コロナ渦をきっかけに、企業が力をいれている採用動画。
大規模な説明会を開くことができない代わりに、どこにいてもアクセスできるネットを利用して、企業の魅力を伝えています。
とはいえ、ただ単に動画を制作すればよいということではありません。トレンドや構成のコツも知っておく必要があります。
本記事では、採用動画がもつメリットについて解説した後に、実際の事例と共に採用動画の制作の流れについてもご紹介していきます。
採用動画について知りたい、動画の制作を検討中という場合に役立つ記事ですので、ぜひご一読ください。
採用動画とは?
採用動画とは、企業のアピールポイントや伝えたい内容を、音楽や映像を使って表現する現代の採用ツールの1つです。
これまでにも、ホームページに会社紹介動画を載せている企業はありましたが、最近では新たな種類の採用動画も登場しています。インタビュー形式のもの、アニメーションを使用した採用動画など、視聴者を惹きつけるようなおもしろい動画が増えています。
採用に動画を使うメリット
採用に動画を使用するメリットは主に3つあげられます。
短時間で多くの情報をわかりやすく伝えられる
動画の場合はホームページのような静止画とは違い、たった数分の中に大量の情報を凝縮できます。アメリカのリサーチ会社Forrester Researchによると、1分間でなんと180万語もの情報を提供できるとのことです。短い時間で必要な情報を受け取れるというのは、求職者にとっても大きなメリットです。
企業イメージや業務内容が伝わりやすい
ホームページに記載された文章や画像だけでは、具体的な会社の雰囲気を知ることは難しいです。動画であれば、動きのある映像と音楽で、視覚と聴覚にアプローチが可能です。
実際の仕事場の様子や、従業員の業務内容を動画にすれば、入社後のイメージまで具体的に伝えることができます。
1度に多くの人へ発信が可能
採用動画はYoutube、TwitterなどのSNSで簡単に発信できます。
そのためSNS上で拡散されやすく、場合によっては何百人、何千人という人の目に触れてもらうことも可能です。いまやSNSで情報を得る時代ですので、採用活動もSNSを利用して情報発信していく必要があります。
採用動画を作る際の注意点
採用動画をつくる際には、以下の2点に気を付けてください。
「1番伝えたいこと」を明確にする
採用動画は短時間で多くの情報を伝えることができますが、伝えたい内容をすべてつめこみ、結局動画が長くなってしまった、というのでは本末転倒です。まず伝えたい内容をすべて書き出し、その中から優先順位を決めて、最も伝えたいことを明らかにするとスムーズです。
採用動画をつくる目的を常に確認
採用動画をつくると決めた時点で、動画を制作する主な目的は効率よく採用を行うことですが、制作段階でズレが生じることもあります。たとえば、過度な演出になりすぎてアピールしたい内容がわかりにくくなったり、会社のイメージとギャップのある動画に仕上がってしまうなどが挙げられます。
制作会社へ依頼する際には特に、その都度目的を確認しながら進めていくことをおすすめします。
採用動画を制作する必要性
多くの就活生に応募や入社を検討してほしいのであれば、採用動画を制作する必要性があります。
新社会人100人以上にアンケートを実施したCINEMATOの調査によると、採用動画を応募や入社の判断基準にしている学生は7割です。また、その中の8割が会社のイメージや透明性を計る材料にしていると回答しています。
つまり、採用動画を作らない会社は、応募や入社を判断するための手がかりを何も用意していないことと同じです。入社はおろか応募すらない状態になる危険性があります。
就活生が会社に求めているのは、透明性です。そして、検索の手軽さを求めています。デジタルネイティブ世代は、SNSや検索からの情報収集が当たり前です。特に動画を扱うYouTubeやInstagramを多くの就活生が利用しています。
より会社の認知度を上げるためには、採用動画を見つけやすくする必要があるのです。採用動画を制作することは、会社のイメージアップには欠かせない要素の一つと言えます。
採用動画の最新トレンド
色々な種類の採用動画がありますが、いま流行りの最新トレンドについてご紹介します。
社内の雰囲気が伝わるインタビュー動画
インタビュー動画は、実際に働く社員へのインタビューを通して、社内の雰囲気や業務内容を伝えていきます。
