用動画を作っても意味はありません. 見た人の記憶に残ることもありませんし、そもそも興味をもってもらうことすら難しいでしょう。

それでは採用動画の意味はありませんね。

求職者に刺さる採用動画を作るために、どんな人材を必要としているのかをまず明確に想定しましょう

新しいことに果敢にチャレンジする人材が欲しいのか、しっかり地道に確実に仕事を遂行する人材が欲しいのかなど、それによって採用動画の雰囲気や方向性も異なってきます。その動画を見た求職者が「自分のような人材が必要とされている」「自分はここでできることがある」と感じとることができるよう、まず企業側が明確に欲しい人材についての意志を示すことが重要です。

そんな採用動画を制作するためには、ターゲットのモデルとなる新入社員を想定しペルソナを設計することが有効です。

具体的であればあるほど求職者がより親近感・共感を覚える採用動画・刺さる動画を作成することが可能になります。

自社オリジナルのアピールポイントの絞り込み

2つ目のポイントは、自社オリジナルのアピールポイントの絞り込みです。

正直な話、求職者にとって同業の企業の区別はつきづらいです。

そうなると、給与額など待遇面での比較になり、より良い条件を持つ企業に優秀な人材を取られてしまいます。

しかし、他社にはない自社の強み・魅力を採用動画で伝えることができれば、そこに興味や可能性や魅力を感じた求職者を集めることができます

とはいえ、採用動画は短時間で濃い内容のものを制作しなければなりません。

そのため、採用動画でアピールする自社オリジナルの強みや魅力を徹底的に絞り込んでおきましょう

例えば、男性の育児休暇が取りやすい・欲しい資格取得の支援制度がある・海外研修制度がある・自由度の高い働き方ができる・勤務歴に関わらず新しい企画を積極的に採用しているなど、他の企業と差異化できる自社だけのストロングポイントを重点的に盛り込む採用動画を制作すると、より印象に残り、求職者に刺さりやすいことでしょう。

求職者に興味を持ってもらいやすい形式

3つ目のポイントは、求職者に興味を持ってもらいやすい形式を選ぶことです。

企業の採用動画は、大きく分けて3つの形式が用いられていることが多いです。

  1. ブランドイメージ(プロモーション)スタイル
  2. インタビュー・座談会スタイル
  3. 会社説明・プレゼンスタイル

ブランドイメージ(プロモーション)スタイル

ブランドイメージ(プロモーション)スタイルは具体的な業務内容等の説明よりも会社のコンセプトや理念、社員が働く様子など雰囲気やイメージなどを重視した制作方法です。

具体性にはやや欠けますが、

  • 求職者の印象に残りやすい
  • SNSで話題になりやすい
  • ブランディングにも役立つ

などのメリットがあります。

ブランドイメージ(プロモーション)スタイルの具体例として次の採用動画があげられます。

【眼鏡のパリミキ】 

【JINS】 

インタビュー・座談会スタイル

インタビュースタイルは、企業トップや社員を登場させ、インタビュー形式や座談会形式で会社の魅力や仕事内容をPRする形式です。

インタビュースタイルには、

  • 実際に働いている人の言葉なのでリアリティがある
  • 会社の雰囲気や社員同士の雰囲気も伝わりやすい
  • 入社後のイメージを形成しやすい
  • 同世代の人の姿を見て親近感を抱きやすい

などのメリットがあります。

インタビュースタイルの具体例として次の採用動画があげられます。

【貝印株式会社】  

TeNY株式会社】 

会社説明・プレゼンスタイル

会社説明・プレゼンスタイルは、企業トップや社員が登場するのはインタビュースタイルと同じですが、情報を一方的に流す形式になるので、見た人の印象に残りにくいデメリットがあります。

しかし、

  • 会社の特長や魅力をシンプルに伝えることができる
  • 求職者が知りたい情報を端的に伝えることができる

などのメリットもあります。

よりしっかりと求職者の興味や関心をひくには、Appleのようなインパクトのあるアプローチが効果的。独自性のある魅力的な採用動画で差を付けることができます

会社説明・プレゼンスタイルの具体例として次の採用動画があげられます。

【ベルフェイス株式会社】  

様々なスタイルがありますが、実際は、社長によるプレゼン+社員インタビュー、ブランドイメージ+社員が働く風景などいくつかのスタイルをミックスしたり、実写やアニメーション、グラフ等を組み合わせて採用動画は作られます。

