「ホームページ制作の依頼をしたいが、何をすればよいかわからない」
「ホームページ制作を依頼して、万が一変なサイトが出来上がったらと不安」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ホームページ制作を依頼する場合は、クライアント側も意識すべきポイントがたくさんあります。
そこで今回は、ホームページ制作の依頼の工程や費用相場、RFP(提案依頼書)の作成の仕方もご紹介します!
最後まで読めば、ホームページ制作依頼のフローとコツが全て分かるでしょう!
ホームページ制作の依頼の工程
ホームページ制作の依頼の工程は、主に7つです。
- 自社内でホームページのコンセプトを会議
- 制作会社の選定
- 面談・ヒアリング・提案
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト
この工程の3までは特に、クライアントが担当する部分が多いです。詳細を説明していきます。
(1)自社内でホームページのコンセプトを会議
ホームページ制作の依頼の1つ目の工程は、自社内でホームページのコンセプトを会議することです。
いきなり依頼をかけるのではなく、まずは自社で以下のようなことを決めておきましょう。
- なんのためのホームページなのか?
- ターゲット層は誰なのか
- ホームページに必要な機能は何か
- ホームページの公開はいつ頃にしたら良いのか
- 予算はどの程度か
- ホームページのデザインやテーマカラー
- 制作会社を選定する際に重視するポイントは何か
- SEO対策やアフターフォローはあるか
例えばECサイトを作りたい場合は、性別や年齢層などを決めてから、ホームページの概要を決めていきます。理由として、性別や年齢に応じて、好むデザインや色合いが違うからです。
また、ホームページの規模や機能に応じて予算が変わるので、必要な機能は全てリストアップしておきましょう。
納期を設定するためにも、ホームページの公開予定日を大まかに設定しておく必要もあります。
また最後に、制作会社を選定する際に重視するポイントをいくつか決めておいてください。
依頼をかける前に、自社でよくホームページの内容や概要を話し合い、企画書にまとめておきましょう。
(2)制作会社の選定
ホームページ制作の依頼の2つ目の工程は、制作会社の選定です。先程の企画書をもとにして、条件に叶う制作会社を探しましょう。
自社が作ろうとしているホームページを作れるのかどうか、また納期に予算内で応じてくれるのかが大切です。また、アフターフォロー体制があり、自社でメンテナンスや更新作業を行う際のレクチャーがあるかどうかなども細かく聞いてみてください。
複数のホームページ制作会社に見積もりを依頼して、概算を比較すると、選びやすくなります。値段が安いなど、1つの軸にこだわらずに、複数の要素から選定作業を進めるのが良いホームページ制作会社を選ぶコツです。
(3)面談・ヒアリング・提案
ホームページ制作会社の依頼の3つ目の工程は、面談・ヒアリング・提案です。まずは候補の制作会社と面談を行い、担当との相性を確認します。
意思疎通がはかれるかなどは、会ってみないと分かりません。また、見積書の内容の確認など細かい部分は面談で聞いてください。
さらに制作会社からヒアリングがあり、依頼できそうであれば、ホームページの内容を細かく伝えます。その段階で、先方からデザインや構成の提案があれば受けて、ホームページの概要を決めていきましょう。
(4)サイト設計
ホームページ制作会社の依頼の4つ目の工程は、サイト設計です。サイト設計とは、ホームページの構造を決める段階のことで、ここからは開発会社の領域。サイト設計をもとに細かいデザインや開発が進むので、大元となる重要な段階です。
クライアント側も意見を求められることはあるので、サイト設計段階でも、先方と密に連絡を取るようにしましょう。
(5)デザイン
ホームページ制作会社の依頼の5つ目の工程は、デザインです。設計をもとにして、ホームページ全体のデザインを、トップページから下層ページまで決めていきます。ターゲット層に合わせて、サイトのテーマカラーを決めるほか、テキストの色やフォント、ボタンの位置など外枠を作っていくイメージです。
デザイン段階でもクライアントに確認の依頼があるはずなので、全体を見て、イメージ通りかどうかしっかりチェックしましょう。
(6)開発
ホームページ制作会社の依頼の6つ目の工程は、開発です。デザインされたホームページ内のコーディング等を行なっていきます。ホームページの中のコンテンツや機能を付与する作業です。