入社前に気になるのは、やはり社内の雰囲気です。どんな人が働いているのか?業務内容は自分のやりたいことに近いか?など、気になる点を社員本人の口から聞くことができるので、説得力があります。
また、画面に向かって一方的に説明をされるのではなく、会話形式で進んでいくため、視聴者を飽きさせません。
親しみやすいアニメーション動画
アニメーション動画は、イラストやキャラクターを使った採用動画です。
動画に出演する社員を決める必要がないので、人員確保の手間を省けます。さらに、動画に必要な撮影も不要なため、通常業務を滞らせることなく動画制作を進めることができるというメリットもあります。
最近では、社員をモチーフにしたキャラクターを登場させたり、キャラクターと実写の両方を使ったアニメーション動画もあります。アニメーション形式だと、実際に働く現場をイメージしづらい点は否めませんが、わかりやすく伝えたい情報を的確に伝えるには最適です。
ストーリー仕立てのおもしろ動画
採用動画の中には、ドラマのようなストーリー形式の動画もあります。とくに新入社員を主人公にしたものが多く、主人公に感情移入させて共感を呼ぶようなつくりになっています。ストーリーとして情報がすんなりと頭に入ってくるので、視聴者側にも負担がありません。
ストーリーの場合、先が気になるような構成になっているので、最後まで視聴してもらいやすくなります。笑いや涙を誘うストーリーは、視聴者の感情に働きかけるので、記憶にも残りやすいです。
入社イメージが膨らむインタラクティブ動画
インタラクティブ動画は、視聴者が動画に参加できるという新しい種類の採用動画です。インタラクティブとは、「対話的な、相互作用の」という意味。視聴者が画面をクリックやタップするという行動を起こすことで、動画が進んでいきます。
インタラクティブ動画は、商品の購入に誘導したり、会員登録をしてもらう際に役立つとして注目されています。採用動画の場合は、オフィスツアーの途中で選択画面が表示され、視聴者に選択してもらうことで、動画からの離脱を防ぐという効果が期待できます。
採用動画の事例11選!特徴と共に紹介
それでは実際の採用動画事例をみていきましょう。
パナソニック株式会社
動画時間:6分48秒
再生回数:4000回以上
日本の大手電気メーカー、パナソニック株式会社は、実際に働く社員へのインタビュー形式で動画を作成。
まず初めに会社の所在と扱っている商品を見せ、わかりやすく端的に会社概要を説明しています。一般的な採用動画よりもはるかに長い尺ですが、大手企業ということもあり、なるべく詳細に情報を伝えることで、採用時のミスマッチを防ぐようにしています。
NTTインフラネット
動画時間:1分32秒
再生回数:1000回以上
通信インフラを支えるNTTインフラネットの動画です。
冒頭からアップテンポなBGMに心をつかまれます。インタビューの中には、会社の福利厚生やテレワーク対応についてなどについても触れ、仕事だけでなくプライベートな時間も確保できるというメリットを伝えています。
豊友工業株式会社
動画時間:1分58秒
再生回数:1万8000回以上
配管工事業をおこなうこちらの採用動画は、女性でも働きやすい会社という点を自然と伝えています。
溶接など、男性の仕事というイメージから脱却させるスタイリッシュな採用動画です。伝えたいポイントをテロップで最初に表示し、それに対して女性社員が詳しく説明してくれるという非常にわかりやすい構成になっています。
トヨタ自動車九州
動画時間:2分16秒
再生回数:2万5000回以上
新卒に向けたトヨタの採用動画は、まるでCMのようなかっこよさがあります。
「あなたは知っているか?」という呼びかけテロップにしたがって、導かれるように会社の情報がスムーズに頭に入ってきます。
社員の生の声も後半部分にうまく組み込まれていて、短時間で多くの情報を与える動画の良さをしっかり生かしています。
タカラトミー
動画時間:9分04秒
再生回数:9万3000回
こちらは、知らない人はいないおもちゃの会社、タカラトミーの新卒向け採用動画。
2018年に作成された採用動画ですが、わかりやすくシンプルな構成になっているのでぜひ参考にしてほしい動画です。きれいなオフィス内の映像を入れることで、働いているイメージも膨らみます。