自社の採用動画が埋もれてしまうことのないようにするには、どのスタイルが最も効果的に自社の魅力をアピールできるかを考え、他社との差別化をはかることが重要となります。

採用動画における自社制作と外注でのメリット・デメリット

企業の採用動画の制作は、自社で作る方法と、動画制作のプロ(映像制作会社やフリーランス、広告代理店)に依頼して作る方法の2択です。

それぞれの方法について、メリット・デメリットと合わせて解説します。

自社制作のメリットとデメリット

自社制作は、採用動画の映像の撮影や編集まですべてを自社の社員で作る方法です。

自社制作のメリット

自社で採用動画を作るメリットは、

  • コストを安く抑えられる
  • オリジナリティのあるユニークな動画が作れる

やはり自社制作のメリットは、制作コストを極限まで安くおさえられることです。

また、プロの制作のようにスタイリッシュな映像を制作することはできませんが、その分、個性やカラーを全面に押し出したオリジナリティあふれるユニークな動画が作れるというメリットも挙げられます。

自社制作のデメリット

一方、デメリットは

  • カメラやマイクなど機材調達が大変
  • 映像編集の技術を持つ社員が必要
  • クオリティに問題があると企業のイメージを損なうリスクがある

極論を言えば動画はスマートフォンやパソコン等が1つあれば作ることができます。

しかしより良いものを作ろうとすれば、本格的なカメラやマイクなどが必要であり、調達・資金の準備も大変です。

また、編集のスキルを持つ社員も必要です。

最も大きなデメリットは、素人が作った採用動画によって企業にネガティブな影響を与えるリスクがあることです。

SNSで拡散されやすい動画を内容を吟味せず安易に公開したことで大きなトラブルとなったケースをこれまでも目にしたことがあるでしょう。

プロに依頼するメリット・デメリット

次に、映像制作会社やフリーランス、広告代理店など映像制作のプロに採用動画を依頼する場合のメリット・デメリットを解説します。

プロに依頼するメリット

映像制作のプロに依頼するメリットは、

  • クオリティの高い採用動画を作れる
  • イメージや目的にマッチした訴求力の高い採用動画を作れる
  • ブランディングにも役立つ採用動画が作れる

やはり映像制作のプロに任せれば、高い撮影技術・編集技術等を駆使してクオリティの高い採用動画を作れます

またクオリティの高さだけでなく、求職者に刺さる動画・企業のブランディングにも役立つ動画が制作できます。

プロに依頼するデメリット

一方、プロに入りするデメリットは、

  • 依頼するプロを探す手間がかかる
  • コストがかかる

採用動画を導入する企業が増えたことに伴い、制作を引き受けるプロも年々増えています。多くのプロの中からどこを選ぶかで迷ってしまうことも少なくありません。

また、当然のことながら、採用動画をプロに依頼すれば料金が掛かります。

インタビュー形式・ブランドスタイルなどで制作費用も変わります。

あまりコストを掛けたくないという企業にはプロに採用動画制作を依頼することはお勧めできません。

しかし、高品質で求職者への訴求力の高い採用動画は、1度作ってしまえば、ホームページやSNSなどインターネット上で何度も無限に繰り返し使えるだけでなく、会社説明会などでも使うことができるため、トータルで見ると制作費用以上の効果が得られることも少なくありません。

コストパフォーマンスで考えると賢い選択の1つであるといえます。

最後に

企業に必要な人材を確保するために、採用動画は自社の良さや魅力をいかに効果的にわかりやすく短時間で求職者に伝えるかが重要です。

求職者にしっかり刺さる採用動画を作成できれば、自然と優秀な人材も集まってくることでしょう。

企業にとって社員は人材ではなく人財=かけがえのない財産です。

魅力的な採用動画を作るポイントをおさえて、より効果的にわかりやすく求職者に伝えられるオンリーワンの採用動画を今すぐ制作しましょう!

企業と人材をつなぐ最初の懸け橋と言っても過言ではない採用動画で他社と差を付ければ、自然と優秀な人材を確保できるはずです。

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