例えば企業のホームページを作る場合は、自社の会社概要やアクセスマップ、問い合わせフォームの設置などを行います。
ECサイトであれば、決済システムやショップバッグなどを追加していく作業です。
軽微な修正ならまだ応じてもらえる段階なので、追加機能の要望があれば開発段階で連絡しましょう。
(7)テスト
ホームページ制作会社の依頼の7つ目の工程は、テストです。テストとは、実際にホームページを動かしてみて、問題なく機能が使えるかチェックする段階。公開後にミスや不具合が見つかると、集客や売上にも関わります。万が一不備がある場合は、すぐに制作会社に連絡をして、修正依頼をかけてください。
テストを通過させてからの修正は、追加料金がかかる可能性があります。コンテンツの内容に記載ミスがないかまで、しっかり確認しましょう。
ホームページ制作の依頼にかかる費用相場
ここではホームページ制作の依頼にかかる費用相場を解説します。
結論、ホームページ制作の費用相場を明確にするのは難しいです。制作するホームページの種類やページ数、機能など様々な要因で大幅に変化するためです。
上記の表で目安を紹介しましたが、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ホームページ制作の依頼前に準備しておくもの
ホームページ制作の依頼前に準備しておくべき5つをご紹介します。
- ホームページ制作の目的を決めておく
- 依頼したい範囲を決めておく
- デザインのイメージを持つ
- ホームページに持たせたい機能を精査する
- RFP(提案依頼書)を用意する
1つずつ具体的に解説します。
ホームページ制作の目的を決めておく
まず絶対に決めておかなければいけないのがホームページ制作の目的です。
「誰に」「何を」「どうやって」「どんな行動を」取ってほしいのかによって、ホームページのジャンルや、機能、ページ数が異なります。
「上司に制作会社を探せと言われたから、、、」とならないよう、
- 集客したいのか
- ブランディングをしたいのか
- お問い合わせがほしいのか
など、あらかじめゴール設定を行いましょう。
依頼したい範囲を決めておく
依頼範囲を決めることも重要です。
- デザインはどうするのか
- サーバー/ドメインの用意はあるのか
- コーディングはどちらが行うのか
など、分担できる工程はたくさんあります。
丸投げすることもできますが、その分費用はかさんでしまいます。どこまでの範囲を依頼するのか、決めておくとスムーズになります。
デザインイメージを持つ
デザインイメージがないと制作してもらったサイトが「思っていたものと違う」となりかねません。
参考サイトやカラーイメージ、ユーザーに与えたい印象などを決めておき、制作会社にあらかじめ共有しましょう。
ホームページに必要な機能を精査する
あまり使わない機能をつけてもユーザーに優しくないですし、費用がかさんでしまいます。また、機能が増えるほど工数も多くなり、ある程度大きな制作会社を選ぶ必要が出てきます。
本当に必要な機能なのか、自社で代替できないかなどを検討しておきましょう。
RFP(提案依頼書)を用意する
最後に、ホームページ制作の依頼をスムーズにするためのポイントとして、RFP(提案依頼書)を用意することがあります。
提案依頼書とは、ホームページ概要を記載して、制作会社に「どんなホームページをいつまでに作りたいか」を知らせるためのものです。書面にしておくことで、自社と制作会社の認識をすり合わせることができます。事前に社内で会議をして、RFPを作っておきましょう。
具体的にRFPの作り方を解説します。
ホームページの制作依頼におけるRFPの作り方
ホームページの制作依頼におけるRFPの作り方を解説します。
- 目的の明確化
- 現時点での問題点・課題の把握
- スケジュール・予算・責任者の決定
- 自社内で作成が難しい場合はベンダーに依頼することも可能
制作会社との打ち合わせや意思疎通に役立つので、ぜひ作り方を覚えておきましょう。
1つずつ説明します。
(1)目的の明確化
ホームページの制作依頼に欠かせないRFPの1つ目の作り方は、目的の明確化です。ホームページ制作の意図を伝えることで、制作会社もどんなホームページを作れば良いか理解できます。
誰のために、どんなホームページを作るのかを決めてから、RFPを作りましょう。
(2)現時点での問題点・課題の把握
ホームページの制作依頼に欠かせないRFPの2つ目の作り方は、現時点での問題点・課題の把握です。