4名のインタビュー動画ということをあらかじめテロップで伝えているので、動画の全体像が見えて、視聴者側にもありがたい構成です。
株式会社ミライト
動画時間:3分31秒
再生回数:3000回以上
建設会社の株式会社ミライトは、アニメーションを使った動画を採用しています。
ターゲットは学生で、事業の紹介が主な内容です。個性的なナレーションとわかりやすいイラストで、事業について端的に説明しています。
まずはどんな仕事をしているか知ってほしいという気持ちが伝わってきます。
株式会社ポケラボ
動画時間:2分12秒
再生回数:8000回以上
こちらは、ゲーム会社ならではの採用動画です。
面接に来た学生と面接官とのやりとりを、対戦ゲームのように表現していてインパクトがあります。エンターテインメント要素が強いですが、動画の最後にはきちんとホームページへの誘導アナウンスを載せています。
このようなおもしろい動画を見たら、ホームページも覗いてみたくなります。
株式会社信光物流
動画時間:2分18秒
再生回数:5000回以上
物流会社の中途採用向け動画です。
アニメーションと実写をミックスして構成されています。大型トラックを運転している女性へのインタビューや、キャラクターのツッコミが笑いを誘います。
住宅補助や社内イベントも充実している点をアピールし、社内の楽しい雰囲気を感じられる動画です。
株式会社博報堂
動画時間:2分35秒
再生回数:3万回以上
広告代理店である博報堂は、説明会にありがちなシーンを切り取ったおもしろい動画を制作しています。
企業の説明会では社員がいいことしか言わない、という学生たちの想いをうまく取り入れた手の込んだ動画です。
動画の最後には、ホームページへの誘導を促す言葉を載せているところもさすがです。なかなかここまで制作することはできないですが、発想の転換を学べます。
佐川急便
動画時間:2分13秒
再生回数:2753万回以上
宅配事業の佐川急便が制作した採用動画は、ストーリー仕立て。母親と娘のホロリと泣ける動画になっています。
感情に訴えかける内容になっているので、記憶にも残りやすいです。主人公が成長する姿は、入社後の希望を感じさせます。
株式会社フロンティアハウス
動画時間:2分32秒
再生回数:200回以上
こちらは2022年2月に動画が公開された採用動画。
オフィスツアー動画ですが、ナレーションは一切なく、テロップと音楽のみで会社紹介がされています。会議の様子や、職場の自然な雰囲気をとらえているので、リアル感が伝わってきます。
オフィスツアー以外にも、社員インタビュー動画を制作しており、詳しく知りたいという求職者のニーズにも答えています。
採用動画の制作にかかる期間と流れ
採用動画を制作するといっても、制作にかかる期間がわからないと不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、制作の事前準備から納品までの流れについてご説明します。
事前準備
納期と予算を決める
採用動画をつくる目的を明確にした後は、まずはじめに動画の公開日を決めます。
スムーズに進んだとしても動画制作には最低1か月半ほどかかるので、余裕を持ったスケジューリングが必要です。
どのくらいの予算で制作するかを決め、動画制作会社にはっきりと希望予算を伝えておきましょう。
複数の動画制作会社に見積もりを取る
動画制作会社を選ぶ際には、必ず複数の会社を比較してください。以下の点を判断基準にして、見積もり依頼を検討しましょう。
採用動画の制作実績があるか
豊富な制作実績があることはマストですが、制作してほしい動画を取り扱っているかが最も重要な点です。採用動画は2〜3分程度の尺が一般的なので、長編ドキュメンタリーなどを実績として多く載せている制作会社は、まず最初にリストからはずしましょう。
スケジュールと費用を明示してくれるか
動画制作は、構成以外にも撮影や編集作業があります。すべての工程を完了するまでの具体的なスケジュールと費用の概算を、ある程度正確に教えてくれる会社を選びましょう。
ヒアリング力・提案力があるか
見積もりをお願いした時点で細かく要望をヒアリングし、さらにどうすればよりよい動画になるか、というところまで提案してくれる会社は信頼できます。
依頼内容をしっかり理解して動画を制作することはもちろんですが、プラスαの提案があるのとないのでは、動画の質も変わってきます。
採用動画を制作会社へ発注するまで
複数に見積もりを依頼したら、その中から目的とスケジュール、費用にマッチした動画制作会社を選びます。選んだ後は、もう一度以下の項目を要チェックしましょう。
- 提案書と見積もり内容に相違がないか
- 著作権はどちら(依頼側か制作会社側)にあるか
- 著作権が制作会社側の場合、動画の使用範囲はどこまでか
また、契約書には動画の制作に関わる情報を開示しないという機密保持の記載があります。制作内容や動画の公開日など、企業が開示してほしくない情報を守るものですので、記載の有無を漏れなく確認しましょう。
発注から納品までの期間
制作会社にもよりますが、最低でも発注してから納品までは最低1か月半〜2か月は見ておきましょう。
発注する前の打合せも含めると、2ヵ月~3ヵ月前から進めることをおすすめします。発注が完了した後は、主に動画制作会社の仕事になりますが、どのような流れで納品が行われるのかについてご説明します。
絵コンテ作成
絵コンテとは、映像を撮る前に作成するイラストの表です。
動画制作会社は、企業の要望をもとに、動画の撮影イメージを組み立てます。絵コンテの時点で、疑問や変更してほしい点があれば伝えましょう。
撮影準備~撮影
撮影の細かな準備は動画制作社側が行いますが、企業側も確認すべきことはあります。
会社内で撮影をおこなう場合は、外部の音が聞こえないような場所を用意しておくこと。屋外での撮影の場合は、天候の問題に考慮して複数の撮影可能日を用意しておく必要があります。
撮影当日は、必ず立ち会います。映像を確認させてもらいながら、必要であれば要望を伝えましょう。撮影は別日での撮り直しができません。背景に何か映ってはいけないものなどが映りこんでいないか?という点は必ずチェックしてください。
編集&初稿の確認
撮影後は、動画制作会社が動画を編集します。会社のロゴや差し込んで欲しい画像などがあれば、編集前に伝えておきましょう。
編集が完了したら、制作会社から初稿の確認依頼がきます。修正依頼はさらっとではなく、細部まで確認しましょう。基本的に修正回数は決まりがありますので、1回の修正は非常に重要です。契約の際に、修正回数の上限について動画制作会社に確認しておいてください。
BGM・ナレーション挿入
動画の内容が完了した後は、動画内のBGMや動画をよりわかりやすくするためのナレーションをいれます。映像にマッチした音楽が加わることで、動画にさらに奥行きが出ます。
納品
動画の納品形式は複数ありますが、最も主流の形式はMP4(.mp4)です。
完成動画が送られてきたら、すぐに再生できるか確認しましょう。動画が視聴できない場合は、速やかに制作会社へ連絡してください。
打合せの際に、Youtubeで流したいなど使用用途を伝えておくとスムーズです。
採用動画にかかる費用
採用動画の制作にかかる費用は、最も知りたい点ですよね。目安にはなりますが、おおよその費用についてご紹介します。
採用動画の費用目安
依頼する制作会社によって費用は異なりますが、採用動画の場合は最低でも30万〜50万(企画〜納品まで)の費用はかかります。動画の尺としては3分以内です。
企画から納品までの採用動画にかかる費用は上記添付写真の通りです。
採用動画の費用を抑える方法
採用動画にかかる費用の内訳は「企画費」「撮影や編集に関わる人件費」「その他の経費」です。
その他の経費には、撮影の機材や小道具、場所代などが含まれます。このうち、企業側で用意できるものがあれば、費用を抑えられます。
- 企画を自社でおこなう
- 完全オリジナル動画ではなく、既存のテンプレートを使用する
- 出演キャストは社員を起用する
- 編集のみ依頼する
採用動画におすすめの動画制作会社5選
動画制作会社が多すぎて、見積もり依頼をするまでにも時間がかかりますよね。そこで、おすすめの動画制作会社をピックアップしました。
株式会社ネオキャリア
採用に強く、集客をセットにした動画制作プランあり
10,000社以上の採用に関わってきた採用のスペシャリスト集団
説明会動画のみならず、集客も見込んで制作依頼したい方におすすめ
株式会社ネオキャリアは東京都新宿区にある採用活動支援・動画制作会社です。
企業と人とをマッチングさせるべく、集客と動画制作がセットになったプランもあるほど。
採用アウトソーシングをはじめ、多方面に働きかける活動で心強い限りです。