すでにホームページがある場合は、アクセス数の低さやユーザービリティの悪さなど。また、今から新規で作る場合は、集客手段がないことや売上の低下など、課題があるはずです。
課題や問題点を掲載することで、ホームページ制作会社も力を入れるべき部分を見分けやすくなります。
(3)スケジュール・予算・責任者の決定
ホームページの制作依頼に欠かせないRFPの3つ目の作り方は、スケジュール・予算・責任者の決定です。
公開日はいつか、また予算はいくらくらいにしたいのか、さらに自社での責任者も記載しましょう。
制作会社はRFPを閲覧して、希望に沿ってホームページ制作ができるか判断します。納期や予算、誰に連絡をすれば良いかは、RFPに明記してください。
(4)自社内で作成が難しい場合はベンダーに依頼する
ホームページの制作依頼に欠かせないRFPの4つ目の作り方は、自社内で作成が難しい場合はベンダーに依頼することです。ベンダーとは制作会社との間に入ってくれる企業で、打ち合わせをスムーズにする役割をします。
専門用語が飛び交い、意思疎通ができない状態を避けることができるでしょう。ベンダーへの依頼費用はかかるため、一般的には大規模なサイト構築やシステム自体を作成する場合に依頼するケースが多いです。
RFPの作成や打ち合わせでの認識齟齬を避けたいなら、導入も検討してください。
ホームページ制作の依頼で費用を抑えるポイント
素材やテンプレートを自社で用意しておく
ホームページ制作の依頼で費用を抑えるためのポイントは、素材やテンプレートを自社で用意しておくことです。制作会社に素材を用意してもらったとしても、費用はクライアントが負担することになります。
すでにテンプレートを持っている場合は提供し、写真やイラスト等、画像素材がある場合も渡しておきましょう。
コストを少しでも下げるために、ホームページ制作に必要な素材・テンプレートはあらかじめ用意することをおすすめします。
できる部分は社内対応
【依頼したい範囲を決めておく】の段落で記載しましたが、制作会社の作業負担を減らせばコスト削減に繋がります。自社にホームページ制作のノウハウを持った方がいる場合は、対応できる部分は自社で対応すると良いでしょう。
ホームページ制作を依頼する際の注意点
最後にホームページ制作を依頼する際の注意点をご説明します。
考えておかなければいけないことは大きく分けて3つあります。
- まとまった予算が必要
- イメージと異なるサイトになる可能性もある
- 自社での運用が難しい
1つずつ解説します。
まとまった予算が必要
まず1つ目は、ある程度の予算が必要であることです。
ノーコードツールの普及やフリーランスなど格安での依頼先が増えたことにより、ホームページ制作はしやすくなりました。
しかし、集客やお問い合わせなどを目的としたホームページ制作の依頼となるときちんとしたノウハウがある制作会社に依頼するのが無難でしょう。
制作会社に依頼した場合はやはりある程度の費用が発生します。
イメージと異なるサイトになる可能性もある
2つ目はイメージと異なるサイトになる可能性があることです。依頼先とのコミュニケーション密度にもよりますが、自分たちのイメージをきちんと伝えられないと当初のイメージと異なるものが納品されてしまうことがあります。
事前に参考サイトやイメージの共有をきちんと行いましょう。
自社での運用が難しい
3つ目は自社での運用が難しいことです。
自社にノウハウを持った方がいない場合は、せっかく作ったホームページをうまく活用できない可能性もあります。
ホームページの修正や成果を出すための運用などを外注すると、その分さらにコストがかかります。
ホームページ制作の依頼をする際は、どこまで修正してくれるのか、どのように活用したら良いかというところまで頭に入れ相談してみましょう。
最後に
今回はホームページ制作会社への依頼の工程や意識すべきポイント、またRFPの作り方について解説しました。
ホームページ制作は、自社での話し合いが最も重要で、事前に詳細を決めておくほどスムーズにいきます。
その時点でRFPを作成して、なるべく資料や文章で制作会社にホームページを作る意図を伝えられるように準備しましょう。
大規模サイトやシステム構築を依頼したい場合は、ベンダーを利用するのも手段の1つです。
この記事を参考にして、ホームページ制作の依頼の概要を把握し、スムーズに依頼をしましょう。
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