採用に関する説明会動画を制作するにあたり、集客も気になる方におすすめといえるでしょう。
- 料金
- -
- 実績
- 株式会社イストワールコンサルティング
- 企画からの対応
- 〇
- 得意ジャンル
- 採用関連動画
- 撮影スタジオの有無
- -
- 長時間映像対応
- -
- 動画撮影対応
- 〇
- キャスティング対応
- -
株式会社ラビットクリエイティブ
実写・アニメーション・2Dや3Dモーショングラフィックスまで対応、よりオリジナリティのある動画を作れる
採用コンサルタントと人事担当者の声をもとに、より専門的な視点から人材採用の動画制作を行なえる
メディア構築やMAツール運用サポートなども可能なため、ビジネス活動のパートナーとして頼れる
株式会社ラビットクリエイティブは実写・アニメーション・2Dや3Dモーショングラフィックスまで幅広く対応し、オリジナリティ溢れる動画が制作できる会社です。TVCMの制作実績もあります。
同社では自社の採用に課題を感じる方に「人材定着のための採用向けムービーパッケージ」を用意。コンサルティング経験100社以上の採用コンサルタントと人事担当者の声をもとに制作するため、企業が抱える採用課題を動画によってダイレクトに解決できるでしょう。
また同社では動画制作のほかも、メディアの構築やMAツール運用サポート、広告撮影、プロモーションの運用など様々な依頼を請け負っています。マーケティング活動を行ううえで心強いパートナーになれる会社です。
- 料金
- -
- 実績
- -
- 企画からの対応
- 〇
- 得意ジャンル
- 動画マーケティング、YouTubeメディア
- 撮影スタジオの有無
- ×
- 長時間映像対応
- -
- 動画撮影対応
- 〇
- キャスティング対応
- 〇
株式会社コアセプト
全て自社所有機材
動画広告・LIVE配信・コンサルティングなど幅広い業務に対応
Webサイト制作やグラフィック制作などワンストップ制作
東京都世田谷区にある株式会社コアセプト。動画をメインにしたコンサルティングと、動画制作が事業の1つです。自社スタジオや機材を持っているため、手頃な価格でクオリティの高い動画制作ができるというメリットがあります。
- 料金
- -
- 実績
- 日本大学理工学部、株式会社シンヨー、株式会社パスコなど
- 企画からの対応
- ◯
- 得意ジャンル
- 動画広告・LIVE配信・コンサルティング
- 撮影スタジオの有無
- ◯
- 長時間映像対応
- ◯
- 動画撮影対応
- ◯
- キャスティング対応
- ◯
CINEMATO
無駄を省いたビジネスモデルで、高いコストパフォーマンスと納期の短縮を実現
事業戦略、組織戦略、マーケティング全体を俯瞰した中での動画の役割など、目的を明確化した動画制作
売上につながる良い動画を制作してほしい方におすすめ
CINEMATOは、株式会社EXIDEAが運営し東京都墨田区に本社を置く映像制作会社です。
『無駄を省いたビジネスモデルで、高いコストパフォーマンスと納期の短縮を実現します』と謳い、高品質の動画制作を納得の価格・納期で提供してくれることが特長です。
株式会社EXIDEAは、事業戦略、組織戦略、マーケティング全体を俯瞰した中での動画の役割など、目的を明確化した上で動画制作を行います。
また、企業の独自性を発揮しつつ、ユーザーが見たくなるシナリオであり、売上につながる良い動画を制作することを意識しています。
- 料金
- 300,000円~
- 実績
- freee株式会社・トランスコスモス株式会社
- 企画からの対応
- 〇
- 得意ジャンル
- IT・WEB・建築業・製造業・飲食業・人材・医療・教育
- 撮影スタジオの有無
- なし
- 長時間映像対応
- 〇
- 動画撮影対応
- 〇
- キャスティング対応
- 〇
採用動画構成のコツと抑えるべきポイント
採用動画で最も大事な部分は、企画と構成です。
土台がしっかりしていないと、メッセージ性の高い動画にはなりません。制作会社に依頼、あるいは自社で企画をおこなうという場合も、以下の点については明確にしておきましょう。
採用したい人物像を明確に
採用動画は再生数を稼ぐことが目的ではありません。
企業のことを知ってもらい、この会社で働いてみたいと興味を持って応募してもらうことが目的です。そのためには、どんな人物を求めているかを明示する必要があります。インタビュー動画で、「どんな人と働きたいですか?」という質問があったのも、そのメッセージを伝える手法の1つです。
他社にはない自社の魅力を洗い出す
採用動画は、会社の魅力を伝えるために最適です。
求職者が知りたいのは、その会社ならではの特徴やメリット。他の会社にはない魅力やアピールポイントを見せつけなければ、興味を持ってもらうのは難しいでしょう。
会社の良さについて、社員にアンケート調査を実施するなど、複数の魅力ポイントを見つけ出してください。1点気を付けて欲しいのは、多すぎてもNGだという点です。1〜3個程度に搾ってください。
伝えたい内容に合った動画の型を選ぶ
記事の序盤でお伝えしたように、採用動画には様々なタイプがあります。伝えたい内容に合った動画の種類を選択し、より効果的な動画を制作しましょう。
動画の種類 | 伝えたい内容 |
インタビュー動画 | 職場の雰囲気、求める人材、仕事内容 |
密着動画 | 詳しい業務内容、入社後のイメージ |
アニメーション動画 | 企業の商品やサービスへの親近感 |
採用動画作成後の使い道まで想像する
採用動画は、制作して終わりではありません。
制作後の使い道としては、自社のホームページやYoutubeへの掲載。また、説明会や研修などの場面でも活用できます。会社のパンフレットにQRコードを載せる方法もあります。動画を見てもらえれば大体の会社内容を把握してもらえるので、積極的に運用していきましょう。
採用動画で失敗しないために意識すること
採用動画で失敗しないために意識することがあります。
意識することは、以下の4つです。
- 検索トレンドを盛り込み見つかりやすくする
- 従業員の声を取り入れ安心感を演出する
- 求職者が見たい動画を制作する
- 採用の手間を削減する
順に解説します。
検索トレンドを盛り込み見つけやすくする
意識することの1つ目は、検索トレンドを盛り込み見つけやすくすることです。
メリットの章でも解説したように、採用動画をSNSに投稿すれば多くの就活生の認知度向上が可能です。しかし、ただSNSに投稿しただけでは制作した動画が無駄になる可能性があります。
重要なのは見つけやすくすることと、興味を持ってもらうことです。検索の段階で就活生の目に入るトレンドワードを盛り込むのがポイントです。
動画内にもトレンドとなる言葉や内容を盛り込むと、拡散されより多くの人に見てもらえる可能性があります。若い世代の流行りの言葉を交え、会社の魅力を伝えましょう。
従業員の声を取り入れ安心感を演出する
意識することの2つ目は、従業員の声を取り入れ安心感を演出することです。
社長や実際に働く部署のリーダー、新人社員などのインタビュー形式動画で働く仲間の透明性を演出できます。
就活生の多くが不安に思っている一例として、いわゆるブラック企業ではないかという不安があります。働きやすい職場の判断材料の一つは、一緒に働く仲間です。
求める人材に応じて、インタビューの雰囲気を調整しましょう。できるだけ笑顔で、ハキハキと喋る動画が適切です。
求職者が見たい動画を制作する
意識することの3つ目は、求職者が見たい動画を制作することです。
レバレジーズ株式会社が行ったアンケート調査があります。就活生が見たい採用動画の内容は1位に事業説明、2位に社員インタビュー、3位に社員の1日の流れと回答しました。
一番気になるのは、その会社が何をやっているのかです。これから仕事をしていく目的を定める上で、就活生が重視するのもうなずけます。
次に社員インタビュー、1日の流れと続きます。これらのデータを参考にし、魅力的な採用動画を制作しましょう。
採用の手間を削減する
意識することの4つ目は、採用の手間を削減することです。
採用動画のメリットは短時間で企業イメージや業務内容が伝わり、多くの人へ発信できることです。
採用動画を制作した後、企業説明会を開催して同じ説明をするということはしないでください。わかりやすく動画で説明をしても、追加説明で矛盾が生じるといったミスを招く可能性もあります。
その結果就活生からの信用が減り、入社率も減ってしまうかもしれません。
最後に
動画制作のトレンド、構成のポイントや動画制作の流れをご紹介しました。
話題になっている採用動画ですが、つくる目的を明確にした上で依頼することが大切です。また、実際にかかる期間や費用などをあらかじめ把握して、余裕のあるスケジュールで依頼をしましょう。